2010年3月22日月曜日

意志

今日のNスペ「呼吸器をはずしてください」。

見た人いるかなぁ。

「尊厳死」について考えさせられる番組だった。


筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)。

略称の「ALS」の方が一般的かもしれない。

筋肉に力が入らなくなっていく病だ。

それが最終的にどういう事態を招くのか。


人工呼吸器など適切に対処すれば、
延命は可能だ。

患者さんの五感は機能し、
脳だってちゃんと活動している。

ただ、
意志表示が全くできなくなる。


こういう状態を「閉じ込め症候群」というのだそうだ。


番組では、
完全に「閉じ込め」状態になったら、
人工呼吸器をはずして欲しいと願う患者さんと、
ノンフィクション作家柳田邦男との対話が軸になっていた。

「命は本人だけのものじゃないのでは」と問う柳田氏の意見は、
至極まっとうなものだ。

「生きてそこにいてくれるだけでいい」と願う家族らの願いも切実だ。


でも、
そういうことを全て了解の上で、
尚「命は本人のものだ」と言う患者さんの意見は、
さらに尊重されるべきように思った。


●日曜の夜、それも連休の真ん中にこの番組は少々きついように。ぼくには関係ないけど●本当に久し振りに武庫之荘・Mクワトロに顔を出した。

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