恒例の帰省ラッシュ。
そしてUターンラッシュ。
実家に寄生し、
帰省は他人事のぼくは、
「ふふん」と聞き流すけど、
そうではない時代もあった。
渋滞に巻き込まれ、
じりじりとしか動かない車中、
ハンドルを握りながら、
焦る心を抑え、
眠くなる目をこすり、
ラジオを、
あるいはカセット(!)をかけ、
大声で歌い、
助手席の人にうるさがられたっけ。
「帰省」(詞・曲:中島みゆき)
遠い国の客には笑われるけど
押し合わなけりゃ街は 電車にも乗れない
まるで人のすべてが敵というように
肩を張り肘を張り 押しのけ合っゆく
けれど年に2回 8月と1月
人ははにかんで道を譲る 故郷からの帰り
束の間 人を信じたら
もう半年がんばれる
機械たちを相手に言葉はいらない
決まり切った身振りで街は流れてゆく
人は多くなるほど物に見えてくる
ころんだ人をよけて交差点を渡る
けれど年に2回 8月と1月
人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り
束の間 人を信じたら
もう半年がんばれる
久し振りの親や友との再会。
なまり全開の会話。
仏前で手を合わせ、
地元の味や空気や景色を浴びる。
帰省は人を正直にしてくれる。
そういう帰省であって欲しい、、、
帰る場所をなくし、
車さえ持たぬ今は、
あの渋滞さえ、
ちょっと懐かしい。
●みなさんまた半年頑張りましょう。
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