2012年1月7日土曜日

慧眼

ぼくの友達の中で、
几帳面さでは五本の指に入るであろう奴から、
年賀状が届かない。

今日会社から帰宅してもポストにないので、
ちょっと何かあったんかいなと、
メールで「催促」した。

送信し終わって、
階下に行くと、
リビングの机上に一枚。

来てました。

慌てて訂正とお詫びのメールを追加送信。

まぁ、
何事もなくてよかったのであるが。

で、
その年賀状にはこう書かれていた。

「ブログ相変わらず見てるよ。君ってホンマにTVっ子やな!」

えっ。

そんなにテレビの話題書いたっけ?

そうか、
なら開き直ってと、
「中居正広のキンスマ」を見た。

民放を録画でなく見るのは珍しい。

今回はAKBの特集だった。

初舞台から6年。
ついにレコ大まで射止めたアイドルグループの足取りを、
当時の映像を交えながら紹介していた。

特に最初の3年ぐらい、
全然ブレークしない中、
来る日も来る日もステージに明け暮れていた時期の話には、
正直結構泣けたなぁ。

この年齢になっても、
先の見えない努力を3年続けるのは大変だと思うが、
十代の少女が世間の冷めた視線に耐えつつ、
というか、
相手にもされずに過ごした3年は、
さぞや長かったことだろう。

実際、
1期生のメンバーの中からも、
何人かはブレークするまでに去っていったそうだ。

番組によると、
売れない3年間は、
平日1回、
土日は3回の2時間公演を続けていたという。

ざっと3年間で1000回の本番をこなしていたわけで、
それはすごいことだ。

例えばクラブ活動を熱心にやっていても、
3年間で公式戦1000試合はあり得ないだろう。

だからあのグループの1期生は、
何か特別なものを持っているのだなと納得した次第。

レコ大にしても、
本命でありながら、
あれほど大泣きしていた理由が、
少し分かった。

それにしても、
オーディション時の前田敦子、
正真正銘、
どこにでもいそうな、
しかも、
んなに可愛くない女の子。

あの子のスター性を見抜いた秋元康は、
やはり恐るべしである。

ぼくが彼女を可愛いと思い始めたのは、
ごく最近のことである。


●予定変更。土曜日は住吉に参拝に参ります。

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