実家が震災で半壊し、
建て直さねばならなくなった時、
ぼくは親父に設計士に頼むようアドバイスしたのだが、
親父はさっさと大手住宅メーカーに依頼してしまった。
可もなく不可もなく。
これまた親父らしい選択だったのだと、
今では思うけど、
当時は歯がゆくて仕方なかった。
TV朝日系列の番組「渡辺篤史の建もの探訪」が、
放送20周年なのだそうだ。
以前はよく見ていたのだけど、
いつのころからか遠ざかっていた。
ここ数週間、
再び見るようになって、
色んな人がこだわりを持って建てた家を、
拝見させていただいている。
最近は窓の少ない家が多いようだ。
プライバシー重視というか、
外見はそっけないのに中は広いとか、
思った以上に明るいとか、
様々な工夫に感心する。
ぼくはといえば、
買ったマンションも売り払い、
今は親父の残した家に母と二人で住む。
PCを置いたデスクも親父のお下がりだ。
親父は一人で2度家を建てたが、
ぼくは恐らく1度も建てることはないだろう。
でも住めば都。
ここでの暮らしは悪くない。
家は結局のところ器でしかない。
要は住まい方だ。
個性的な家は、
探訪だけで我慢しよう。
●巨人日本一奪回。そして原監督は名将となった●このブログが500回を超えたことに今日気づいた。
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