新年早々、
恐ろしい夢を見た。
とても好きな人が困難に直面している。
ぼく自身は、
その困難はどうでもいいと思っているのだが、
好きな人のためならと精一杯努力して、
何とか克服してあげようとする。
そしてようやく何とかなりそうになった、
出口が見えたその時、
「仲間」の一人に銃で撃たれる。
左足に8発。
銀玉鉄砲のような小さな銃だけど、
至近距離から撃たれた弾は、
ぼくの左太ももに命中する。
6発続けざまに撃たれ、
もう弾切れだろうと思ったら、
あと2発残っていた。
装てんできる弾は6発のはずだと、
ぼくは何となく思っていたからなのだが、
銃は回転式ではなく自動式だった。
そうか、
だからか、
と夢の中のぼくは納得する。
撃ち終わった相手は銃を捨てどこかへ消える。
残された銃の弾倉を見ると、
空っぽだった。
全部撃ったのかと思った。
左足からあふれ出る血を見ながら、
ぼくはぼんやり目が覚めた。
これは「正夢」だ。
いや、
現実が先にあったのだから、
正確には正夢とは言わないかもしれない。
もちろん、
実際に銃で撃たれたわけじゃないけど、
ぼくが受けた衝撃は、
そのようなものとして、
まざまざと残っている。
あの驚き、
悲しみ、
苦しみは、
何年たっても消えないのだと、
今更ながら思った。
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