2010年12月10日金曜日

改竄

というわけで、
どこかの検事のように日時を改竄して、
12月10日付を埋めることにする。

あの検事と同じように、
PCならタイムワープすることはいとも容易い。

とはいえ、
一応何がしか意味がある事を書こうと思う。

「ユナイテッド93」(ポール・グリーングラス監督)をDVDで。

9.11テロで墜落した4機の旅客機のうち、
唯一目標に命中しなかったのが、
映画の題名でもある便だった。

この映画は、
残されたデータから、
機内で何が起きたのかを、
できる限り忠実に「再現」している。

テロリストに乗っ取られた機内の乗客は、
携帯電話などで自爆テロがあちこちで起きていることを知り、
体当たりでコックピットを奪還しようとしたのだ!

実際に成功したのかどうかはわからないが、
結果的に機は目標手前で森に墜落、
テロリストの目論見は失敗したわけだ。

しかし、
今でこそ「同時多発テロ」ってくくって考えられるけど、
ハイジャックされた時点では、
いくらワールドトレードセンターに突っ込んだ飛行機があるからといって、
自分の乗った飛行機もまた何かに突っ込むという確信なんて、
なかなか持てるものじゃないだろう。

おとなしくしていれば、
この飛行機だけは助かるのではないかと思うのが普通だ。

ましてや相手はプラスチック爆弾を体に巻きつけ、
変なことしたら爆破するって脅しているのだ。

その相手に体当たりしていく勇気というか、
決断はすごい。

ただし、
重要なのは、
この映画のラストだ。

「米軍が撃墜したのでは?」という疑念を残す形になっている。

もはや米国民の英雄譚としてだけ語り継がれるのだと思うけど、
ひょっとしてウィキリークスあたりが、
何か決定的な証拠を出してくるのではないかと、
ひそかに期待しているのである。

●でもその前に、「アサンジは悪者」のイメージつくりが着々と進んでいるが、、、

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...