「アルマゲドン」って映画を御存じだろうか?
こんなストーリーだ。
ある日、
地球に向かってくる彗星が発見されて、
このままだと地球にぶつかってしまう。
そうすれば人類は恐竜のように絶滅してしまう。
そこで人類は彗星を破壊しようと考えるのだが、
地球から原爆を積んだロケットをぶつけるぐらいでは、
どうにもならないことがわかる。
彗星を破壊するには、
彗星に穴を掘って、
中から爆破しなければならない。
で、
宇宙船の乗組員に選ばれたのが、
海底油田の掘削のプロ。
イマドキの話になぞらえれば、
ハヤブサが着陸した小惑星イトカワに、
チリの鉱山で閉じ込められた33人が、
スペースシャトルに乗って行く、
そんな話だ。
で映画の方だが、
彼らは難関を突破して、
ついに爆弾の設置に成功するが、
リモート装置が故障して、
だれかが手動でやらねばならなくなる。
その「だれか」になったのが、
ブルース・ウィリス演じるハリーだ。
最後、
NASAにいる娘と対話する場面、
泣けるんだなぁ、、、
ベタな話に弱くってねぇ、、、
ってなことはどうでもよく、
この映画で印象に残る場面がある。
冒頭、
地球にぶつかる彗星が見つかったと、
NASAの職員が大統領に報告した時、
大統領が「何でもっと早く見つけられなかったんだ」
と当然の疑問を投げかけるのだが、
この職員は「今の予算じゃ、宇宙の3%しか監視できません」と答える。
それがすっごく意外だったことを覚えている。
もっとちゃんと観測してんじゃないのかって思ってた。
事実はともあれ、
地球という一点から宇宙全体をくまなく観測するのは、
確かに難しそうだ。
何が言いたいかっていうと、
他人を知るって、
たぶん望遠鏡で宇宙観測するようなものなのかなぁって。
あるいは、
鍵穴から部屋を覗くようなものか。
結局、
人の全貌はわからん。
想像するしかない。
でも、
想像する余地があるからこそ、
愛も含めた人間関係ってものが成り立つのかもしれない、
って思ったりして。
●ちなみに5分でわかるアルマゲドンはこちら→http://www.youtube.com/watch?v=sDltJM1tYWk
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