2012年1月3日火曜日
設定
ロンドンの年越し、
ド派手だったようですな。
それはさておき。
昨日の深夜、
何気にEテレをつけていたら、
「若者が考える日本」みたいな、
討論番組をやっていて、
最後の1時間ぐらい面白く見た。
その時、
たぶんNHKの女性アナだと思うけど、
「私たちにとっては希望がない状態がデフォルトだ」
みたいな発言をしていて、
二重の意味で納得した。
一つには、
やっぱり高度成長を体感しているぼくらと、
生まれた時から日本が不景気な世代とでは、
この国に対する視点がそもそも違うということ。
もう一つは、
「デフォルトとはうまいこと言うな」ということだ。
デフォルト=初期値というのは、
たぶんコンピューターの普及とともに一般化した単語で、
まぁ「一番最初の設定」という意味だととらえている。
初期設定が高度成長のぼくらと、
バブル崩壊後とでは、
それはその人間の本質に関わる大きな違いだ。
今同じように貧乏な人でも、
生まれた時から貧乏な人と、
子どものころは貧乏ではなかった人とでは、
同じ今の貧乏でも捉え方はきっと違うだろう。
話をコンピューターの方に無理やり持っていくと、
ぼくのパソコンは、
起動していなければスリープ状態にしている。
ところが最近、
itunesの再生の音が途切れ途切れになるようになって、
こりゃ寿命化なんて思ったけれど、
考えなおして一度電源を完全にオフにして、
再起動したら直った。
詳しいことはわからんけれど、
スリープ状態というのは、
一見オフ状態ながら実は内部では、
すぐに再開できるように待機している。
つまりスリープといいながら、
完全には休んでいないんだな。
年末年始の休みがあって、
紅白見たり初詣したり、
雑煮食べたり親戚と大富豪したり、
箱根駅伝見たりするのは、
そういう意味で、
心の初期化というか、
電源オフというか、
そういう意味合いがあるのだろう。
今思えばここ数日ほど、
仕事のことが頭から抜けていた期間は、
前の正月以来かもしれない。
もちろん普段の休日やら夏休みはあったけれど、
その間はスリープモードにはなれても、
決して電源オフとまではいってなかったように思う。
それはつまりぼくは切り替えが下手だということで、
要領のいい人っていうのは、
休みはスリープモードではなくて、
ちゃんと頭の電源を切れる人なのではないかと、
気づいた次第。
ということで、
今年はこのPC、
初期化はできないけれど、
せめて電源はこまめに切ってやろうと思う。
●3日が初仕事。再起動できなかったりして(笑)●
遺志
30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...
-
横山秀夫の新作「ノースライト」が面白かった。 バブルがはじけて仕事がなくなり、 夫婦仲がおかしくなって離婚して、 自堕落な生活をしていた建築士の元に舞い込んだ、 思いもかけぬやりがいのある家の建築。 没頭して完成させるものの、 そこに施主が住んでいないこと...
-
昨日は、 落とし穴事故のことで一杯だったけど、 もうひとつ、 驚くべき事件があった。 世界陸上男子100メートルの決勝で、 超人ボルトがまさかのフライング失格。 予選や準決勝の走りを見ていて、 相変わらず別次元だと思っていたので、 これには驚いた。 何でス...
-
長いことサラリーマンやってるけど、 会社を辞める挨拶で涙した人を見たのは、 始めてのようなきがする。 派遣の女性なんだけど、 6年半頑張って、 仕事も好きだったのに、 去らねばならない無念さが、 ひしひしと伝わってきて、 胸を打たれた。 あー...
0 件のコメント:
コメントを投稿