2012年1月6日金曜日

幽霊

遅まきながら、
オウム平田信のことを書いておこう。

年が明けて未明のテレビを見ていて、
速報で知った時は、
幽霊が現れたような不気味さを感じた。

晦日の東京をさまよった幽霊。
その手応えのない恐怖は今も同じである。

17年間ものあいだ、
どこで何をしていたのか。

警察をコケにしたような、
出頭の仕方も、
何となく腑に落ちない。

実際に警察力は落ちているのかもしれない。

オウムと聞いただけで嫌悪感を覚える世代も、
もう中年以後かもしれない。

阪神大震災の年にサリン事件を起こした連中が、
東日本大震災の年にまた人騒がせなことをするのも、
単なる偶然なのか。

まったくもって、
空気を読めてないというか、
読めているかいうか。

少なくとも、
警察の強烈な目覚ましになったことは、
間違いない。

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