もう旧聞になっちゃったけど、
ユーロは本命スペインの優勝で終わった。
ユーロ連覇は初の快挙。
スペインのパスサッカーが、
現代最高レベルにあることが、
またもや証明された。
イタリアとの決勝は予想外の大差となった。
準決勝からの中日が、
イタリアの方が一日少なかったというのは、
かなりなハンデだったとは思うけど、
それにも増してスペインの迫力がすごかった。
まるで準決勝までは調整だったとでも言わんばかりの、
圧倒的なスピードと精度。
特に2アシストと4ゴールすべてに絡んだシャビは、
この日はそれまでと全く別人のようだった。
手を抜く、
いや足を抜くのは、
スポーツとしてどうかという議論はさておき、
タイトな日程で、
全試合で全力を出していては、
優勝は難しい。
余力を残しつつ、
それでもちゃんと勝って、
決勝戦で最大限のパフォーマンスを、
世界中に見せつける。
もぅ憎たらしいほどの強さ。
これでビジャとプジョルという、
攻守の要を欠いていたというのだから、
恐れ入りました。
スペインが強いというのは、
日本人にとって何よりの朗報である。
体格的にほとんど変わらない彼らが、
ここ数年間世界に君臨していることは、
日本のサッカー少年らに大いなる自信と夢を与えているはずだ。
そういえば、
スペインで一番有名な日本人は大空翼だとか。
不思議な縁だよね。