2011年10月8日土曜日

法則

年を重ねるにつれ、
1年が短く感じられるのは、
10歳の子にとっての1年は、
その子の人生の10分の1であるのに対し、
50歳の大人にとっては50分の1だからではないか、
というようなことを、
以前に書いたことがある。

これって実は、
「ジャネーの法則」といって、
19世紀から知られているんだってことに、
つい最近気付いた。

自分の発明(発見?)と思っていたのに、
間抜けな話。

ざっくり、
今のぼくの10年が、
5歳の子どもの1年に相当するというわけ。

道理で子どもの成長は早いもんだ。

これはつまり、
心の中に時間の物差しができるということなんだろうけど、
であるならば、
どうにかしてその物差しを「初期化」できないかしらん?

そうすれば、
また子どものころのように、
長い長い1年を有意義に過ごせるのに、
なんて調子よく考える。

でもきっと、
もしそれが可能になって、
子どものころのような、
「常時全開モード」で運転したら、
きっとこの体すぐ壊れちゃいそう(笑)。

子どものころの生き方って、
しらみつぶし的というか、
手当たりしだいというか、
無駄も多いけど労力を厭わない。

大人になると「経験」ってやつで、
何か事にあたる前に、
選択肢をあらかじめ取捨選択する。

それが「成長」ってやつだろうが、
成長によって有益なものまで捨ててしまっている、
なんてこともあるかもかもしれない。

いやむしろ、
大人になって無意識に捨ててしまっている物事の方にこそ、
本当に大切なものがあるかもしれないなんて、
考える秋の夜長(夜明け?)



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