夕飯の食卓からNHKニュースを見ていたら、
思わず耳を疑った。
「政府の原子力災害対策本部の議事録が作られていなかった」
3.11以後今日にいたるまで、
福島原発事故にかかわる様々な決定が、
どういう話し合いでなされたか、
まったく記録されていないというのである。
これは国家犯罪でしょ。
どう考えたって。
普通考えられるのは、
最初は作成したのだけれど、
これ、
公式に記録しちゃまずくね、
って話になって廃棄、
あるいは存在しないことにしたというシナリオ。
原子力安全・保安院は、
「忙しくて作成できなかった」と言い訳しているそうだが、
もし本当なら言語道断を通り越している。
そんな事をしらっと言うところがまた、
ムカつく。
小学生の児童会でも議事録ぐらいは作ります。
先日「スピーディ」の事について書いたけど、
これはもう、
国家賠償とか刑事責任を逃れるための、
意図的かつ組織的な隠蔽工作でしょ。
それとも、
対策本部なんてかっこつけて、
実際は何も会議らしきものは開かれてなかったのかも。
いずれにせよ、
第二次大戦の時と同じ、
いやそれ以下だな、
この国は。
JR福知山線脱線事故もそうだが、
あれだけの事故を引き起こしといて、
事後処理のまずさも含め、
組織としてだれも刑事責任を負わない無責任体質。
誰かを血祭りにあげたいわけじゃない。
でも、
これじゃ反省しようにも、
その材料すらないことになるじゃないか。
故郷を追われ、
放射線障害の恐怖に怯え、
これから何十年も生きていく子どもたちに、
一体何と説明すればいいのか。
民主党政権、
許さん。
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