2010年11月4日木曜日

時迷

女優の片桐はいりが、
NHKの小学生向け教育番組に出ているというので、
録画して見てみた。

「時々迷々」と書いて、
「ときどきまよまよ」と読む。

15分の、
まぁ道徳ドラマなのだが、
最初に見た回はとってもヘヴィーだった。

ストーリーはこんな具合。

小学校低学年の男子が、
缶けりの最中、
自分が幼稚園児だった時に遊んでくれた、
今は中学生のお兄さんと久し振りに再会する。

お兄さんは優しい人で、
「またうちにおいでよ」と少年に言い残し、
飼い犬と散歩に出かける。

その夜。

少年の家に電話がかかってくる。
あのお兄さんが散歩の途中、
心臓発作で死んだという知らせだった。

通夜でお兄さんの遺影を見て、
少年はショックを受けるが、
お兄さんが散歩させていた犬を譲り受け、
自分で育てることにする。

ところが犬は食欲がないばかりか吐血する。
病院に連れて行き「胃潰瘍(!)」とわかり、
投薬治療で元気になる。

そんなある日、
少年が犬を自転車で散歩させていると、
犬が突然走りだし、
追いかけている最中、
車にひき逃げされるが、
幸い軽傷で済む。

あの世から、
あのお兄さんが呼んでいるのではないかと、
怖くなった少年は、
犬をお兄さんの家に帰してしまう。

でも少年は悩む。

「本当にこれでいいのか?」

結局、
少年は再び犬を飼う決心をし、
母親に打ち明け、
母親も了解するーーー。

このストーリーを、
たった15分でやるんですよ。

昼ドラも真っ青の急展開に、
ぼくは正直驚いた。

毎回こんなヘヴィーなのかよぉ、
と思い、
別の回を見てみたら、
全然そんなことなくて、
ちょっと安心。

ちなみに、
最初の回の題名は「その目をさませ!」。

確かに目は覚めた。

●でも、小学生ぐらいの時の方が、「死」に対するイメージがつかめなくて、怖かったかも●イマドキの小学生でも缶けりってするのかなぁ?

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...