「ドーハの悲劇」から4年。
「ジョホールバルの歓喜」で、
日本サッカー界は悲願のW杯切符を手に入れた。
しかし、
そのフランスW杯のメンバーから、
日本サッカー界の宝、
カズこと三浦和良は外された。
これはまさに「カズの悲劇」と、
ぼくは思っていたが、
本人の捉え方は随分違った。
先日のNHKプロフェッショナルに出演したカズは、
あの代表選考漏れの一件からこそが、
自分の本当のサッカー人生であり、
それまでは「余興」だと言いきった。
ちょっと意外だった。
フランスW杯を境に、
日本サッカー界は中田英寿、
小野伸二、
中村俊輔の時代と移り変わり、
全盛期を過ぎたカズは、
日韓、
ドイツと、
日本代表に選ばれることもなく、
現役ではあるものの、
もはや「過去の人」だと思っていたのだが、、、
番組を見て、
カズが負けん気ではなく、
本気で言っているのだということが、
ひしひしと伝わった。
サッカーが大好きで、
なのにそのサッカーから、
人生最大の挫折と屈辱を味あわされ、
それでも、
いや、
それだからこそ現役を続ける。
さっさと引退して、
世界を旅するヒデに比べれば、
本当に不器用なんだけど、
最高にカッコいい生き方だと思った。
「キング」の呼称は、
やっぱりカズに相応しい。
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