というわけで、
どこかの検事のように日時を改竄して、
12月10日付を埋めることにする。
あの検事と同じように、
PCならタイムワープすることはいとも容易い。
とはいえ、
一応何がしか意味がある事を書こうと思う。
「ユナイテッド93」(ポール・グリーングラス監督)をDVDで。
9.11テロで墜落した4機の旅客機のうち、
唯一目標に命中しなかったのが、
映画の題名でもある便だった。
この映画は、
残されたデータから、
機内で何が起きたのかを、
できる限り忠実に「再現」している。
テロリストに乗っ取られた機内の乗客は、
携帯電話などで自爆テロがあちこちで起きていることを知り、
体当たりでコックピットを奪還しようとしたのだ!
実際に成功したのかどうかはわからないが、
結果的に機は目標手前で森に墜落、
テロリストの目論見は失敗したわけだ。
しかし、
今でこそ「同時多発テロ」ってくくって考えられるけど、
ハイジャックされた時点では、
いくらワールドトレードセンターに突っ込んだ飛行機があるからといって、
自分の乗った飛行機もまた何かに突っ込むという確信なんて、
なかなか持てるものじゃないだろう。
おとなしくしていれば、
この飛行機だけは助かるのではないかと思うのが普通だ。
ましてや相手はプラスチック爆弾を体に巻きつけ、
変なことしたら爆破するって脅しているのだ。
その相手に体当たりしていく勇気というか、
決断はすごい。
ただし、
重要なのは、
この映画のラストだ。
「米軍が撃墜したのでは?」という疑念を残す形になっている。
もはや米国民の英雄譚としてだけ語り継がれるのだと思うけど、
ひょっとしてウィキリークスあたりが、
何か決定的な証拠を出してくるのではないかと、
ひそかに期待しているのである。
●でもその前に、「アサンジは悪者」のイメージつくりが着々と進んでいるが、、、
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