帰宅してテレビをつけたら、
「ドクター・ハウス」をやっていた。
いつのまにか、
地上波で放送していたんだぁ。
病気の真相を突き止めるためには、
手段を選ばないハウスを見ていて、
名医の条件って何だろうと思う。
どんな難病でも治す医者。
答えは簡単?
とはいえ、
末期がんのように、
現代医学では絶対に助からない場合もある。
そういう場合、
余命1年の患者を2年生かす医者が、
名医なのか?
先日見た「百万回の永訣」に出てきた医師のように、
患者の立場に立って、
共に病気と戦う医者がいいのか?
たとえば、
冷酷無比、
触診もせず患者と世間話もしないけど、
圧倒的に腕のいい医者と、
とっても人情味があって労を惜しまないけれど、
腕は落ちる医者とだったら、
どちらに命を委ねるだろう?
そもそも、
余命宣告とは医師にとっては敗北宣言だ。
嘘をつきたくない気持ちはわかるけど、
最初から負けを認めている医者と、
いい闘病なんてできないような気もする。
嘘でも最初は「治してみせます」って言って、
患者が次第に悟ったころに、
「申し訳ないけど私には治せません」って謝るのがいいのか?
いやはや、
一日の終わりに考えるには、
この問題は難しすぎた。