2012年7月23日月曜日

自滅

ひっさしぶりにゴルフの全英オープンを見た。

といっても最終日の後半9ホールだけぐらいなんだけど、
これが何と言うか、
ゴルフ観戦の醍醐味を凝縮したような展開だった。

見始めた時には、
タイガー・ウッズがバンカーに打ち込んで、
万事休すみたいな場面で、
この時点で、
アダム・スコットっていうオーストラリアの選手が、
ほぼ独走態勢に入っているように思えた。

ところが、
最終組で快調に回っていたスコット君、
メジャー初制覇への緊張からか、
終盤調子を崩し始める。

ま、
こういう展開はよくあるんだけれど、
一方で、
スコットの前の組でプレーしていた、
南アのアーニー・エルスが気楽にスコアをのばし、
18番でも長いバーディーパットを決め、
7アンダーでフィニッシュ。

確かこの時、
スコットは8アンダーで17番にいたはず。

つまり、
スコットはまだ、
残り2ホールをパーで回れば優勝だった。

ところが、
というか、
やっぱりというか、
こうなるとリードしているスコットの方が、
完全に追いつめられちゃって、
2ホールとも一打ずつ落とし、
エルスに逆転された。

スコットは一時6打差あったリードを守りきれなかったわけで、
連続4ホールボギーの典型的な自滅。

18番でのパーパット、
入れればまだプレーオフの可能性がある場面で、
無情にも球はカップの左を通過。

しゃがみこむスコット君。

いやぁ、
ゴルフは恐い。

本当に恐いわ。

●エルス42歳だって!互いに年とりましたなぁ。

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