2012年3月31日土曜日

人格

プロ野球が開幕した。

契約報道で何かと注目を浴びる巨人は、
先発内海がボカボカに打たれ、
打線もノーヒットノーランを逃れるのがやっとというだらしがなさ。

いかに勝負は水物といえど、
何千万とか何億とかもらっているプロが、
あんな銭の取れない試合をしてはいかん。

朝日のバッシング報道などはね返すぐらい、
圧倒的な力を見せて欲しかった。

今季からセ・リーグも予告先発を導入した。

144試合分の1試合という見方もあるけれど、
開幕投手は各チームともエースをたててくるもんだ。

そんな中、
一風変わってたのが日ハム。

何と「ハンカチ王子」斎藤佑樹をもってきた。

2年目の彼に大役を任せるのは、
「希望枠」みたいなもんで、
いささか重責ではと思ったが、
何となんと1失点完投勝利。

やっぱ持ってるなぁって思ってたら、
勝利インタビューで「今日は『持ってる』じゃな「背負っている」です」
だって。

どこまでも只者ではない。

そして去年もそうだったんだけど、
斎藤が投げる試合は打線がよく点をとる。

きっと彼はチームメートに好かれてるんだね。

こいつのためにいっちょ張り切るか、
みたいなムードがあるもん。

そういうのを人格というのかもしれない。

人格者はチャンスを与えられ、
結果を残すよう周囲が頑張る。

対照的なのが斎藤と同期の巨人・沢村拓一。

斎藤とは比較にならないズバ抜けた実力をもちながら、
味方がちっとも点を取ってくれず勝てなかった試合が、
昨年は何度もあった。

土曜日はその沢村が投げる。

彼は人格者になっただろうか?

2012年3月30日金曜日

動作

ここ数日鼻がムズムズ、
時折くしゃみが。

よもや風邪か!

いやいや、
自分の様子をよーく観察してると、
どーにも花粉症らしい。

くしゃみの質が、
「くしゅんくしゅん」みたいな、
咳との間みたいなんだもの。

そういえば、
去年の今ごろもこんな感じだったっけ?

調べようと思ったけど、
面倒くさいからやめた(笑)

しっかし自分ではどーにもならんってのは辛いな。

で、
今日はこの映像。














日本のテレビに出てたの見たことある。

このダンスというか動作を見て、
みなさんはどうお感じですか?

これが凄いって思うのは、
日常的な動作の中に潜む非日常性だよね。

100メートルを9秒台で走るとか、
時速150キロの球を投げるとか、
そういうのも確かに凄い動作なんだけど、
それらは一応もうぼくらの頭にインプットされている、
一連の動作を極めたもので、
このビデオの男性の動きは、
ほんのわずかなんだけど、
こちらの予想を外す感じで続くから、
まるで重力を感じない人みたいな印象を受ける。

そのうち浮き上がるんじゃないかって思ったよ(笑)

でも実際この男性がやっている動作は、
特殊なものではなく、
意外に感じるのはその組み合わせなんだと気づく。

そこらあたりが上海雑技団と違がうところだな。

どちらかといえば手品に近いかな。

全然特別なことではないけれど、
それをうまく組み合わせれば、
見ている方には魔法に見えるってわけ。

でもその組み合わせを見つけ、
実践してみせるには相当な訓練をしているのは、
言うまでもないけど。

それでも人間はすぐに何でも慣れちゃうから、
この男性の動きも何度も見ていると、
もう刺激的ではなくなってくる。

マイケル・ジャクソンのムーン・ウォークも、
最初見たときは「何じゃこりゃ」って思ったもんな。

そうやって何十年かしたら、
本当にこの男性が浮かび上がったりして!

●かなり忙しい。んで元町には来週の頭の方に行く事になりそうです。

2012年3月29日木曜日

濁点

FacebookやTwitterの仕組みがようやくわかってきたと思ったら、
今の旬は「LINE」なんだそうである。

Google+なんてのもある。

もぉ〜わっけわからん〜(泣)

実際は泣くほどのこともないのであるが。

それにしても、
街中や電車で、
携帯で会話してる人がいなくなったよな。

ちょっと前までは、
電車内での携帯電話のマナーうんぬん言われていたけど、
今やそんな人はまぁ見かけない。

知らぬ間に東海道新幹線では、
座席での携帯がOKになってるらしいし。

何でも文字でやりとりする時代なんだな。

媒体は電子的になったものの、
肉声から文字へって方向は、
一応先祖がえりしてるわけですな。

そういえば、
メールで気軽にやりとりしている人と、
いざ実際会うと妙に他人行儀になる場合って、
ありません?

文通相手かっちゅうの(笑)

しかし文通と違い、
メールの文体にいささかの軽さが必要に思われる。

ぼくはそれが苦手だった。

でも最近ちょっとはマシになってきたと思う。

このブログでも使う小さいひらがなは便利。
ぁぃぅぇぉを挟んで、
~とか使うと、
少しは軽い感じになるかなぁなんて、
勝手に思ってるんですけどぉ。

アラフィフなんですけど、
いいんでしょうか?

そういえば、「う」や「あ」に濁点って、
どうやったら出るんでしょ~か?

あ゛、う゛
これで合ってますか?

2012年3月28日水曜日

仮説

ふと疑問を抱いた時、
それが形になっていなくても、
つまり筋道たてて説明できなくても、
キーワードを数個入れてググれば、
同じようなことを考えている人がいるもんだと思う。

見も知らぬ、
恐らく一生合う事もないであろうその人が、
何だか「おお同志よ」という感じになる。

例えば、
「TPP」と「円高」でググると、
次のような文章に出くわす。


さて、今回の3.11事件直後、この異様な100兆円規模の円買いを受けて、円相場安定化のため政府・日銀は巨額の円売りドル買いをして、手元に100兆円規模の米ドルが残ったはずです。その巨額米ドルにて米国債引き受けの日米政府間の密約があったかのように、2011年8月初め、オバマ政権は米国債デフォルト回避に成功しています。確かに100兆円規模の米国債を日本政府が引き受ければ、米国債デフォルトは回避されるはずですし、デフォルト寸前の米国債を買ってくれる奇特な国は、アメリカ様命の悪徳ペンタゴン日本人のはびこる日本国くらいのものでしょう。もし、このような日米間の密約があったとすれば、その当事の外国為替資金特別会計の運用権限をもつ財務大臣は、誰あろう、今の野田総理、その人です!


 なぜ、野田氏が大方の予想に反して唐突に総理になったのか、なんとなくわかります。米国ジャパンハンドラーは論功行賞や信賞必罰は律儀にやりますから。


これが正鵠を得ているのかどうかは別問題ね。

そして次、
「野田政権支持率」と「景気」でググるとこうなる。


つい先月「2割台の危険水域」と騒がれたばかりなのに、一転しての急浮揚。裏には、大マスコミの“思惑”が見え隠れする。野田内閣の支持率アップを報じているのは、読売新聞と日テレ、NHKだ。


読売(12日)によると2月の調査から5ポイント上昇し、支持率35%。日テレはそれに先立つ4日、やはり前月比5ポイント上昇し、30.6%と報じた。NHK(12日)の調査では2カ月連続で上昇し、33%に回復している。




はて、野田首相がこの間、何か目覚ましい実績を挙げたか? ただただ消費増税に前のめりになっているだけじゃないか。その消費増税については、どの世論調査でも「反対」「評価しない」が過半数を占めている。支持率アップの理由なんて、どこにも見当たらないのだ。


冒頭「ふと疑問」って書いたけど、
それは乱暴ではあるけど「仮説」だ。

そしてググって仮説に一応の筋道があることを知る。

繰り返すけど、
それは証明されたわけではない。

でもそういう仮説を持つ事が大切だ。

日々ニュースに接していて、
何だか知らないけど「?」と感じる、
その感性を大事にしたい。

福島原発2号機の格納容器内の水位が60センチというニュースも、
ネットで調べれば、
冷却水に色を付けるという案がありながら、
東電が無視し続けているという事情もわかる。

もし冷却水に色をつければ、
付近の海があっという間に色づくことが怖いからだ。

参照http://portirland.blogspot.jp/2012/03/2_27.html
などなど、
こんなことはほんの一端で、
あとはみんなが自分で調べ、
自分で考えていくことだ。

2012年3月27日火曜日

期限

iTunesでレンタルした映画は、
視聴期間が2日間だ。

2時間かそこらの映画には十分なんだろうけど、
ぼくにはちょっとした「難関」だ。

新しいまいぱっどで借りた「マネー・ボール」(ベネット・ミラー監督)。

出勤間際に確認すると、
視聴期限が残り30分で、
映画の残りは20分。

ひじょーにヤバい状態である。

そしてこんな時に限って、
iPodを忘れて出かけてしまった。

つまりイヤホンもなし。

仕方なく電車の中で無音で映像と字幕だけ鑑賞して、
さらに大阪駅で降りてからも、
構内で立ち見するはめに(泣)

まぁでも字幕あってよかったよ。

それはともかく「マネー・ボール」自体は当たりだった。

貧乏球団が、
独自の理論で掘り出し物の選手を発掘し、
大躍進するという、
大リーグの実話ものなんだけど、
GM役のブラピがなかなかのはまり役だった。

この人、
年齢を重ね、
ますますロバート・レッドフォードに似てきたな。

それはともかく、
印象的だったのは、
「革新的なことを始めた人は必ず最初は非難される」
みたいな台詞。

誰よりもその世界を知っているという自負が、
どれほど革新を阻んできたことか。

スポーツや文化におよばず、
科学でも何にでも共通する普遍の原則だ。

より良くしたいと一生懸命やってるのに、
だれにも理解されぬ苦悩。

保守的であるほうが絶対楽なのに、
それができない性格。

嫌われてまで何故やる?

より良くしたいから。

ただそれだけ。

こういう映画観ると勇気出るね!

2012年3月26日月曜日

卒業

一年間の出向を終えた2人の送別会が、
仕事の後ささやかに催された。

うち1人は担当が違うこともあって、
ほとんど会話をかわすこともなかったのだけど、
帰り際に挨拶したら、
「たはしろさんの仕事はとても勉強になりました」と、
嬉しいお言葉。

もちろん本当は「たはしろ」なんて言いませんよ(笑)

社交辞令だとしても嬉しいじゃないか。

そして、
それとは別の「卒業」が唐突にやってきた。

は〜い、
ここからはAKB嫌いな人は読まなくていいですぅ。

前田敦子が卒業って聞いて、
真っ先に思ったのは「終わった」という言葉。

AKBって何人いるのかすら知らない素人だけど、
何人いようとあのグループは「前田敦子」そのものだと思う。

海のものとも山のものともしれぬ企画に応募した14歳の女の子が、
日本一のアイドルグループのセンターに立つという、
シンデレラストーリーを象徴していたのが前田敦子だ。

ぼくが彼女を素敵だなと思うのは、
とても自己評価の低い内気な彼女が、
歌っている時にたまにみせる、
無邪気な笑顔だ。

大島優子も可愛いとは思うけど、
ぼくから見れば彼女はプロのアイドルだ。

前田敦子のアマとプロの境界線を漂うような、
その感じは唯一無二だったと思う。

故に、
前田敦子の抜けたAKBはAKBではない。

グループとして存在しても、
そして将来別の中興の祖みたいな子が出てくるとしても、
それはやっぱりAKBではないだろう。

それにしても見事なタイミングだと思う。

久々「引き際の美学」ってやつをみた。

FM802が日曜深夜は休みなので、
NHKを流しているとこんな懐かしい歌が流れてきた。














イルカの「雨の物語」。

「ぼくの部屋のドアに書かれていたはずさ とても悲しい物語だと」

くぅ〜(泣)

2012年3月25日日曜日

対等

「TPPはビートルズ」

最初読んだ時、
まったく何の事だかわからなかった。

TPPもビートルズも、
両方とももちろん知っているが、
その二つが=で結びつく道理が浮かばなかった。

どじょうによると、
「日本はポール、アメリカはジョン、ポールのいないビートルスはあり得ないに」
そうだ。

都内の講演会での発言だという。

TPPがアメリカによるアメリカのための仕組みであることは、
もはや周知の事実。

それをこともあろうにビートルズに例えるとは、、、

そういうレベルで納得させようというのは、
「プルト君」でプルトニウムを安全と思わせようとした関電と同じで、
国民を完全に愚弄するものだ。

1万歩譲ってビートルズに例えるとしても、
ポールもジョンもアメリカ。

日本はリンゴのスティックぐらいの存在だ。

どじょうが説明するとすれば、
アメリカを利するためだけに存在するTPPを、
日本はなぜ受け入れなければならないかだろ。

ジョンとポールなんて、
本当に冗談かよって感じ。

日米関係が仮にジョンとポールのように「対等」なのなら、
仲違いして解散しても、
それぞれ十分やっていけるわけですねって、
逆に質問したいわ。

2012年3月24日土曜日

踏絵

一部で話題の「巨魁」(清武英利著、WAC)。

著者はジャイアンツの元GMで、
昨秋、
コーチ人事を巡るクーデター会見で、
あっさりクビになった人だ。

最近では、
朝日新聞が大々的に取り上げている、
ジャイアンツ選手の契約金問題の「ネタ元」として、
ナベツネ氏から「泥棒猫、ドブネズミ」と呼ばれたのが、
この人であることはもはや公然の秘密である。

タイトルの巨魁とは、
そのナベツネ氏の別称である。

まぁ何かと話題なので、
一応読んどくかと開いたら、
あまりに面白くて一気読みとなった。

著者が自分贔屓に書いちゃうのは致し方ないとして、
話半分としても、
清武氏がジャイアンツ改革に真剣だったことは、
否定できないだろう。

対してナベツネ氏はこの本の中では、
ジャイアンツを金儲けの道具としか見ておらず、
コーチや球団職員の名前はおろか、
二塁手とショートはどちらが一塁に近いかなんて、
野球のいろは以前のことも知らない御人だとなっている。

プロ野球球団の親会社のトップなんて、
そんなもんかもしれないけど、
ソフトバンクが日本一になった時、
選手と一緒にビールかけして、
子どものようにはしゃいでた孫正義氏と比べると、
あまりに大違いだ。

球団や選手やその家族に対する愛は、
ナベツネ氏からは感じられない。

この本によると、
清武氏がクーデターを起こしたのは、
一度決めてナベツネ氏の了承まで得たコーチ人事を、
鶴の一声でひっくり返されたことが最大の原因のようだ。

会見直前のナベツネ氏との電話のやりとりは、
生々しくて寒気がするほどだ。

新聞記者として長年、
他人の不正や不道理を追及してきた自分が、
不道理の側に回るか否か、
組織の中で踏み絵を迫られた時、
結局著者はああいう形をとったということか。

ただ気になったのは、
ナベツネ氏のことは細かく描かれているけど、
原監督の存在がとっても薄いこと。

様々な球団改革を行った著者だけど、
現場の信頼を得られていなかったのだとすれば、
著者もまた裸の王様だったのかと、
勘ぐられても致し方ない。

2012年3月23日金曜日

度胸

与本二上旦上二本与卉亠十廿卞广下广卞廿十亠卉与本二上旦上二本与卉亠十廿卞广下下广卞廿十亠卉与

面白いね。

それとか、

十一月同窓会十一月同窓会十一月同窓会十一月同窓会  
十一月同窓会十一月同窓会十一月同窓会十一月同窓会  
   
会窓同月一十会窓同月一十会窓同月一十会窓同月一十  
会窓同月一十会窓同月一十会窓同月一十会窓同月一十  
   
十一月同窓会十一月同窓会十一月同窓会十一月同窓会  
十一月同窓会十一月同窓会十一月同窓会十一月同窓会 

あはは、
単純だけど笑える。

人間の頭って、
いろいろ複雑なこと考えることができるけど、
こういうものにはいとも簡単に騙される、
というか、
何かを感じ取ってしまう。

これはもう、
生理的なものだから仕方ないんだよね。

ところで、
ワンピースはやっと31巻。

面白いか面白くないかの二者択一なら、
面白いだけど、
三択や四択なら、、、

どうかな?

その中で一番「なるほど」と思ったのは、
29巻の最後、
「ヤハハハ」って笑うエネルが、
「恐怖こそが神なのだ」っていうとこ。

恐怖も精神的防御反応だろうから、
これに抗うのは至難だ。

いろんな意味で人は恐怖に支配されている。

まぁもちろん、
恐怖心ってのがあるからこそ、
人類は生き延びてこられたんだろうけど。

それを超える度胸のあるなしで、
人の人生は十人並みか、
それ以上のものになるか分かれるのかもしれないね。

2012年3月22日木曜日

元祖

アンジェラアキのSONGBOOK、
最後の「お題」はWITHOUT YOU。

番組ではマライヤキャリーの曲として紹介されていた。

これだな。














実は、
マライヤキャリーが歌っていたことすら知りませんでしたぁ。

ぼくにとっては、
この曲はやっぱりこれ。














ね、
これだよね。

ハリー・ニルソン。

でも、
意外にもこれもカバーだということを、
番組で初めて知りました。

オリジナルは、
バッド・フィンガーってグループなんだとか。

肩書きは「第二のビートルズ」だって(笑)。

全然知りません。

第一、
「第二の〜」って紹介される時点で、
だいたい駄目なんだよなぁ。














ジャケットからして古いですねぇ。

サビの部分の歌い方も違うし。

繰り返しのところでオクターブ上げるのが、
この歌の肝なんだけど、
オリジナルでは最初っからオクターブ上がっている。

歌い方のちょっとした工夫で、
名曲に生まれ変わるという見本だよね。

あと、
アンジェラの番組でも言ってたけど、
この曲はやはりギターじゃなくて、
ピアノ伴奏がよく合う。

ジャズの歌では、
こういうカバーでヒットってパターン、
かなり多いけどね。

マライアのもいいんだけど、
この歌詞は基本男心でしょ。

とてつもない女々しさが(笑)

ということで、
やっぱりぼくにとっての元祖はニルソンで決まり。

2012年3月21日水曜日

標的

深夜テレビをつけると、
BSでビンラディン殺害のドキュメントをやっていた。

911以後約9年間にわたって追いかけたテロリストの親玉の隠れ家を、
米軍の精鋭部隊が急襲した作戦の詳細だ。

約1時間ほどの作戦は、
兵士に取り付けられたカメラで、
ホワイトハウスのオバマらにリアルタイムで届けられ、
まるで映画のよう。

そう、
何もかも映画みたいだった。

その後、
東京大空襲のNHKスペシャルも録画で見る。

70年ほど前に行われた無差別爆撃は、
半年間で100回にのぼったという。

ビンラディンはピンポイント、
東京大空襲は無差別。

70年の時を経て、
随分戦争も変わったと思いつつ、
まてよ、
と考え直した

ビンラディンの最後は確かにピンポイントだったかもしれないけど、
そこに行き着くまでにやっぱり市民の命が数えきれないほど奪われたはず。

そう考えると、
いつの時代も戦争は、
市民を標的にする。

巻き添えではなくて標的なのだ。

広げて考えれば原発も同じ。

東京や大阪ではなく、
田舎ばかりに原発を建設するのは、
万が一の時を考えての事だ。

つまり、
未必の故意として、
あるいは消極的に、
市民が標的にされていると言える。

戦時下であれ平和な世であれ、
いつも無力な市民は、
権力の標的にされているのである。

2012年3月20日火曜日

男心

春場所で鶴竜が白鵬を破った。

2場所連続、
この関脇はもはや「白鵬キラー」と言っていい。

なのに社内では、
「だれやこのツルリュウは」と言う上司あり。

かくりゅうです。

覚えておきましょう。

なんて暢気なこと書いているけど、
去年の今ごろは世の中てんやわんや。

ぼくは毎日の出勤で、
これを繰り返し聞いていた。














これぐらいの曲でないと、
あのころの雰囲気の中で、
自分を保てなかった。

さすがに1年たって、
毎日これを聞くのはいささかヘヴィーだ。

そこで、
出勤途中の景気づけに何かいい曲はないかと思っていたら、
ちょうどラジオから流れてきました。

さっそくiTunesでゲット。














これはYouTubeですが。

とりあえず、
イントロだけで血湧き肉踊る感じしない?

journeyの「separate ways」

歌詞もなかなかです。

世界の端と端に別れ
二人の心は真っ二つ
夜も眠れず
足は地につかず
僕は君に向かって手をさしのべる

今も恋に燃えていたならば
君の気持ちも変えられただろうに
もう僕らは
別離の運命に絶えては行けないのだろうか

いつの日か、君も愛を見いだすことだろう
君を縛っている鎖を断ち切るんだ
いつの夜か、君は思い出すだろう
二人がどのように近づき
別れて行ったかを・・・
もしも彼が君を傷つけることがあったら
真実の愛は君を見捨てたりはしないと言っておこう
今も君を愛しているよ
僕らは知り合って
そして別れて行ってしまったけれど

混乱と苦痛の板ばさみにあった
困惑の日々
かなたに輝く瞳よ
二人の約束はツユと消えた

どうしても行くというのなら、君の幸せを祈ろう
決して一人ぼっちになるなよ
気をつけてな
君がいないと淋しくなるぜ

(CHORUS)

今も君を愛しているよ
心から愛しているよ
そしてもしも彼が君を傷つけることがあったら
真実の愛なら君を見捨てはしないと言っておこう
絶対に- 絶対に-

強がる男の心情が切なくともかカッコいいね。

そう、
強がって強がって、
毎日会社に行っている男を想像してください(笑)

2012年3月19日月曜日

再生

「運命の人」の最終回を見て涙また涙。

ただただ沈鬱な1話から9話までは、
この10話のためにあったのだと、
完璧に納得できる展開だった。

特に、
沖縄の海に身を投げた主人公を助けた女性が、
ぼくは初めて見る女優さんで、
少女時代に米兵に暴行された過去があるという難しい役を、
素晴らしく演じていた。

涙の9割は彼女の演技によるものだ。

早速調べたら、
美波(みなみ)さんという21歳のモデル兼女優さんだった。

フランス人と日本人のハーフで、
主に舞台で活躍中のよう。

今後要チェックね。

と、
最後まで見て納得したのだが、
「運命の人」の視聴率は最悪だったようだ。

沖縄機密文書漏洩事件という、
実話をもとにした山崎豊子の小説が原作で、
それ自体が暗くて古い題材。

そもそも万人受けする要素はなかったから、
仕方がないのかもしれないけど、
ぼくは今この時期にこのドラマを作った意味は、
とても大きかったと思う。

普天間基地移設問題とか、
原発事故問題とか、
国家権力とマスメディアの関係が、
かつてなく重要になっている。

最近、
朝日と読売が巨人の選手契約に関する、
「機密文書」の漏洩について、
キャンキャンやってるけど、
何が機密だよ。

もっと他に書く事あるだろぉぉぉぉぉぉぉぉ〜

刀折れ矢尽き、
沖縄の海に身を投げた弓成記者が、
自分を取り戻すまでにかかった時間が5年。

どん底にたたき落とされた人間には、
それぐらいの年月が必要なのだと、
リアルに納得した次第。

●プロフィール写真変えました。撮影byぺんぎんさん。

2012年3月18日日曜日

網膜














どーも、
まいぱっどです。

えっ、
何かがいつもと違うって?

縁が白いような?

よーお気づきで。

私、
にゅーまいぱっどです。

とりあえず、
画面めちゃめちゃ綺麗だと評判です。

レティーナディスプレイ(網膜)といいます。
たはしろさんは、
「視力が0.8から1.5ぐらいになった感じ」だとおっしゃってます。

とりあえず、
文字の読みやすさには自信あります。

カメラもついてます。
ビデオも撮れます。

それに、
まいぱっどさんよりは、
サクサク仕事こなせます。

体重も軽くなってます。

ちなみにWIFI仕様の16ギガ、
つまり一番お安いやつです。

ソフトバンクの回線にはつながりませんが、
たはしろさんが気に入れば、
このまま使っていただけそうです。

わたし、
3月16日の朝、
たはしろさんちに宅配されて来ました。

その日、
元町にも持って行きました。

「色白になったね。ひょっとして痩せた?」

なんて、
だれもほめてくれませんでした(泣)

そんなもんです。

今日はたはしろさんの会社にデビューしましたが、
だれもあんまり関心示してくれませんでした。

そんなもんです。

それだけ私たちも日常に溶け込んだということで、
本当は喜ばなければいけないのですが、
ちょっと寂しくもあります。

ではでは、、、

2012年3月17日土曜日

偏屈

吉本隆明って思想家が亡くなった。

ヨシモトリュウメイ。

名前は高校生のころから知ってるけど、
実像はさっぱり知らない人の典型。

ばななの父とか、
海で溺れ死にかけたとか、
最近は糸井重里が持ち上げていてたことなどが最近では印象的だけど、
その考え方はホント知らないといっていい。

主著の「共同幻想論」だって、
名前は有名だけど、
読んだ事もなければ中身に関する知識もない。

朝日新聞によると、
「敗戦から経済成長、成熟へと移り変わった日本社会での、ユニークな問題提起者であり続けた」とのことだけど、
そんなに問題提起してたっけ?

原発推進論者だったということも、
今回初めて知った。

福島原発事故後もその立場は一貫してたようだ。

読売新聞によると、
『「原発放棄は人間が猿から別れて発達し、今日まで行ってきた営みを否定することと同じ」と断じた。』とある。

週刊新潮の今年の新年号ではもっと過激だぞ。


「自動車だって事故で亡くなる人が大勢いますが、だからといって車を無くしてしまえという話にはならないでしょう」だって。

電力会社やどじょうが聞いたら泣いて喜びそうな発言。

しかしこの原発推進派の部分、
なぜか朝日新聞では触れられていない。

自分に都合の悪い部分は削除ですかな?

「市井に身を置く知の巨人」の肩書きにしては、
いくらなんでも暴論だろ。

原発事故と自動車事故なんて、
比較する事自体がおかしいことは、
小学生でもわかろうに。

たとえばスペースシャトルが死亡事故を起こしても、
宇宙開発はやめるなというのならいざ知らず。

まぁこの人、
オウム事件のさなかに麻原彰晃を宗教家として認める発言をして、
思想界から総スカンを食った過去がある。

万人が右と言っても、
おれは左と思えば左みたいな、
一徹さは嫌いじゃないけどね。

でも言い方を変えれば、
ただの偏屈オヤジではないかいなと。。。

合掌。

2012年3月16日金曜日

感染

気がついてみたら、
この冬は一度もマスクをつけなかった。

鳥インフル騒ぎの時は、
売り切れが続出したのに、
今冬はそんなに流行らなかったのかな?

いやもしかしたら、
同じように流行っていたけど、
マスコミが取り上げなかっただけかもしれない。

大した事がない時にマスコミは大騒ぎし、
本当に大変なことに対しては自主規制する。

よくも悪くもマスコミの性質だ。

「コンテイジョン」(スティーブン・ソダーバーグ監督)は、
鳥インフルみたいな致死性の高い新種のウィルスが発生し、
パンデミックを起こして、
それに対するワクチンを開発するまでを描いた。

演出が地味っちゃあ地味だけど、
危機に瀕した人間心理や、
ネット時代の危うさなんかがよく描かれていて、
なかなかの掘り出し物だった。

この映画中で、
「フリージャーナリスト」を名乗る人物が、
やたら危機をあおりまくり、
偽情報をバラまく胡散臭い人物として登場する。

体制側の人間が、
ブログなんてもっともらしいネットの落書きだ、
みたいな台詞があった。

ウィルスより怖いのは、
人々がパニックになることだ、
というようなのもあったなな。

仮にもこうしてブログを書いていて、
デマを喧伝する意図はなくても、
個人的な憶測や危惧が一人歩きする怖さは意識しなきゃいけない。

いかに読者が少なかろうと(笑)

でも、
体制側が嘘や隠蔽を駆使してパニックをおさえ、
その結果死ななくていいはずの人が死ぬとするならば、
あなたはそれをよしと思うだろうか?

簡単に結論は出ない問題だと思う。

話しは変わるけど、
どじょうは消費税を10%にするだけじゃなく、
将来さらに5%追加増税する上伏線も張っておきたいらしい。

面白いのはその理由で、
政権が交代しても増税路線が継承されるようにするためだとか。

それは民主党の論理じゃなくて、
財務省の論理だよね。

どじょうが財務省の思うがまま動いていることが、
よくわかる一件で笑えるけど、
ある意味どじょうは正直ともいえるわけで、
この点は好感は持てる。

正直に馬鹿がつくけれど(笑)

●金曜日、元町に参ります。よろしくお願いします。

2012年3月15日木曜日

友達

先日の送別会で、
Facebookが便利な事を実感した。

いや正しくは、
とっても便利だろうなぁと思った。

もし、
もといちのメンバー全員が登録してくれたら、
互いの近況も深く知れるし、
集まりの周知も格段に楽になる。

ところがである。

そこが理想と現実の違い。

案外この便利ツールを使うことをためらう人が多い。

もといちの面々で多いのは、
「そんなんわかれへん」というもの。

ぼくだって言えたもんではないと思うけど、
そういう「メカ苦手」系が結構いた。

あと、
実名で登録するのに抵抗がある人、
これは理解できる。

近況を知られたくない相手って、
この年齢になれば誰でもいるだろう。

そういう人には、
個人情報の公開範囲を細かく設定できるよって説明するのだが、
そうするとまた「そんなんでけへん」の壁が(笑)

あと面白いのが、
「友達」っていうのが気になる人。

これも激しく同感。

日本人特有なのかもしれないけど、
知人と友達の使い分けは、
外人より明確かもしれない。

それに、
明らかに目上の、
例えば恩師を友達にするのは、
何だか気が引ける。

震災の時、
米軍のトモダチ作戦っていうのもかなり違和感あったし。

多分Friendと友達は、
かなりニュアンスが違うのだろう。

あと、
ぼくが気になるのは「いいね」。

★とか◯ならいいんだけど、
たとえば先日ちょっと紹介した、
震災で亡くなった子の悲しいメールに、
「いいね」はそぐわない。

とっても感動して、
その感動は分かち合いたいんだけど、
やっぱりそれは「いいね」ではない。

所詮アメリカからの輸入品だから、
仕方がないのかもしれないし、
mixiのように匿名OKにすると、
Facebookの良さが台無しになる。

というわけで、
もといちで登録済みはまだ7人。

送別会の時も相当によびかけたけど、
一人もいていてくれていない。

まぁ確かに互いの近況わかりまくりだと、
わざわざ会う意味が薄れる気もするし、
場所も時間もきていているのだから、
今のままでいいのかもしれない。

あいつ最近どうしてんねんぐらいが、
ぼくらの世代にはちょうどかもね!

2012年3月14日水曜日

論調















311の報道ステーションSPの最後に、
古館一郎が語った言葉が、
「よくぞ言った」と評判なようなのでYouTubeで拾ってみた。

古館が原発に関して言っているのは、
福島原発第一原発1号機では、
津波に襲われる前に、
地震の揺れで何か深刻な事態が起きていたのではないか、
という疑いを番組で検証しようとしたが出来なかった。

その原因を「原子力ムラ」の圧力であると臭わせ、
それでも番組で検証は続けるし、
もしそれが原因で番組を下ろされても本望だ、
というのである。

本当に1号機にそういう事態が起きていたのか否か、
知りたいところではあるけれど、
最近一番気になっているのは、
「福島第一原発別格論」とでも言うべき論調だ。

「原発」とひとくくりに言うけれど、
建設された年代や地域によって、
構造や安全施設は大きく異なる。

車に例えれば、
昭和30年代のディーゼル車と、
イマドキのハイブリット車の違いみたいなもの。

安全装備にしたって、
昔の車にはABSもエアバックもないけれど、
今の車はそれは必需品だ。

原発に話を戻すと、
福島第一原発は別格に危険な(古い)炉で、
その証拠に、
隣接する福島第二原発ではメルトダウンも起きなかったじゃないか。
あの原発事故は福島第一だから起きたのだと、
特に専門家なんかから聞かれる。

この論調は根本的に間違っていると思う。

個々の原発ごとの危険度は確かに違うだろうけど、
どれだけ安全性を高めても事故は起きうるし、
ひとたび起きた時に国民がこうむる被害を目の当たりにして、
今更口が裂けても「クリーンで安価なエネルギー」とは言えない。

何よりも、
原発を運転する電力会社への信用が失墜してしまったのだ。

失墜。

ゼロである。

信用ゼロの人間が何を言っても、
はいそうですかと一体誰がうなずけようか。

本当に安全だと言い張るなら東京や大阪に作ってみろ。

もう一つ最近の論調に、
脱原発は一時の「感情論」だというのがある。

ぼくは感情論で何が悪いと言いたい。
親が子を守りたいとか、
住民がふるさとを守りたいとか、
そういう感情を押し殺してまで、
原発を優先する道理はないはずだ。

だから古館の言う「原子力ムラ」の人々は、
すべて、
全員、
「運転再開」の「う」の字も口にすべきではない。

でももう「う」どころか、
北海道の泊原発3号機は運転再開しちゃってるし、
大飯原発が再開すれば、
その電気をいやでも使わざるを得ない。

強制的に共犯者にされてしまうのだ。

2012年3月13日火曜日

目眩

体調不良が伝えられていた澤が、
「良性発作性頭位めまい症」だと診断された。

ぼくは目眩に苦しんだことが二度ある。

一度目は高校時代に初めて煙草を吸った時(笑)

二度目は浪人時代に襲われた。

こっちはマジで、
今でも思い出せるほどひどかった。

寝ているとホント映画みたいに、
天井がグルングルン回るんだもの。

たまりかねて病院に行ったら、
病名は忘れたけれど、
眼圧が高いのなんのといって、
要は受験のストレスでしょってことになった。

まぁそっちも自然に治ったから、
大した事はなかったのだろうけど、
苦しかったよアレは。

澤もって言い方は失礼だけど、
きっとすごいストレスを心身に抱えていたんだと思う。

ちょっと休んで、
五輪には復活してほしいな。

と、
以上はリアル目眩について。

以下は、
読んでて頭がクラクラしてきたという、
比喩的な意味での目眩。

関電の試算によると、
原発全停止を継続するなら、
夏の電力が41日不足するんだとさ。

ワンピースじゃあるまいし、
「ウソップ君」かよ(笑)。

確かこの冬は、
去年の夏より電力大変って言ってたよな。

100歩譲って今回は本当だとしても、
だれも信じてくれないよ、
あんたらの言い分は。

こういう汚いやり方をするから、
既存原発の運転再開はある程度仕方ないと思っていたぼくでも、
意地でも反対ってなるんだ。

それはつまり、
関電の体質が何も変わっていない証拠。

職員も経営者も同じなんだから、
当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。

2012年3月12日月曜日

未来

「もといち」のクリーンアップバッターR1の送別会。

13日に東京へ発つ、
ギリギリのセットアップにもかかわらず、
十数人が甲子園口「ありがた家」に集結した。

某有名テーマパークから独立行政法人へ、
華麗なる転職を果たしたR1には、
なんで?
いつ?
どうやって?
等々、
一通りの質問が浴びせかけられ、
それが一段落すると、
やっぱりいつもの「もといち」で、
わいわいがやがや大繁盛であった。

そこへぼくが持参したのがこの写真。













よく見えないでしょうが、
右下には85'12.27とあるんですよ!

ぼくらの21歳ごろの写真。

大学生だったぼくが年末に帰省して、
「もといち」のメンバーに手当たり次第電話して、
自宅で大宴会を開いた時のお宝映像だ(笑)

この日は確か11人が集まって、
居間の棚にあった親父のウィスキーを7本飲み乾してやった。

もちろんほかにもビールやらワインやら、
焼酎やらがあったので、
一人当たり相当量のアルコールを消費。

宴は翌朝まで続き、
起きてきた親父が、
酔いつぶれて寝ている連中を見て、

「つわものどもが夢のあとか」

と名(迷)ゼリフを残した、
ぼくらの間では語り草となっている出来ごとだ。

ぼくの記憶ではこの写真を撮影したのは、
ドクターGのはずなのだが、、、

とにかくこの写真は受けた。

今やぼくらが当時の親父の年齢になり、
ちょうど二十歳ぐらいの子を持つ親になっております。

うち一人はすでに東京におり、
一人は東北、
一人はイタリア、
一人はアメリカにいます。

こうなるとちょっとした歴史ですね。

だもんだから、
送別会の最後にR1は、
「もといちは宝物だ」と言ってくれました。

普段そういう青春ドラマチックな事言うヤツじゃないのに、
そこまで思ってくれてたのかと、
内心うれし泣きしてました。。。

そんなR1はこれからは、
関東東北方面隊長として頑張ってもらい、
ぼくらは本丸「ありがた家」を死守する。

そしてR1の輝ける未来を祈念し、
この歌を贈ろう。















なんかかんや言って、
この歌はやっぱいいわ。

「自分しか知るはずのない未来へ向かい」
ってところがネ♪

●さて、ぼくはどこに映っているでしょうか?ちょんばれ?

2012年3月11日日曜日

生存

親しく話しをしたことはないけど、
よく知っている人が、
今年に入って亡くなっていたことを、
今日知った。

寿命というには早い死を知って思ったのは、
3.11の直後に書いたのと同じようなことだ。

生き残った者の責任。

あれから1年がたつけれど、
今でもまざまざとあの日のことは思い出せる、

出勤前のテレビで見た津波の映像。

出勤途中の地下街で、
にこやかに歩く人たちに、
「知っているのか」と叫びたかった気持ち。

「万」単位の無辜の民が一時に失われた事実。

あの時、
ぼくはこんな風に書いた。
読みかえさなくても書けるし、
今も全く同じ思いだ。

地震は人災ではない。
でも天災でもない。

自然現象だ。

自然現象を災害にするのは、
常に人間の備えの至らなさによるもので、
そういう意味で震災は人災だ。

原発災害においてはいわんやおやである。

ぼくは今回の福島原発事故ほど、
国に裏切られたという思いを持ったことはない。

きっとこの前の戦争に破れた時も、
みんな思ったはずだ。

「国に騙された」

にもかかわらず、
またもや国の嘘と、
アメリカ製の原発という「武器」で、
日本は負けた。

これを糧にしなければ、
本当にぼくらはただの阿呆だろ。

橋下徹に言わせれば、
そういう国民にしたのは「憲法九条」が悪いらしい。

彼に言わせれば、
自分さえよければいいという思想の根源が、
憲法九条なのだそうだ。

仏作って魂入れずと俗に言う。

九条はいわば仏。

魂を入れぬまま、
今や九条は利己的精神の象徴にされようとしている。

3.11。

立ち止まって、
振り返って、
生き残った者の責任を考える日だ。

●甲子園口「キャラバン」にてパティさんのライブ。住吉帰りに寄りました。3曲も歌わせてもらいました。「ノリノリですね」とパティさん。確かに調子に乗ってるかもしれません。

2012年3月10日土曜日

弟子

ぼくの「一番弟子」だと自称する後輩が、
きょう仕事上の大役を初めて任された。

弟子っていっても、
ぼくは後輩に特別な何かを教えたつもりはない。

最初に会ったのは確か、
ぼくが復職したころだったと思う。

周囲がぼくのことを敬遠する雰囲気の中、
その後輩だけは積極的に話しかけてくれ、
ぼくは「おれと話しなんかしない方がいい」などと、
口ではいいながら実は随分救われた。

途中入社にも関わらず、
物怖じせず好奇心旺盛で、
当時から頭の回転が早く、
何よりも仕事に対する「感性」が良かった。

あれから4年以上の時がたち、
後輩はメキメキ力をつけ、
そしてついに登り詰めた。

もはや仕事のスピードではかなわない。
何せこっちはマウスを使ってやる作業を、
ショートカットキーだけでこなしてしまうのだ。

スピードだけなら、
たぶんだれも敵わないと思う。

ぼくが二度と座ることのない席にいる後輩を見て、
ぼくは本当に嬉しかった。

今こう打っていても、
涙が出そうだ。

夢をかなえてくれた子どもを持つ親って、
こんな気持ちかな(笑)

これからは先輩も後輩も、
弟子も師匠も関係ない。

互いに切磋琢磨できる関係で、
少しでも長くあれるよう、
ぼくも負けずに頑張る。

●「最後からに番目の恋」。失速気味。酒の勢いを借りないと、本音が言えないようじゃ、駄目駄目だな。客観的に見てるとよくわかる。

2012年3月9日金曜日

渋面

夕方出勤するや否や、
年に一度ぐらいしか話をしない上司が、
ぼくのところへやってきた。

実際、
この前に話したのは、
去年のこの時期、
同期がぼくの上司になると伝えにきた時だった。

あの時は何か嬉しそうな笑顔だったが、
今日はまさにこれぞ「渋面」という表情をしてる。

何かミスったか!

と振り返る間もなく、
「お前なぁ」



「・・・」



「四月から・・・」



「●●にするわ」



・・・・!


●●って、
仕事上の資格のことで、
役職とはまた違う。

年齢とともに上がる、
まぁ定期昇給みたいなもんだ。

出世とは縁遠いぼくでも、
この年になればそういう事もあるわけだ。

でもまぁ、
退職金にかかわる事でもあるし、
決して悪い話ではない。

つまりこの上司は、
部下に朗報を伝達しているわけだが、
それにしては、
なんでこんなに渋面してるのかねぇ?

ということで、
ぼくも喜ぶわけにもいかず、
努めて冷静に、
「そうですか。ありがとうございます」とだけ返事。

すると、
その上司はあっという間にぼくの視界から消えた。

何か言いたくないけど、
仕方ないから言っておくわ、
みたいな印象だった。

やっぱりこの人には好かれてないらしい。

どうでもいいけど。

礼なんて言わなきゃよかったったぜ。

でもその上司はいざ知らず、
どこかでぼくを支持してくれる人もいるわけだ。

でなければ、
だれにでもある定昇すら、
ぼくにはない可能性だってある。

その誰かさんに感謝しつつ、
ただただ自分が納得する仕事をするのみ。

上司のために仕事してんじゃねぇ!

2012年3月8日木曜日

断言

松本人志のコントMHKについて、
書こう書こうと思い続けているうちに、
全5回が終わってしまった。

書くのを先延ばしにしてきたのは、
正直、
ぼくにはこれのどこが「面白い」のか、
さっぱり分からなかったから。

ダウンタウン自体、
ぼくは面白いと思ったことが一度もなく、
にもかかわらず、
松本人志は「笑いの天才」のように世間では扱われ、
そうなると、
きっと自分の感性がおかしいのかもと、
ずっと思ってきたのだ。

今回の番組は、
彼の14年ぶりのコント番組ということ、
しかも天下のNHKであるということから、
上記のような疑問を払拭できるのではと思った。

毎回、
今回は面白いだろうかと期待して、
結局全部見てしまったのだけど、
結論を言えば、
やっぱり全然面白くなかった。

クスリとも笑えるコントはなかった。

ただ松本人志が、
何か自分の壷のハマっているであろう言葉を、
何度も何度も大声で繰り返しているだけにしか見えなかった。

これほど面白くない番組を、
さも面白そうに作る(スタッフがゲラゲラ笑う等)、
公共放送NHKという図式が、
一番面白いといえばいえる。

これぞ裸の王様。

ひょっとして、
それこそ松本人志の狙いなのか?
とも思うが、
ここはあえて断言しよう。

今の松本人志はこれっぽっちも面白くない。

M1グランプリで、
彼に酷評されていた漫才コンビのほうが、
よっぽど面白い。

悪口は書かない主義だけど、
今回ばかりはちょっとすっきりした。

●気仙沼で発見された携帯に残されたメールというのを、友達の紹介で知った。

もうバッテリがないよ
痛いと言わなくなったので
妹はさっき死んだみたいです。(T。T)
埼玉はだいじょうぶですか?
またお父さんと一緒に
ディズニーランドに行きたかったです
お父さん 今までありがとう
だいすきなお父さんへ
本当にありが 

享年 長女17才 次女14才


父親は48歳だって。これがもしぼくだったら、生きて行けるだろうか?立ち直れるだろうか?

2012年3月7日水曜日

杞憂

夕食後、
母と「たけしの家庭の医学」を見ていた。

前から度々書いているけど、
ぼくはこの手の番組が苦手である。

それでも、
「不眠」がテーマだったので何となく見ていた。

別にぼくは不眠じゃないけど。

すると、
番組に出ている医者がこんなことを言い出した。

「パニック発作を一生に一回でも起こす日本人は1000万人以上」

うっそー。

パニック障害発作っていうのがどんなものか、
よくは知らないけど、
番組で取り上げていた一例は、
夜寝ていた主婦の動悸が突然早くなり、
呼吸困難になるというものだった。

あんな状態を日本人1000万人が経験するなんて、
どう考えたっておかしいだろ。

パニック障害発作の定義とか、
そのあたりが関わっていると思うのが、
ことほどさように、
とにかく根拠があやふやなデータで視聴者をビビらせ、
病院へ駆け込ませようというような、
悪徳商法みたいな番組はやめてもらいたいな。

何でも「可能性があります」ってつければ、
免責されるってもんでもなかろう。

「あなたは明日死ぬ可能性があります」
「あなたは将来痴呆症になる可能性があります」

生きている以上、
だれでもほとんどの病気になる「可能性」はあるだろう。

そこで紹介したいのがこの本。

「社会調査」のウソ(谷岡一郎著、文春新書)。

世の中いかにずさんな社会調査が多くて、
しかも害があるかを丁寧に説明してくれる。

これを読んでおけば、
マスコミや官公庁の安易な調査ネタを疑う、
あるいは、
とりあえず鵜呑みにしない姿勢は身に付くこと絶対。

しっかしテレビもこんな杞憂をあおる番組を作るなら、
原発に関して作って欲しいよ。

「日本の原発で震度5強でメルトダウンする可能性があるのは●基」とか、
そういうのならいくらでもあおって欲しい。


●番組の詳細は覚えていないし、記憶もあやふやなのだけど、大体そういう内容だったと思う。

2012年3月6日火曜日

名実

何度聞いても覚えられない「アルガベル杯」。

なでしこがアメリカに勝っちゃった。

しかもサビ抜き、
いや、
沢抜きで。

中継でも言っていたけれど、
W杯で日本は優勝したけれど、
決勝戦のPK勝ちは記録上はあくまで「引き分け」。

だから今日の勝利は名実ともに、
日本女子サッカー史上初のアメリカ戦勝利だったのである。

そんな歴史的瞬間に沢がいないのは、
なんだか寂しいけれど、
体調大丈夫なのかなぁ、、、

沢をベンチにも入れないことで、
若手の覚醒を促すという、
高等戦略だったのならすごいけれど。

W杯での屈辱を晴らすべく、
アメリカは相当な覚悟で臨んできたはず。

それに打ち勝つのだから、
なでしこの底上げは間違いなく進んでるな。

決定的に危ない場面を何度も作られていたし、
負けていても全然不思議じゃない展開に見えたけど、
あの終盤、
CKからの得点を決めて、
「勝ちきる」展開に持ち込めたのは、
やはりW杯優勝の自信か。

とはいえ、
あくまでこの大会は五輪の前哨戦。

ぜひ優勝で弾みをつけて、
悲願の五輪金を、
サビ入り、
いや、
沢入りで達成してもらいたいな。

2012年3月5日月曜日

頬肉

仕事中はたいていガムを噛む。
行儀悪かろうと何だろうと構わない。

仕事のある日は、
おはようからおやすみまで、
噛み続ける。

それほどの、
ガム噛みのベテランでも、
誤って頬の内側を噛んでしまうことがある。

ジャリっていう感触とともに、
痛みが走る。
皮というより身をやった日にゃあアンタ、
たまらん。

しかも悪い事に、
一度頬肉を噛むと、
そこがわずかながら腫れ、
さらに二度三度と繰り返し噛んでしまう。

噛む腫れる噛む腫れるの悪循環で、
それでもガムはやめないんだんだから、
悪循環は寝るまで続く。

でもさすが口の中、
一晩寝ると治っているから素晴らしい。

そして痛みも忘れ、
またガムを噛む。

2012年3月4日日曜日

作文

姉から夜メールが来た。

「3日の夕刊、10面に載ってる惣太郎君の作文に涙・・・涙・・・涙です。」

はい、
ここまででわかった人は、
今日はこれ以上読んでいただく必要はありません(笑)

これは読売新聞の夕刊の記事、
というか、
記事で紹介されている作文を読んでの感想です。

東日本大震災の津波で亡くなった、
父親にあてた小学一年生の作文には、
ぼくも胸が熱くなった。

読んでいない人のために転載しよう。

おとうさんへ

ささきそうたろう

おとうさん、ぼくはげんきだよ。
あのとき、すごくおおきなじしんとつなみでこわかったよ。
おうちがながされてかなしかったよ。
おきにいりのおもちゃもあたらしいランドセルも、おとうさんにつくってもらったプラモデルも、ぜんぶなくなってしまったよ。
なきたいことがいっぱいあったけど、ぼく、がまんしてなかなかったよ。
えらいでしょ。ほめてくれるよね、おとうさん。
おとうさん、ぼく、いちねんせいになったよ。おともだちもできたよ。
なつやすみのしゅくだいもおてつだいも、ちゃんとしてるよ。
あさがおもきれいにさいたし、かぶとむしもげんきだよ。
おとうさんのために、おはかもきれいにおそうじしたよ。
よろこんでくれるよね、おとうさん。
おとうさん、ぼく、おとうさんがいないのはすごくさびしいけど、がんばってるよ。
おとうさんがよろこんでくれるように、がんばってるよ。
だからおとうさん、いつもぼくのそばにいてね。
ゆめのなかで、ほめてね。
ぼく、いつでもまってるね。

さて。

あの日から一年まであと一週間となり、
マスコミの報道がまた増えてきた。

きょうのNHKスペシャル「原発事故」は、
人類史上最悪の事故から100時間、
福島県双葉町と浪江町の住人らが、
いかにして放射能から避難したかを、
検証したドキュメントだった。

政府関係者はこぞって、
「東電からの情報が上がってこなかった」と言い、
地元自治体は「国が何も支持してくれなかった」と言い、
東電は黙して語らず。。。

いっつもこのパターン。

東電が悪いのは当然だけど、
当時政権中枢にいた政治家も、
結果責任としては東電と同罪だ。

結果的にこのようなことになって申し訳ないが、
あの情報不足の中ではあれが精一杯だった、
みたいな言い訳は政治家のすべきことではない。

仮にそれが事実であったとしても、
同情の余地なし。

政治家は結果がすべて。

双葉厚生病院で重症患者とともに、
懸命の避難を続けた看護婦さんが、
こんなことを言ってた。

「月日がたてば生活の再建は進むが、同時に、失ったものの大きさにも気づく」

それから、
浪江町の消防団員はこんなことを。

彼は事故当日の夜、
ある地区の様子を見に行って、
助けを求める声を聞きながら、
夜の作業は危険だという「上」の判断で、
翌朝出直すことにした。

ところが、
その翌朝には原発事故で避難命令が出たため、
結果的に見殺しにしてしまったと自分を責めていた。

「(救出できなかったのを)原発事故のせいにしてるけど、そのことを知らなかった前の夜、何で助けに行こうって、もっと強く言わなかったのか」

これが霞ヶ関と現場の温度差だ。

●見逃した方、NHKオンデマンドででもご覧になることをおすすめします。うちにお越しになれば、録画見られます。

2012年3月3日土曜日

成長

ここ1年半ほど、
ずっと気にかけていた会社の後輩が、
とってもいい仕事をしてくれた。

一応「指導役」として関わってきた身として、
これは実に嬉しいことだ。

決して出来のいい後輩とはいえないのだけど、
それだけに気がかりで、
何かと駄目出しばかりしてきたような気がする。

それが春の芽吹きのごとく、
突然「よくやった」と手放しで褒めたいような、
結果を出してくれた。

最近、
落合博満の「采配」(ダイヤモンド社)を読んだのだけど、
本当に人の成長というものは千差万別だと実感させられる。

ぼく自身、
本当に劣等生だったから、
余計にそう思う。

出来の悪いその後輩にしても、
ぼくと比べれば「神の子」のようなものだ。

いろいろと口酸っぱく言ってきたことの一部でも、
成長の一助になったのならいいのだけど、
ひょっとしたら、
ぼくがあれこれ言わなければ、
もっと早く大成していたのかもしれない、、、

話は変わるが、
「もといち」のクリーンアップといって過言ではない一人が、
急に転職して東京に引っ越すことが判明した。

今月半ばには行っちゃうんだそうだ。

「何ですぐ連絡くれへんかってん」、
などと愚痴る間もなく送別会を段取っている。

出会いと別れの春でもある。

●そういえば、もう一人別な後輩の成長ぶりも拝見した。こちらは体育会系なので、別に心配はしてませんでしたが(笑)●なでしこ対デンマーク戦を仕事そっちのけで観戦。ザックJと違って、新戦力がどんどん出てきて羨ましい限り。女性の方がやっぱりたくましい●「むかで人間」というゲテモノ映画をTSUTAYAのPOPにつられて、つい借りて観てしまったが、あまりに下らなかった。これほど時間を無駄にしたと思ったことはないほど、下らなかった。


おまけ。

紙飛行機の飛行距離世界記録が樹立されたというムービー。














69.14メートルだそうだ。

2012年3月2日金曜日

代表

もう旧聞だけど、
昨日はザックJ対ウズベク、
なでしこ対ノルウェーをテレビではしご観戦した。

1点もとれず負けたザックJと、
1点先制されながら逆転したなでしこと、
結果は明暗だったけど、
どちらも「代表」チームの難しさを感じさせられた。

ザックJの方は、
先発11人中8人が海外組で、
本田を除けばほぼベストメンバーだったはずなのに、
なぜ格下に、
しかもホームで負けたのか。

ど素人が見ても分かったのは連携の悪さ。

「8人が海外組」といえば聞こえはいいけど、
要するに個人の能力は高いものの、
欧州各国からバラバラに集まってきているわけで、
チームとしての戦術の共有とか、
阿吽の呼吸みたいなものが明らかに出来ていなかった。

香川も岡崎も長友も、
それなりに「さすが」という見せ場は作った。

でもなんか、
そこだけっていうか、
あの試合の中でギアをトップに入れた場面は、
わずかではなかったか?

もともと、
長旅でコンディションが悪い中、
100%のパフォーマンスができないから、
体力温存して、
ここぞ一発の場面だけ頑張った印象。

変に「プロズレ」してるっていうか、
「ま、一応俺の見せ場は作りましたよ」的な感じで、
絶対に相手を倒すという、
チームとしての闘争心は感じられなかった。

一瞬でも見せ場を作れる実力はさすがなんだろうけど、、、

長友なんて、
後半自ら交代を申し出て、
宮市の出場機会をつぶしちゃったし。

宮市にしてみれば、
インタビューでは優等生な発言してたけど、
ベンチで観戦させるために呼ぶんじゃねぇって思ってたに違いない。

あと、
ハーフナーは使えないな。
足下が下手すぎる。

一方なでしこ。

連携の悪さという意味では男子と同じだったけど、
そこがやっぱり女子というか、
世界一の自信というか、
何となく貫禄勝ちしちゃった感じ。

にしてもあの観客の少なさはなんじゃらほい。

あそこでベストパフォーマンスせよというのも、
ある意味酷なような気もする。

ザックJの宮市は出られなかったけど、
なでしこ期待の京川は出場した。
でも遠慮見え見えで、
いいところはなかったな。

15分ほどの出場時間で結果を求められるのも可哀想だけど、
そこで結果を出さないと駄目だって解説者が力説してた。

個人のアピールとチームの勝利と、
代表チームの難しさはそんなところにもあるんだと、
ずいぶん勉強になった。

ついでに、、、

今度の代表ユニフォーム、
かっこわるいぞ。

●三ノ宮「グレート・ブルー」セッションに。なんと「ライブやりませんか」と、お店の方から言ってくださいました〜。5月がうまくいけば、今年中に「グレブル」デビューできるかもよん●金曜日、元町に参上いたします。よろしくお願いします。

2012年3月1日木曜日

実体

わけあって「ゼーガペイン」というアニメを、
バンダイチャンネルで鑑賞。

全26話。

最近のアニメって、
こんな風になってんのかって、
ほとんど浦島太郎状態だ。

極めてざっくり、
ぼくら世代の言葉で表現すれば、
エヴァンゲリヲンとマトリックスを融合させて、
さらに進化させたような感じ。

わかるかなぁ?

ぼくらが宇宙戦艦ヤマトに熱中したように、
こういうアニメを見て育ったイマドキの子どもは、
どういう人生観を抱くのだろうか?

ごく一例、
人間という存在そのものをデータ化して、
量子コンピューターに保存するって、
意味わかります?

もっと広げて、
町そのものをデータ化してサーバーに保存して、
しかもそのサーバーの中のデータとしての人間には、
ちゃんと心があって夢まで見るってこと、
わかります?

一見マトリックスに似ているようだけど、
あの映画には一応、
仮想世界を生きる人間に対応する、
実体の人間が存在したけれど、
ゼーガペインでは、
そのリアルの人間はすでに存在せず、
データだけがある。

イマドキの感覚というか、
科学技術の発達にかんがみると、
そういうこともあり得るのかとも思うけど、
やっぱり最後は人間の精神とは一体何ものか、
という非常に難しい問題に行きあたる。

ぼくの心が他人にわからないのは当たり前だけど、
当のぼくにだってぼくの心は本当のところわからない。

とりあえずぼくは、
ぼくの体が発するメッセージを言語化したものが、
いわゆる「ぼく」なのだと理解しているけど。

話は飛びますが、、、

今日、
一体なんのためにこんなブログを書いているのかと、
いい質問を受けた。

最初は「瓶詰めの手紙」の感覚で始めた。

それは、
ぼくという存在を再生するために、
必要な作業だった。

誰かというあてはないけれど、
いつか誰かに読んでほしいと願いながら。

だから、
読まれることを前提としていない日記ではない。

つぶやきよりはでかい、
一日最後の、
ため息混じりの愚痴ぐらい(笑)。

ぼくが歌を続けていく過程で出会った人で、
ぼくという存在に関心を抱いてくれた人が、
少しでもぼくを理解する参考にしてもらえればという願いはある。

だから、
ぼくという実体を知らない人にとっても面白い読み物には、
全くなっていない。

でも、
リアルなぼくを知っている人にとっては、
「へぇ~訳わかんないこと考えてんな」ぐらいの、
面白みはあるのではないかと思っている。

基本、
匿名性を貫いているけど、
わかる人にはわかるぐらいには、
具体性を持たせている。

時間とともに主張が一貫してないとか、
支離滅裂な日も多々あるけれど、
そういうことも含めて、
文責はすべてぼくにある。

●しっかり「ワンピース」に「ゼーガ」に、最近漫画&アニメ漬けだな(笑)。ちなみにワンピースは現在24巻ね。先は長いな~

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