15歳の少女が目覚めたら、
見知らぬ家のベッドにいて、
鏡を見ると、
そこには30歳になった自分が写っていて、
驚く間もなく、
「ママー」と駆け寄ってくる子ども、、、
まるでタイムマシーンにでも乗ったかのような、
SFみたいな話が実際にあったそうだ。
もちろん実話なので、
ちゃんとした訳がある。
タネを明かせば、
30歳の女性が直近15年分の記憶を失ったのだ。
だからその女性は自分を15歳だと思っていた!
この女性の場合は極端だけど、
何とかという病気で、
決して珍しいものではないんだとか。
自我っていうものについて、
あらためて考えさせられる。
数年前に、
冷凍人間の自我について考えた事がある。
仮に冷凍人間が実現したとして、
解凍されたその人の自我は、
果たして冷凍前と同じなのだろうか?
眠りから覚めた人と同じように、
何の疑問も抱かずに冷凍前の自分を、
今の自分と思えるのだろうか?
最初に紹介した女性のように、
記憶と自我は密接に関係する。
記憶というものが、
単なる脳細胞の状態であるならば、
解凍人間の自我はやはり、
冷凍前の自我と同じと考えるのが自然に思えるけれど、、、
何年たっても難しい問題。
回答できません(笑)