先日ある集まりで、
「あなたはどういう人ですか」というお題で、
各参加者が少しずつ喋った。
ぼくは「自分は大馬鹿者」だと言った。
賢い人:言われなくても悟る
普通の人:言われて悟る
馬鹿:痛い目に遭って身を持って悟る
ぼくなりの人間の分け方だ。
前にも書いたことがあると思う。
そういうぼくは、
それ以下の大馬鹿。
一度痛い目に会っただけでは悟らず、
何度も大けがをして、
死ぬ寸前まで行って何とか気づく。
そうやってぼくは生きてきた。
転ばぬ先の杖を、
幾度も差し出されながら、
ことごとく蹴倒して生きてきた。
「不肖たはしろ」
何気に昨日書いた言葉。
ふ‐しょう 〔‐セウ〕 【不肖】
[名・形動]《「肖」は似る意》
1 取るに足りないこと。未熟で劣ること。また、そのさま。不才。「―ながら誠心誠意努力いたします」「―の身」
2 父に、あるいは師に似ないで愚かなこと。また、そのさま。「―な(の)弟子」「―の子」
3 不運・不幸であること。また、そのさま。
[代]一人称の人代名詞。自分をへりくだっていう語。「―儀、この度社命により」(デジタル大辞泉)
謙遜じゃなくピッタリだ。
先日のライブの第2セットで歌った「Gran Torino」。
同名映画のタイトルソングで、
難易度超高めだけど、
どーしても歌いたかった1曲。
繰り返されるこんな歌詞がある。
your world is nothing more than all the tiny things you've left behind
人生とは何ぞや。
そんな大上段に構えなくても、
答えはひとつ。
お前がやってきたこと。
それ以上でも以下でもない。
そんな意味だろう。
少なくとも不肖たはしろは、
そんな思いを込めて歌った。
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