2010年12月22日水曜日

石塊

インフィニティブレードは相変わらず飽きない。

RPGにハマルなんて、
バイオハザード以来かも。

そんな具合だから、
ゲームについてどうのこうの言う資格はゼロなんだけど、
今回インフィニティをやっていて改めて気づくのは、
「作り手の親切」ってこと。

ご承知の通り、
RPGはストーリーに沿ってゲームを進める。

途中、
戦闘やら試練があって、
それをくぐりぬける度に経験値がアップしたり、
武器や防具が買えたり、
魔法が使えるようになっていったりする。

ある一定以上の実力にならないと、
絶対に通過できない関門があって、
そこで主人公は死んで、
振り出しに戻る。

しかし、
振り出しといっても、
経験値とかは引き継がれるから、
同じ敵でも今度は前回より簡単に倒せる。

そうして何回か振り出しに戻るうちに、
いやが上にも実力は高まり、
時間の長短こそあれ、
続けてさえいれば、
必ず関門を突破できるようになっている。

このあたり、
実際の人生にも確かに当てはまるところがあって、
ある意味ゲームに教えられるところも多い。

しかし、
ゲームと違って実人生では、
絶対に必要なアイテムも手に入れないまま、
先のレベルに行ってしまったり、
逆に十分な実力があるのに、
先への入り口がわからないまま右往左往したりすることがある。

ゲームのように親切ではないのだ(当たり前だけど)。

自分がどの程度の実力があるのか。

今どのレベルにいて、
この先どこへ進めばいいのか。

実人生は何も教えてくれない。

しかも、
ゲームのように、
振り出しに戻ってやり直すことさえできない。

必要な武器も防具も魔法もないまま、
途方に暮れ、
運の悪さを呪い、
誰かのせいにし、
自己嫌悪に陥る。

そんな日々がかつて、
ぼくにもあったよ。

でもそんな時は自分に言い聞かせる。

きっとゲームと同じだ。

繰り返していればきっと出口がある。

ただ諦めさえしなければ。

ただ投げ出しさえしなければ。

武器や防具はなくても、
経験値だけでも次のステージに行ってやるって。

今、FM802にSIONが出てしゃべってる。
「石塊(いしくれ)のプライド」がどうのこうのとしゃべってる、、、

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