大相撲の魁皇が幕内800勝を飾った。
「史上3人目の快挙」と言われてもピンとこないが、
「毎場所全勝しても9年かかる」といわれれば、
なるほど強いだけでなく、
丈夫でなければなし得ない偉業だとわかる。
ちなみに上の二人は、
千代の富士(807勝)と北の海(804勝)。
言わずと知れた大横綱だ。
今場所か遅くとも来場所には、
大関の彼がこの二人も抜くことだろう。
「怪力」で鳴らす魁皇だが、
意外にも得意技は「小手投げ」。
相手のひじをキメるこの技は危険極まりなく、
これまで何人もの力士を病院送りにしてきた。
今日の把瑠都戦も怪力対決が楽しみだったが、
あっけなくこの技で終わった。
800勝はすごいことだけど、
小手投げは引き技と同じで、
癖になると力士として大成しない。
魁皇にはなまじ怪力があっただけに、
力任せのこの技に頼るようになってしまった。
魁皇がもし小手投げを若いうちに封印していれば、
間違いなく横綱になっただろうと思うと、
金字塔にも素直に喜べない。
せめて今場所は優勝して、
大記録に大きな花を添えて欲しいものだ。
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