2010年12月30日木曜日

見栄

まだ仕事納め前のある日、
大阪駅に臨時の年賀状売り場ができていて、
立ち寄った。

別にかわいいお姉さんがいたから、
というわけではないのだが、
咄嗟に思いついたので、
何枚買うか全然考えてなかった。

思わず口をついたのが「50枚」。

見栄であった。

考えてみれば、
例年その半分も出してないんだよな。

あ~あ。

残りの20数枚のうち、
何枚かは印刷で絶対に失敗するとして、
それでも20枚ぐらいは、
今のところ配達先がない。

このうち数枚は、
2月1日の「もといちの日」に配るとして、
それでも10枚は残るだろう。

そういえば、
今年のも昨年のも、
10枚ほどまだ手元にある。

例年、
同じような経過をたどって、
投函されることなくぼくの手元にとどまっているのだ。

見栄の10枚。

でも、
それも悪くない。

「新作」を作る参考になるし、
何より、
それらを作っていたころの気分を思い出せる。

んなことを考えながらも、
新作の年賀状が一応完成した。

遠方の人の分だけ、
さっきようやく投函できた。

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