Nスペ「人体“製造”の衝撃」には、
確かに衝撃を受けた。
切断した指に、
魔法の粉をかけると、
イモリのように欠けた指が生えてきて、
ものの数週間で元通り。
この映像は、
民放では何度か見たことがあったけど、
かなり眉唾ものだと思っていた。
しかし、
NHKがまともに取り上げたのだから、
本当だったのだ。
番組によると、
この魔法の粉は「細胞外マトリックス」といい、
豚の膀胱から作られているんだって。
米軍が興味を示し、
負傷した兵士に試したところ、
わずかずつではあるが、
失った指の部分が盛り上がり、
えぐられた筋肉が再生されるという、
驚くべき結果が出ている。
いまだに信じられない思いだ。
というのも、
実際に効果はあるものの、
それがどういうメカニズムによるものか、
科学的な証明がされていないというからだ。
民間療法のように、
結果は出ているのだけど、
理由はわからん。
そういう状態らしい。
推測では、
この粉が、
体内の幹細胞を呼び寄せ、
再生力を発揮させているのでは、
ということだった。
幹細胞というのは、
細胞の中でもワンランク上位の存在で、
皮膚とか血液とか臓器とか、
特定の部位を作り上げる「司令塔」のような役割を担うらしい。
番組でもうひとつ驚いたのは、
この幹細胞を豚に移植して、
豚の体内で人間の臓器を作る実験が始まっているということだ。
臓器が悪くなったら、
豚に作らせてハイ交換。
そんな時代が本当に目の前に来ている(らしい)。
驚くべき速度で進歩する医療技術に、
ぼくらの倫理観は全く追いついていない。
そこに技術があって、
必要とする人がいれば、
歯止めはかけられない。
クローン人間を作ろうと試みる医師も、
実際にいるのだという。
人間“製造”か。
すごいことになってる。
●武庫之荘「Mクアトロ」セッション。ちょっといい感じだったかも(笑)
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