2012年7月10日火曜日

総統

NHKの新番組「ザ・プロファイラー」が面白そうだったので、
録画してみたが、
初回の「ヒットラー」は期待ほどには良くなかった。

プロファイラー役(?)の岡田准一が、
はっきり言って不必要で、
彼のコメントなどいらないから、
もっと素直に事実を並べて、
専門家の分析をはさむシンプルな構成の方がよかったかも。

研究者によると、
幼少期から総統になるまで、
彼に一貫していた性格は「反論を許さない」点だったという。

でも彼は決して特異な怪物ではなく、
国民の不満が鬱積している時代には、
ミニヒトラーは現れうるという結論に至る流れは、
暗に橋下徹を指しているのがミエミエで、
NHKは橋下嫌いなのだと勝手に解釈する。

そういう中で一番面白かったのは、
ヒトラーが首相に初当選した時のスピーチの実際の映像かな。

何千人の聴衆が歓喜にわき上がるなか、
登壇するヒトラー。

彼はなかなかしゃべらない。

満場がシーンとなるまで待つ。

そして静まり返ってもなおしゃべらない。

全員の注目を集中させ、
沈黙の頂点に達したところで、
静かに語り始める。。。

その後はだんだんと、
いわゆるヒトラー的弁舌になって、
クライマックスを迎えるのだけれど、
あの最初のタメは相当なもの。

総統だけに?

研究者によると、
彼は意図的に演説会に遅刻したらしい。

それも2時間とか3時間とか。

尋常じゃない。

ヒトラー率いるナチスが、
最初に国政に打って出てから、
彼が首相になるまでわずか4年とか。

2016年ごろのわが国の首相は、
一体だれがつとめているのでしょうか?

●一日遅れの「ビューティフルレイン」第2話。トヨエツ、すでに愛娘の誕生日を忘れ、自宅への帰り道がわからなくなっちゃって、、、

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...