2010年3月7日日曜日
戦場
イラク戦争の爆弾処理班をテーマにした、
「ハート・ロッカー」(キャスリン・ビグロー監督)。
戦場という超緊張状態を生き抜くこと。
そしてそれが出来るようになった時、
帰還してからの日常に耐えられなくなること。
現代の戦場をリアルに描いた、、、
と書いていて、
何でリアルって言いきれるんだよって自分に突っ込んだ。
映像がニュースっぽいから?
宣伝でそう言っていたから?
兵役の経験もないくせに、
兵士の心情や仕草がリアルかどうかなんて、
わかりっこないじゃないか。
きっとぼくの中に、
すでにある種のイメージが形成されていて、
それと合致しているから「リアル」だと判断しているに過ぎないのだろう。
それは実はとっても危険なのかもしれない。
だから簡単に感情移入しない方がいい。
きっと。
ちなみにタイトルは、
「The Hurt Locker」であって、
決して「Hart Rocker」ではない。
爆弾処理班が主人公ということで、
タイトルを「感情を殺した人」みたいに思い込んでいたのだが、
ハートは「Hart」じゃなく「Hurt(痛み)」の方で、
「ヤバい場所」=棺桶行きみたいな意味の、
スラングらしい。
「War is a drug(戦争は麻薬だ)」
冒頭の台詞が雄弁だ。
●隣に座っていた女性が、爆弾処理の場面になると、「ヒッ」って感じに身をこわばらせているのが伝わってきて、それはリアルでした。いいなぁそういうの●監督はアバターのキャメロン監督の元妻とか。知らなかった、、、
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