昼食時、
母がいきなり、
「ゴキ●●とったで」
「ど、どこで」
「トイレ。朝、スリッパの所におったわ」
「えっ、で殺したん」
当然、
といわんばかり。
ミッションコンプリートに、
満足気にうなずく母。
トイレのスリッパって、
寝る前オレ使ったやんか!
「この家に入った虫は蚊だろうがゴキ●●だろうが絶対に生きていかれへんねん」
ゴキを退治してくれたのはありがたいが、
ここまで言い切る母も、
ちょっと恐いような、、、
と、
その次の瞬間、
「庭に今年も蝉の穴がいっぱい出来てるわ」と母ニコニコ。
蝉とゴキ。
どことなく似ているような気もするんですが、、、
待遇のあまりの違いに戸惑いを覚える。
ゴキも、
たとえば鈴虫みたいに鳴きでもしたら、
ここまで嫌われなかったかもしれない。
そういうと、
母「あんな大っきな羽で、どんな音すんねやろうな」。
想像しかけたけどやめた。
●母によると、今回のゴキはたぶん外から来たんだろうとのこと。普段からいれば、排泄物を見逃しはしない、とのこと。家の外から窓越しに入ってくるゴキを、過去にも目撃したことがあるのだそうだ。炎天下を、ご苦労さんなゴキ。わざわざこんな天敵のいる家にこなくてもよかったのに。