2012年7月17日火曜日

天敵

草木も眠る丑三つ時、
台所の換気扇の下で一服していたら、
何かが視界に入った。

ゴ、
ゴキブリじゃ〜!!!!!!!!

極度にきれい好きな母には、
時に辟易とさせられるものの、
おかげさまでこの「天敵」にはここ数年、
お目にかかっていなかった。

んなもん、
民家ならいるに決まってるやんかって思う人、
ちょっと聞いて下さい。

我が家は母と二人暮らしだけれど、
生活リズムが真反対なので、
ほぼ不夜城状態なのです。

母が寝ていればぼくが起きていて、
ぼくが寝ていれば母が起きている。

そんな暮らしを5年ほど続けていて、
年に1度も見ないのだから、
実質いないものと思っている。

もしいたらそれは、
荷物に紛れてとか、
引っ越した隣家からとかからであって、
我が家で繁殖しているとは思えない。

でも、
あれは間違いなくゴキ。

その現実は受け止めよう。

しかもかなり大きい。

ぼくの身体は凍り付いたまま、
目でしばらく観察してました。

どうか一瞬でいなくなってくれ。

そう念じながら。

でも、
アイツ動かない。

動かない。

逃げろ。

逃げない。

・・・・・・

仕方なく、
新聞を取りに行きました。

一応退治するためなんだけど、
本心では、
戻ってきたら、
消えてろと願いながら、、、


なのに、
まだソコにいやがる。

そういう気なら仕方ない。

こちらも大の男だ。

受けて立とうじゃないか。

新聞を三つ折りにして、
狙いを定め、、、

ペシッ、、、、

一瞬で逃げられました。

本当なら悔しがるところなんだろうけど、
本心ではとりあえず視界から消えてひと安心。

やることはやったもんね〜。

母への引き継ぎメモを書いて、
発見場所に置いておいた。

あとは母が何とかするでしょ。

こういうことがあった方が、
母は俄然生き生きする。

あ〜でも、
ぼくの心の傷はしばらく尾を引きそう、、、

大袈裟だよね。

それはそうなんだけど(泣)





遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...