24時間、戦えますか
そんな栄養ドリンクのコピーがあった。
「企業戦士」という言葉も、
もはや死語かもしれない。
「不毛地帯」(フジテレビ系)を見ていると、
昭和30年代から50年代にかけて企業の上層部だった人は、
大抵が戦争の生き残りだったのだと、
つくづく思い知らされる。
戦場で死の淵をさまよった。
仲間を目の前で失った、
部下を死なせてしまった。
そういう壮絶な思いを背負った人が数多くいたはずだ。
彼らにとって企業活動は、
舞台を替えた戦場にほかならなかっただろう。
彼らは栄養ドリンク飲んで嫌々残業する、
軟弱サラリーマンとは違う、
正真正銘の「企業戦士」だったのだ。
敗戦後64年の今この日本で、
命がけで会社につくすなんて、
冗談にもなりゃしない。
かつての戦士からすれば、
「隔世の世」であろう。
彼らが土台を作った今の日本がいいかどうかは別として、
ドラマを見ていると、
ある種の「畏敬の念」がこみあげる。
平和は結構だけど、
平和ボケでは格好つかないなと、
そんな風に思う。
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