今年も「冬」を実感できる気候になってきた。
フィギュアスケートの季節である。
といっても、
もうとっくにシーズンは始まっているのだけど。
女子は村上佳菜子がキュートな笑顔で話題を一人占めしている。
それに反比例するように、
浅田真央は調子が最悪で、
はや限界説まで出ているようで、
つくづく残酷な世界だよなぁと思う。
まだ20歳だぜ。
とはいえ、
あれだけジャンプが跳べないんじゃ、
そういう声が出ても仕方がないかも。
彼女、
今シーズンからコーチを変えたんだったな。
新しいコーチがどうこう言う気はさらさらないけど、
今となっては懐かしいタラソワコーチ。
彼女ですごい印象的なのは、
同じく彼女がコーチを務めた荒川静香が語ったエピソードだ。
練習中の荒川に、
タラソワは何度も「マーキシマム」って叫んだそうだ。
荒川にしてみれば、
目いっぱいやっているつもりなわけで、
それでも「もっと」って叫ばれて、
その時は意味がわからなかった、
みたいな内容だった。
練習以上のものが本番でできる、
「火事場の馬鹿力」的なものって、
確かにあるかもしれないけど、
そんなんじゃ駄目なんだな。
練習で出来ないものは、
本番では絶対出来ない。
そんなことは荒川だって百も承知だったはずだけど、
その荒川に「マーキシマム」ってタラソワが叫び続けた、
その心は、
タラソワには見えていたということだ。
あなたはそんなものじゃない。
頑張らせるためのはったりなんかじゃなく、
経験に裏打ちされた確実な「像」として、
タラソワの頭には荒川の潜在能力が見えていた、
そう考えるべきだろう。
タラソワの「マーキシマム」を、
ぼくはぼく自身に言う。
おれはこんなもんじゃない。
おれはこのままでは死ねない。
てなことを書いていたら、
素敵な曲がラジオから流れてきた(http://www.youtube.com/watch?v=pSk10VW8Mpw)。
慌てんなよ 雨が上がったからって いきなり晴れるわけもないさ
俺はまだ やっと今 始まったばかりだろ
早くはない 遅くはない 始めたら始まりさ
何度でも 何度目でも 始めたら始まりさ
ナイス♪
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