2010年11月6日土曜日

指針

もう先月のことになるけど、
龍馬伝がクランクアップした。

最後に撮影した場面は、
龍馬が暗殺される場面ではなく、
明日放送される「龍馬の休日」で、
弥太郎と龍馬が最後に絡むシーンだとか。

その回も含め、
龍馬伝も残すところ4回。
実は大河ドラマを観通すのは、
これが初めてなんだよなぁ。

それはそうと、
ぼくの仕事についても、
先日ひとつのクランクアップがあった。

とあるプロジェクトというか、
年間通した仕事の中で、
ぼくの受け持ち部分が終了したのだ。

だれも花束はくれなかったけど、
ぼくは心の中で小さくガッツポーズしたね(笑)。

致命的ともいえるミスもあった。
でも、
なんとか立て直して終えることができたのには、
この龍馬伝は間違いなく一役買っている。

失敗しようが、
はいつくばろうが、
とにかく前に進むしかないんだよ。

ドラマの龍馬は4週間後、
志半ばで殺されるけど、
ぼくらだっていずれは死ぬ。

仕事と死がどう結びつくのかって不思議?

でも今のぼくは、
日常と「死」を切り離せない。
ネガティブな意味じゃなくて、
いつも、
「今オレは死ぬかもしれない」と思う。

自分を問いただしている。

それでいいのか。

今のままでいいのか。

自分を叱咤激励してる。

吉田松陰、
高杉晋作。

この二人に出会えたのも、
龍馬伝のおかげだ。

彼らを思えば、
何だってできそうな、
いや、
やらねばならぬような、
沸き躍る感情に見舞われる。

残る人生の指針を与えられた思いだ。

●野間文芸新人賞に柴崎友香「寝ても覚めても」●尖閣ビデオ。案の定蜂の巣をつついた騒ぎ。でも、見て見てって。大したことないから。ホント。ヨッパライ船長の暴走だって。

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