2011年10月7日金曜日
絶後
ジョブズが死んだ。
稀代のカリスマ経営者。
アップルの最終便に、
ようやく間に合ったようなぼくが言うのも何だけど、
「時代が終わった」と感じる。
ずっと無謀で
彼の生きざまは、
その座右の銘通り、
挑戦の繰り返しだった。
最大の「敵」はウィンドウズだったと思う。
世界のパソコンの共通言語に、
徒手空拳、
独自の言語でけんかを挑み続けた。
巨ゾウにアリが襲いかかるようなものだった。
結局ゾウは倒せなかったけど、
ipodにiphoneにipadと、
革新的な製品を生み出し続け、
新たなライフスタイルを世界に広めた。
何より、
その妥協なき品質に驚かされる。
特別な部品を発明したわけではないのに、
アップルが生んだ製品は、
使うことが快感だった。
何かが出来ればいいというレベルではなく、
気持ちよくできなければ意味がないという、
そういう思想に裏打ちされた製品群は、
他の追随を許さなかった。
それは本当に魔法のようで、
ジョブズは魔法使いだった。
彼の死の、
ぼくの中での感触は、
ジョン・レノンが死んだ時のそれに近い。
ワンアンドオンリー。
空前絶後。
アップルという会社こそが、
彼の生み出した最後の「製品」だとしても、
魔法使いを失ったアップルが、
これからもずっと、
これまでと同じように魅力的な製品を生み出せるとは、
残念ながらとても思えない。
レノンの魂は受け継がれたけど、
レノンの新曲が聞けないのと同じ意味で、
ジョブズによる新製品はもう出ない。
世界は一人の天才を、
永遠に失った。
http://www.youtube.com/watch?v=c2pPvaI0uoI
●三ノ宮・グレート・ブルーのセッションへ。2日続けて同じ店に行くなんて、なんて珍しい●金曜日といえば、、、元町ですね!
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