2010年12月14日火曜日

隣人

今日のNHK「プロフェッショナル」は秀逸だった。

東京・山谷のホスピス「きぼうのいえ」を紹介してた。

ここは、
映画「おとうと」で鶴瓶演じる弟が、
最後を看撮られる場所のモデルになった施設だ。

身寄りがなく、
末期の病気になっているお年寄りがやってくる。

それぞれに過酷な人生を歩み、
ここにたどり着いた。

彼らが自ら言うように、
ここにがなければ、
「野垂れ死んでいた」ような人たちだ。

ひと癖もふた癖もある彼らに、
この施設の職員らは、
「隣人」として接するのだという。

家族ではないけど、
赤の他人でもない。

「隣人」

そして、
ここでは当然のことながら「死」は日常だ。

亡くなった人が横たわるベッドの横にひざまずき、
看護主任が手を合わせて言う。

「お疲れ様でした。しんどい、ちょっと大変な人生を生ききりましたね。大切な時間をどうもありがとうございました」

その目には涙。

うぉー、
映画と同じだぁ、、、

じゃなくて、
映画がそのまま使ったのである。

映画で観た時は、
少し嘘くさく感じたのだが、
本当にこんなことをしている人がいるとは、、、

まったく頭が下がる。

しかし、
この施設、
恒常的に赤字だそうだ。

そりゃそうだ。

「きぼうのいえ」のHPを見ると、
運営資金の多くを寄付に頼っているという。

が、
この放送の直後から、
寄付の申し出が殺到していると、
これもHPに書かれていた。

そんなもんなんだよなぁ。

●ちょっとここでは書きつくせないな。是非とも見ることをおすすめする。20日(月)午前11時からBS2で再放送があるようだ●頭が下がる人って、いろんなところにいるもんですね。

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