2010年11月24日水曜日

激励

今年も「冬」を実感できる気候になってきた。

フィギュアスケートの季節である。

といっても、
もうとっくにシーズンは始まっているのだけど。

女子は村上佳菜子がキュートな笑顔で話題を一人占めしている。

それに反比例するように、
浅田真央は調子が最悪で、
はや限界説まで出ているようで、
つくづく残酷な世界だよなぁと思う。

まだ20歳だぜ。

とはいえ、
あれだけジャンプが跳べないんじゃ、
そういう声が出ても仕方がないかも。

彼女、
今シーズンからコーチを変えたんだったな。

新しいコーチがどうこう言う気はさらさらないけど、
今となっては懐かしいタラソワコーチ。

彼女ですごい印象的なのは、
同じく彼女がコーチを務めた荒川静香が語ったエピソードだ。

練習中の荒川に、
タラソワは何度も「マーキシマム」って叫んだそうだ。









荒川にしてみれば、
目いっぱいやっているつもりなわけで、
それでも「もっと」って叫ばれて、
その時は意味がわからなかった、
みたいな内容だった。

練習以上のものが本番でできる、
「火事場の馬鹿力」的なものって、
確かにあるかもしれないけど、
そんなんじゃ駄目なんだな。

練習で出来ないものは、
本番では絶対出来ない。

そんなことは荒川だって百も承知だったはずだけど、
その荒川に「マーキシマム」ってタラソワが叫び続けた、
その心は、
タラソワには見えていたということだ。

あなたはそんなものじゃない。

頑張らせるためのはったりなんかじゃなく、
経験に裏打ちされた確実な「像」として、
タラソワの頭には荒川の潜在能力が見えていた、
そう考えるべきだろう。

タラソワの「マーキシマム」を、
ぼくはぼく自身に言う。

おれはこんなもんじゃない。

おれはこのままでは死ねない。

てなことを書いていたら、
素敵な曲がラジオから流れてきた(http://www.youtube.com/watch?v=pSk10VW8Mpw)。

慌てんなよ 雨が上がったからって いきなり晴れるわけもないさ
俺はまだ やっと今 始まったばかりだろ
早くはない 遅くはない 始めたら始まりさ 
何度でも 何度目でも 始めたら始まりさ 



ナイス♪

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