2010年12月26日日曜日

内心

出会いは偶然だが、別れは意志だ

昨日読売新聞の夕刊を読んでいたら、
作家・山本一力がそう書いている。

なるほど。

ぼくもこれまで、
多くの人と偶然出会い、
自分の、
あるいは相手の、
または双方の意志で別れを繰り返してきた。

そういう意味で、
この言葉にはひどく納得するのだが、
「果たして本当にそうだろうか?」とも思う。

ある人に「会いたい」と願い続ければ、
いつか本当に会える。

そんな気もする。

一方、
死別を除けば、
確かに別れは意志だろう。

ということは、
偶然である出会いだって、
結局、
過去のだれかの意志による別れの結果だと捉えれば、
出会いもまた、
「自分の」ではないにせよ意志によるものなのかもしれない。

何よりも、
ぼくの意志による別れが、
誰かと誰かの出会いにつながったということを、
ぼくはよく知っているではないか。

クリスマス。

これまで別れた数多の人の幸せを思い、
寒空の中、
会社に向かう。

コンビニの前で、
サンタの扮装をした女の子が、
クリスマスケーキを売っている。

つい買ってしまうオヤジが一人。

「ありがとうございます」

その笑顔に内心、
でへへ。

仕事の合間にみんなで食べる。

「さぁもうひと仕事」っていう時、
うち一人が、
「素敵な時間をありがとうございました」と言ってくれた。

でへへ

オヤジ心も、
たまにはいいもんだ。

●携帯は修理に出すことに。古い携帯で越年となった。

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