2009年11月8日日曜日

探訪

実家が震災で半壊し、
建て直さねばならなくなった時、
ぼくは親父に設計士に頼むようアドバイスしたのだが、
親父はさっさと大手住宅メーカーに依頼してしまった。

可もなく不可もなく。

これまた親父らしい選択だったのだと、
今では思うけど、
当時は歯がゆくて仕方なかった。


TV朝日系列の番組「渡辺篤史の建もの探訪」が、
放送20周年なのだそうだ。

以前はよく見ていたのだけど、
いつのころからか遠ざかっていた。

ここ数週間、
再び見るようになって、
色んな人がこだわりを持って建てた家を、
拝見させていただいている。


最近は窓の少ない家が多いようだ。
プライバシー重視というか、
外見はそっけないのに中は広いとか、
思った以上に明るいとか、
様々な工夫に感心する。


ぼくはといえば、
買ったマンションも売り払い、
今は親父の残した家に母と二人で住む。

PCを置いたデスクも親父のお下がりだ。

親父は一人で2度家を建てたが、
ぼくは恐らく1度も建てることはないだろう。


でも住めば都。

ここでの暮らしは悪くない。
家は結局のところ器でしかない。


要は住まい方だ。

個性的な家は、
探訪だけで我慢しよう。


●巨人日本一奪回。そして原監督は名将となった●このブログが500回を超えたことに今日気づいた。

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