2011年10月13日木曜日

名医

帰宅してテレビをつけたら、
「ドクター・ハウス」をやっていた。

いつのまにか、
地上波で放送していたんだぁ。

病気の真相を突き止めるためには、
手段を選ばないハウスを見ていて、
名医の条件って何だろうと思う。

どんな難病でも治す医者。

答えは簡単?

とはいえ、
末期がんのように、
現代医学では絶対に助からない場合もある。

そういう場合、
余命1年の患者を2年生かす医者が、
名医なのか?

先日見た「百万回の永訣」に出てきた医師のように、
患者の立場に立って、
共に病気と戦う医者がいいのか?

たとえば、
冷酷無比、
触診もせず患者と世間話もしないけど、
圧倒的に腕のいい医者と、
とっても人情味があって労を惜しまないけれど、
腕は落ちる医者とだったら、
どちらに命を委ねるだろう?

そもそも、
余命宣告とは医師にとっては敗北宣言だ。

嘘をつきたくない気持ちはわかるけど、
最初から負けを認めている医者と、
いい闘病なんてできないような気もする。

嘘でも最初は「治してみせます」って言って、
患者が次第に悟ったころに、
「申し訳ないけど私には治せません」って謝るのがいいのか?

いやはや、
一日の終わりに考えるには、
この問題は難しすぎた。



遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...