2011年10月4日火曜日

年頃

仮設住宅に住むおじいさんが、
「不安です」と訴えていた。

テレビニュースのひとこま。

見たところ80歳は超えていそうだ。

持病もあるのかもしれない。

あるいはインタビュアーに、
「将来が不安でしょう」と、
誘導された可能性もある。

それにしても、
あの年齢になっても、
不安なんだなぁって思った。

すると別のニュースでは、
60歳は超えていそうな男性が、
がれきを片付けながら、
「苦しいのも人生のひとコマ」だと答えていた。

強がりだったかもしれない。

本当は不安ではりさけそうな心を、
そう言うことで励ましていたのかもしれない。

前者のおじいさんは身寄りがなく、
後者のおじいさんには、
子どもや孫がいっぱいいるのかもしれない。

いろいろなことが考えられるから、
どちらがいい悪いということはないのだけれど、
できればぼくは、
後者のおじいさんのように年をとりたいなと。

そんなことを考える年頃、、、

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