2010年3月3日水曜日

波及

チリの地震と津波騒ぎで思ったのは、
地球は丸いという当たり前のことと同時に、
世界の動きはまさにこの津波の如しで、
すべては波及し合うという、
これもまた当たり前の事実だった。


人工衛星から眺めた地球は、
太陽に照らされている場所が、
自転によって連続して変化する。

暗くなっていく場所は夜で、
明るくなっていく場所は夜明けだ。

このブログのタイトルは、
一般的な日本人が眠っている間という意味だけど、
まさにこの時間にも、
何十億人の人が研究や創作や戦闘や売買や、
ありとあらゆる行為をしていて、
秒単位で流行や発見や記録や、
ありとあらゆる事が塗り替えられている。


人は時間に区切りをつけようとする。
特に日本人は四季もあって、
時を区切る行事や言葉に事欠かない。

しかし世界はそんな人為的な区切りとは何の関係もなく、
ノンストップで動いていて、
それらはすべて連動し、
波及し合っている。

一人ひとりの行為は独立しているかもしれないけど、
地球全体を一つの生命体のように見た時、
ぼくという存在が、
チリの人の人生に何にも影響を与えていないと、
だれに言えるだろう。

すべての人は大なり小なり、
時空を超えて波及している。

もちろん突き詰めれば、
あらゆるものは時空を超えて波及している。

ぼくはだれに、
何に波及しているのだろう、、、

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...