3月22日が放送記念日ということで、
NHKが特番をやっていた。
ぼくも何度か話題にしてきた、
ネット時代のマスメディアがテーマだった。
「建設的な議論を」と司会者はいうものの、
テレビや新聞の側は自らの存在価値を唱え、
ネット側は、
既存メディアへの死刑宣告がごとき主張に終始し、
最後まで議論はかみ合わなかった。
予想していたことではあるが。
思うに今のネット業界は、
テレビの黎明期のような感じではなかろうか。
可能性は無限に開かれ、
余計な縛りはなく、
アイデア一つで何でもやりたい放題。
はずれて当たり前、
当たれば大儲け、
みたいな。
怖いもの知らずという感じ。
死刑宣告といえば、
先日のNHK「ETV特集 死刑囚 永山則夫」を録画で。
紆余曲折の末、
彼は死刑になってしまうのだが、
28年間、
自分の罪や贖罪について考え続けられた彼は、
少なくとも彼の放った拳銃で突然命を終わらせられた4人の被害者より、
幸せだったように思う。
民放では、
高度1000メートル近い場所で、
命綱もつけずに綱渡りする男が紹介されていた。
命にも、
いろんな使い道があるもんだ。
●「コード・ブルー」が終わった。全体としてシーズン1の方がよかった。脚本も演出もだいたい同じなのに、どうしてこう印象が違うのか。たぶんミスチルの名曲「HANABI」の使い方だったと思う●「ハード・エイト」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)をDVDで。日本未公開作品だが、これはお薦め。初老のギャンブラーを演じるフィリップ・ベイカー・ホールが渋すぎる。
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