第一回大阪マラソンが開かれ、
3万人がなにわ路を走った。
3万人がフルマラソンを走ると、
合計ざっと120万キロ。
地球を30周するエネルギー。
わけのわからん換算だけど、
とにかくすごいイベントではある。
報道によると、
完走率は96パーセントとか。
これはぼくの予想を遥かに超えていた。
確かに制限時間は7時間だから、
早足レベルでも到達できる距離だけど、
ぼくなら早足ですら7時間も続けられない。
しかし、
今回が特別なわけではなく、
東京マラソンも同じぐらいだというから、
驚いているこちらが変なのだろう。
ぼくがもし大阪マラソンに申し込んでいたら、
何だかんだ理由を付けて練習を先延ばしにし、
1週間ぐらい前になって、
とりあえずウォーキングをちょこっとしただけで参加して、
あっさりリタイアしただろう。
それにしても、
フルマラソン7時間で完走というのは、
たぶん富士山登頂と同じ程度に難しいんだろう。
どっちも未体験だから当てずっぽうだけど、
つまり、
素人でも頑張れば達成可能だけれど、
思っているよりはずっと厳しくて、
甘く見ると痛い目にあう。
それぐらいではなかろうか。
頑張りの程度と達成感の、
絶妙な費用対効果。
富士山登山と同様、
今マラソンが熱いのは、
そのあたりにあるんだなぁと、
一人で勝手に納得する。