3月13日付け朝日新聞朝刊の1面に、
「20XX年日本破綻」
っていう記事が掲載された。
読んだ人も多いと思う。
記事というか、
近未来小説風の内容で、
新聞にしてはかなり異色な感じがした。
確かに最近、
日本という国が破たんするかも、
という論調をたまに見かける。
ぼくがたまに見かけるぐらいだから、
日本沈没と同じくらい荒唐無稽なこのシナリオは、
専門家の真剣な議論の俎上にあるということだ。
それにしても、
企業が破たんするというのは、
イメージできるけど、
国が破たんするとはどういう状態だろう。
企業が潰れて社員が失業するのはわかるけど、
日本が潰れて日本人が日本人でなくなる、
そんな事態は想像できない。
IMFがわが家にやってきて、
資産を差し押さえるみたいな、
そういう状況も考えられない。
よく言われるのは、
日本は確かに膨大な国債を発行しているけど、
その大半は銀行など国内で保有しているので、
破たんはあり得ないという説。
増税や景気回復、
あるいは究極、
日銀がお金を刷れば、
国債償還は可能だというわけだ。
しかし、
今ほどグローバル化が進んだ時代に、
本当にそんな理屈が通るのだろうか。
たぶん、
日本破たんという事態は、
専門家だって想像できないんだと思う。
何故なら今のような事態は、
過去に例がないから。
国際社会の中で、
何かのきっかけで円が紙くず同然へと、
一気に向かうことがないとは、
誰にも言えないのだ。
いずれにせよ、
煙草の増税ぐらいで済む問題でないことぐらいは、
素人でもわかる。
●今日はペンギンさんに本を貸すことになっている。
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