
イラク戦争の爆弾処理班をテーマにした、
「ハート・ロッカー」(キャスリン・ビグロー監督)。
戦場という超緊張状態を生き抜くこと。
そしてそれが出来るようになった時、
帰還してからの日常に耐えられなくなること。
現代の戦場をリアルに描いた、、、
と書いていて、
何でリアルって言いきれるんだよって自分に突っ込んだ。
映像がニュースっぽいから?
宣伝でそう言っていたから?
兵役の経験もないくせに、
兵士の心情や仕草がリアルかどうかなんて、
わかりっこないじゃないか。
きっとぼくの中に、
すでにある種のイメージが形成されていて、
それと合致しているから「リアル」だと判断しているに過ぎないのだろう。
それは実はとっても危険なのかもしれない。
だから簡単に感情移入しない方がいい。
きっと。
ちなみにタイトルは、
「The Hurt Locker」であって、
決して「Hart Rocker」ではない。
爆弾処理班が主人公ということで、
タイトルを「感情を殺した人」みたいに思い込んでいたのだが、
ハートは「Hart」じゃなく「Hurt(痛み)」の方で、
「ヤバい場所」=棺桶行きみたいな意味の、
スラングらしい。
「War is a drug(戦争は麻薬だ)」
冒頭の台詞が雄弁だ。
●隣に座っていた女性が、爆弾処理の場面になると、「ヒッ」って感じに身をこわばらせているのが伝わってきて、それはリアルでした。いいなぁそういうの●監督はアバターのキャメロン監督の元妻とか。知らなかった、、、
0 件のコメント:
コメントを投稿