2011年10月15日土曜日

分岐

人生「たられば」を言い出したらキリがないけど、
自分の半生を振り返ると、
あそこでああしてたら、、、
と、
明確に分かる、
人生の分岐点がいくつかある事に気づく。

きょうペンギンさんと話していて思ったんだけど。

例えば、
あの日新聞の書評欄を読んでいなければ、
大学入試であの字を間違えなければ、
あのマンションの壁があと2センチ高ければ、
他にもいくつかあるけど、
これらの一つでも実際と異なっていたら、
今のぼくは、
まったく違う人生を生きていたと断言していい。

唐突にマンションの壁って言われても、
わからないとはおもいますが。

一大決心とか、
全財産をかけてとか、
そんな大それたもんじゃなく、
日常のホンのささいな選択の方が、
あとあと考えると、
人生を揺るがすものなのかもしれない。

そして当然のことながら、
そのささいな、
でも人生を変える分岐点は、
事後にしかわからない。

だから一気に結論なんだけど、
迷わず進めと言いたい。

どんなに迷って選んだ道だって、
気づかない分岐点で、
どんなゴールに運ばれるのかわからないのである。

だから、
その時自分がしたい事をする。

それ以外、
自分の人生を生きる術はないのだよ、
きっと。

何よりも、
どれほど無数の分岐を経たところで、
最後は死ぬと、
結末だけはハッキリしているのだから。

ぼくにとって幸いなのは、
どんなにしんどい半生であっても、
今のところ、
ほとんど後悔していない点だ。

他人の目にはどう見えているかは知らないけれど、
ぼくは満足だ。

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