ひっさしぶりにゴルフの全英オープンを見た。
といっても最終日の後半9ホールだけぐらいなんだけど、
これが何と言うか、
ゴルフ観戦の醍醐味を凝縮したような展開だった。
見始めた時には、
タイガー・ウッズがバンカーに打ち込んで、
万事休すみたいな場面で、
この時点で、
アダム・スコットっていうオーストラリアの選手が、
ほぼ独走態勢に入っているように思えた。
ところが、
最終組で快調に回っていたスコット君、
メジャー初制覇への緊張からか、
終盤調子を崩し始める。
ま、
こういう展開はよくあるんだけれど、
一方で、
スコットの前の組でプレーしていた、
南アのアーニー・エルスが気楽にスコアをのばし、
18番でも長いバーディーパットを決め、
7アンダーでフィニッシュ。
確かこの時、
スコットは8アンダーで17番にいたはず。
つまり、
スコットはまだ、
残り2ホールをパーで回れば優勝だった。
ところが、
というか、
やっぱりというか、
こうなるとリードしているスコットの方が、
完全に追いつめられちゃって、
2ホールとも一打ずつ落とし、
エルスに逆転された。
スコットは一時6打差あったリードを守りきれなかったわけで、
連続4ホールボギーの典型的な自滅。
18番でのパーパット、
入れればまだプレーオフの可能性がある場面で、
無情にも球はカップの左を通過。
しゃがみこむスコット君。
いやぁ、
ゴルフは恐い。
本当に恐いわ。
●エルス42歳だって!互いに年とりましたなぁ。