2010年11月22日月曜日

寿司

「法務大臣っていうのはいいですね。2つ覚えておけばいいんですから。『個別事案についてはお答えを差し控えます』あとは『「法と証拠に基づき適切にやっております』。この2つなんです。まぁ何回使ったことか」


http://www.youtube.com/watch?v=iiGuf5vNVb8

柳田法務大臣の「国会軽視発言」。


彼が辞めるか否かはとりあえず置いておいて、
ぼくは彼の経歴にとても興味を抱いた。


東大に一度入学するものの、
手に職をつけたいと退学し、
なんと寿司職人になったというのだ。


その後東大に再入学して、
民間会社に就職するのだけれど、
相当なチャレンジャーであることは確かだ。


ぼくなんかこの経歴知った途端、
彼の味方になっちゃたもん。


冒頭の発言だって、
実際のところ彼の言う通りなんだろう。


でもいくら元寿司職人でも、
本来、
苦し紛れのときに使う「答弁」を、
「ネタ」にしちゃったセンスは悪過ぎた。


こうなった以上、
彼は辞めざるを得ないと思うのだが、
それより問題なのは、
今後、
彼がネタにしちゃった二つの答弁が、
実質上使えなくなったことではないか?


ぼくらの仕事でもそうなのだが、
とりあえず何とかなる「逃げの手」というのは重宝だ。


むろん、
それ以上の「手」があればいいけれど、
時間もなくてどうしようもないとき、
頼れる逃げの一手が頭にあるのとないのとでは、
精神的に随分違う。


これからの法相は、
マグロとサーモンなしで寿司を作らなきゃならないわけだ。

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