2012年8月31日金曜日

時期

南海トラフ地震が起きたら、

最悪32万人の死者が出ると、

衝撃の被害想定。

 

母は新聞に載っている地図をにらみ、

我が家はどうなるのか、

確認に必死だ。

 

こうやって危機感を強めることは、

ぼくは賛成だけど時期がいかん。

 

ちょうど国会を休会した日であったのは、

国民を目くらましする意図があるとしか思えない。

 

新聞もテレビも、

報道できる事柄には限りがある。

 

大きなニュースがあれば、

他のニュースはどんどん切り捨てられる。

 

たまにNHKニュースなどで、

時間を延長することはあっても、

新聞は突発的ニュースに合わせて紙面を増やすなんてことは、

よほどでなければしない。

 

オリンピック期間中だって、

普段と変わらず事件事故はあった。

 

メダルラッシュの喧騒の中、

密やかにしか伝えられなかっただけだ。

 

秋の解散説が濃厚だ。

 

自民も民主も同じ穴の狢とわかった今、

維新しか選択肢がないことが、

最大の不幸だ。

 

 

2012年8月30日木曜日

玉石

真夏の暑さもやっと一段落してきて、
気がつけば9月はすぐそこ。

読書でしょ。

最近ちっとも本のことを書いていないけど、
決して漫画ばかり読んでるわけじゃあ〜りません。

『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』(マーティン・ファクラー著、扶桑新書)

いいね!

ニューヨークタイムズ東京支局長の著者が、
日本の新聞の問題点を鋭く指摘してる。

記者クラブに代表される発表ジャーナリズムは、
著者にはアンビリーバボーなことだろう。

この本では、
発表ジャーナリズムがいかに国民のためになっていないか、
主に東日本大震災の取材体験をもとに率直に語られる。

ぼくがこの著者を好きだなと思ったのは、
被災地入りしてから、
大手マスコミがいないところを探して取材したというスタンスだ。

ジャーナリストってたぶん、
みんなが右を向くならオレは意地でも左、
みたいな人に適していると思うんだけど、
日本のジャーナリズムは残念ながら正反対だ。

世の大勢が右を向くなら報道も右。
他社が上を向くなら自社も上。

世の中と、
他社と横並びをもって尊しとする。

そして著者は言う。

数日待てば発表されることを、
一日先んじて報じても、
そんなのスクープじゃないと。

全く同感の極みである。

でも日本のマスコミはそういうことばかりに血道をあげる。

そうやって発表の少し前に情報を報道できるのは、
自分が取材源と深く親密な関係を築いているからだと、
自己満足するのである。

そしてさらにたちが悪いのは、
先ほど「世の中」と書いたけれど、
そういう世論を形成しているのもまた、
こういう発表ジャーナリズムなのである。

つまり、
日本には本当の意味でのジャーナリズムは、
少なくとも大手と呼ばれる新聞社には存在しない。

朝日だろうが産経だろうが関係ない。

基本、
当局の膨大な発表を峻別して、
体裁よくしているだけの広報。

そう指摘されても仕方ないのである。

もう、
著者のおっしゃる通り、
読んでいて喝采を送った。

今の悲劇的状況は、
ネットで救われるのだろうか?

残念ながら現状ではノーだ。

ネット情報は玉石混淆とよく言われる。

余りにも情報量が多すぎて、
よほどの目利きでない限り、
玉を選り分けることができない。

森の中に隠された真実の小枝は、
発見されないままなのが、
現状である。



2012年8月29日水曜日

修理

ベイコムのネットがつながらなくなった件。

修理依頼をしたものの夜になったらつながってて、
そのあたりはブログに書いたんだけど、
それから寝て、
修理当日の昼頃起きると再びつながらなくなっていた。

その日は午後四時に修理の人が来ることになてっていたのに、
昼飯を食べている最中電話がかかってきて、
「今から行ってもいいですか」だって。

こっちは寝起きで飯食ってるし、
困ったなぁと慌てて食べ終えると、
ちょうど呼び鈴が鳴った。

前日の電話のやりとりでは、
モデムが故障しているのでは、
という診断だったが、
調べてみるとモデムに異常はなくて、
ケーブルの分配器がおかしいということで、
担当者はさっさと交換を済ませた。

ところが通信状態が依然おかしいというんで、
屋根裏にあるなんちゃらという機器を調整して、
なんとか直った。

直ったんだからそれでいいわけだけど、
何となく釈然としないのはなぜか?

分配器がおかしいなら、
交換するだけでいいはずなのに、
尚かつ天井裏の機器の調整が必要なのは、
考えてみれば不思議である。

天井裏の機器の調整がおかしかったのなら、
これまでもずっと不具合がなければならないのに、
そんなことはなかった。

前日の午後からつながらなかったのに、
夜になるとつながって、
翌日の昼に再びつながらなくなったというのも、
素人にはなんだか合点がいかない。

その時に質問すればよかったんだけど、
こっちは寝起きで頭がボケているたし、、、

気のせいだとは思うけれど、
つながる速度が幾分遅くなった気もする。

実用上は問題ないんだけど、
たとえばあるサイトの表示のされかたが、
これまではパッと全部表示されたのが、
一瞬クッとタメを作ってからバッと表示される感じ。

表現難しいな。

極めて感覚的なことなんだけど、、、

そんなこんな、
すべてがチグハグな感じで、
妙な違和感が残る。

そういえば修理代も請求されなかった。

別に誰に悪意があるとかそういうことではないけれど、
何かごまかされている時に感じる違和感というか、
ぼくの中のセンサーが反応している。

しばらく様子をみて、
それでもこの違和感が消えなければ、
連絡してみようと思う。




2012年8月28日火曜日

一歩

その日のタイトルは、
書き終わってから付けることがほとんどだけど、
今日は違う。

一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ

アームストロング船長の訃報は、
今日の朝刊で知った。

何たってこの人、
人類で初めて地球以外の天体に行ったんだもんね。

冷静沈着そのものの人物だったらしい。

月着陸船は予定地を超えて、
下は岩場ばかり。

燃料も底をつき、
警報装置が鳴り止まぬ中、
自分の目で着陸場所を探し、
見事にランディングさせた。

帰還後も、
当初のフィーバーが収まると、
英雄視されるのを嫌い、
半ば隠遁生活だったとか。

これだけでタイトルを決めた訳ではない。

今日は前田敦子のAKB卒業の日でもあった。

新たな一歩を踏み出す彼女の行く末、
興味ありますね〜

ないですか〜?

それはそれとして。

NHKプロフェッショナルは、
塩麹で有名になった、
大分の麹屋の女将だった。

彼女もとりあえず一歩踏み出す事が大事だと、
力説しておられた。

さらにに言えば、
この番組の主題歌も、
「あと一歩だけ前に進もう」という歌詞がある。

先日、
近所でお祭りがあって、
でっかい音量で365歩のマーチが流れてた。

千里の道も一歩から〽

そりゃわかってんだけどさ。

一歩ずつ歩いてるんだけどさ。

進まないんだよ。

ちっとも。

いや進んでるんだろうけど、
どれぐらい進んだのか、
距離がわかんなくてさ。

そういえば、
1830メートルの夢って、
AKB劇場から東京ドームまでの距離だって、
全然意味知りませんでした。

以外に近い?

近くて遠いってこと?

彼女らは6年余かけてたどり着いたんだね。

みなさんご立派。

●まいまっくえあーは回復しました。でもまぁ色々あって、、、それはまた別の話しで。


2012年8月27日月曜日

診断

今日の午後から、
マイマックエアーがネットにつながらなくなった。

モデムを見ると、
点灯しているはずのランプが消えている。

故障?

のんのん。

よくあることさ。

コンセントを抜いて10秒ほど待って、
もう一度つなげばほら、、、、、

治らない。。。

こんなことを何回か繰り返した挙げ句、
結局ベイコムに電話した。

先方にうちの住所や電話番号を伝えると、
間髪入れず、
「あー今日の午後からつながってませんね」

そういうことが、
あっち側はすぐにわかるんだ。

で?
「コンセントを抜いてください」

んなこともうやったよ、
って思いながらも言われるがまま再度実行。

やっぱり治らない。

「あーこれはモデムの故障ですね」

診断結果はやっ。

「あとで修理担当者に電話させます」って、
仕事早いね。

修理担当者からは1時間ほどして電話がかかってきた。

「明日お伺いしますがよろしいでしょうか」

はいはいどうぞちょうど休みです、
こっちも仕事が早いね。

というわけで、
トントン拍子で明日の午後、
修理屋さんがくる事になって、
一安心。

夕飯は姉家族と一緒に外で済ませて、
帰ってきてビデオやら何やら見て、
さっき部屋に戻ったら、、、、

モデムのランプが復旧してるではないかい!

うっそー

まいまっくえあーもこの通りちゃんとつながっている。

何やねんあの診断。

明日もう一度電話して、
見解を聞いてみて、
やっぱりモデムを替えるべきならそうするけど、、、

なんかさ、
こうやって何事も手際がいいのは、
こっちとしてもありがたいけれど、
これがもし体の病気だったら、
「こりゃ手術しかないですね」なんて言われても、
うかつにハイハイ言ってたらいかんな、
なんて妙な事に連想が行ってしまったのであった。


2012年8月26日日曜日

恒例

八月も終わりに近づき、
恒例の人事異動の季節がやってきた。

海の底にゴロリと横たわる石のようなぼくは、
忘れ去られたように不動であるが、
そこから見ている海の流れはなかなか面白い。

狙い通り出世する者、
意図せぬ場所に行かされる者、
すでに「過去」だったはずが、
不意に戻ってくる人。

海底の石とはいえ、
ぼくだってたぶん地殻の流れに乗って、
少しずつ動いているはず。

どこへ流されているのかは全く分からないけれど。

帰宅してテレビをつけると、
大曲の花火大会を生中継していた。

テレビで見る花火大会ほど、
つまらぬものもないけれど、
ぼくは7年前あそこにいたなと、
思いさせる効果はある。

7年前、
本当にカミソリの上を歩くような、
張りつめた日々。

時々ふいに脳裏によみがえっては、
何とも形容のつかない感情に教われる。

よく頑張ったよな、
オレ。

最終的には崩壊したけれど。

今の暮らしはあのころが嘘のように、
スリリングさは全くないけれど、
これを平和だとするならば、
悪くないなとも思う。

でも一方でこうも予感する。

いつかまたぼくは、
あの大曲に行くに違いない。

どんなシチュエーションで、
どんな感情を抱いてかは、
全く分からないけれど。

2012年8月25日土曜日

延長

ここんとこずっと、

プリズンブレイクをhuluで見ている。

 

エピソード3をさっき見終わった。

 

脱獄モノなんだけど、

評判通り確かに面白い。

 

だけどとっても卑怯だと思うのは、

エピソードごとに物語が完結しない事だ。

 

24もおんなじように、

もったいつけて引っ張る筋だてだけど、

まだ一応エピソードごとに一つの事件は解決してた。

 

だからエピソードの区切りで、

やめることができた。

 

だが。

 

プリズンブレイクはズルズルと、

何ら物語が完結しないまま、

次のエピソードに続くって感じで、

やめるにやめれない。

 

まぁ確かに面白いんだけど、、、

 

製作サイドの思惑にまんまと乗せられている、

自分が悔しい。

 

でもエピソード4で終わる。

 

それは事実として間違いない。

 

ここまで57話見て、

あと21話かぁ。。。

 

ヤバいドラマだぜ、

ったくよ、、、

 

 

2012年8月24日金曜日

観戦

拙ブログの読者のお一人から、

どうすればスポーツ観戦が面白くなるのか

といった趣旨の質問をされた。

まず興奮することだと思う。

うちの母など、
どの国とどの国がやっているのか、
そんなことは関係なく、
というか全く知りもせず、
あるいは、
その一戦がどういう位置づけなのか、
なんてことも全く関係なく、
単純に目の前の試合に熱中できる。

あまりの無邪気さに失笑してしまうぐらいだけど、
それはやっぱりスポーツ観戦の基本だと思う。

逆に言えば、
いくらルールや歴史の知識を知っていても、
試合に興奮できなければ観戦する意味がない。

みたいなことを答えたら、
あまりにつれないと質問者は不満げだった。

でもたぶんそれは、
スポーツ観戦に限った話しではなく、
芸術鑑賞においても全く同じなはずだ。

なでしこが五輪で銀メダルに輝いた件について、
個人の技量やチーム戦術はW杯の時より上がったと、
評価する声があって、
それは事実なんだろう。

ぼくのなでしこに対する知識や、
サッカーという競技についての理解も、
あの頃よりはマシになったと思うけれど、
興奮の度合いでいえば、
比較にならないぐらいW杯の方が勝っていた。

五輪決勝のことは十年後覚えている自信はないけれど、
W杯観戦のことはたぶん死ぬまで忘れない。

感動や興奮の度合いは、
知識の量には全く比例しない。





2012年8月23日木曜日

銃撃

シリアで銃撃に遭って死んじゃった、
戦場ジャーナリスト山本美香さん。

ずっと命がけで紛争地帯の取材をしてきて、
平和な世界の実現を望んできたであろうに、
そのメッセージは、
彼女の取材そのものというより、
自分の死によって最も広く知られるようになってしまったのは、
はなはだ不本意なことだったかもしれない。

冒険家と同じように、
彼女は死を覚悟してなどなく、
無事に帰ってきてこそのジャーナリストだという意識を、
非常に強く持っていたようだ。

命知らずではなく、
でも、
命がけで取材を続けてきた彼女に、
心からの尊敬の念を抱きながら、
それでもやはり矛盾を感じてしまうのは、
彼女を死ぬまで駆り立て続けた、
紛争地帯の取材という行為だ。

彼女は世界の平和を願っていた。

それは真実だろう。

でも、
世界の紛争地帯でたくましく生きる人々に、
彼女が大いなる魅力を感じていたのもまた事実だと思う。

日本はしばしば平和ボケしていると言われる。

彼女を含め世界の紛争の最前線を知っている人には、
平和ボケした日本人は、
取材対象として魅力がなかったかもしれない。

でも彼女が望む平和が実現したら、
人間はこうやって平和ボケするのである。

それがぼくの言う矛盾である。

彼女は志半ばで死んだ。

でも平和ボケした日本では、
志など持っている人じたいが少数で、
ましてや志を成し遂げて死ぬ人など、
ごくごく少数に違いない。

彼女が銃撃される直前まで撮影していたという、
ビデオを見た。

女性や赤ん坊が暮らしている、
あの市街地で、
よもや銃撃戦が起きようとは、
ぼくには想像できなかったし、
彼女らにも予想外だったからこそ、
撃たれてしまったのだろう。

今のシリアには、
戦場ジャーナリストの常識でさえ通じない、
異常な状態になっているということだ。

そんな現実の世界の、
あの町で暮らす人々、
それを取材する彼女。

何と生き生きしていることか。

本当に皮肉なことなんだけど。

●ぱっと見てそう思ったので「痩せた?」ってたずねたら、すんごい喜ばれた。思っても見なかったリアクションだったので驚いた(笑)。頑張って下さい。





2012年8月22日水曜日

縮小

テレビの週間視聴率を見ていると、
NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」は常に上位に入っている。

ま、
ぼくも録画ではあるけれど、
ここまで欠かさず見ている。

で、
思うのだけど、
あれって実際面白い?

自分で見ておいてなんなんだけど、
正直ここまで見てきて、
辞める動機がないから何となく見続けている感じ。

何だかこのドラマ、
主人公らの人生がグッと展開しそうになると、
常に小さく小さくまとまっていく気がする。

その傾向は特に、
下山三きょうだいの恋愛において顕著だ。

長女の松子は復員軍人で癖のある同僚と結ばれるのかと思いきや、
実家の家を建てた住宅会社の営業マンと一緒になる。

長男の竹男は、
女性歌手と相思相愛ながら別れねばならなかった。

梅子に至っては、
同僚の医者松岡と一緒になると思わせておいて、
何と幼なじみと結婚してしまう。

すべてがこんな感じで、
そもそも梅子は、
大学病院を辞めて実家の敷地内に開業するし、、、

まぁそれはそれでいいんだけれど。

もうちょっと、
三きょうだいの波瀾万丈な人生ものを、
期待していたこちらが間違っていたのか?

それにしても、
松岡なんか、
初めて登場した時に、
わざわざナレーションで「これが梅子と松岡の出会いでした」
みたいに思わせぶりなこと言っといて、
結局「二人は医者としての生き方が違う」だって!

本当に最初から幼なじみのノブと結婚させるつもりだったのかな?

ぼくが一番シンパシーを抱いていた坂田っていう医者を、
あっさり交通事故で死なせてしまって、、、

ちなみに二番目はテキ屋のおじさん。

逮捕されたけど(笑)

なんだかんだいいながら、
非常にまっとうに、
小市民的に幸せになっていく三きょうだいが、
羨ましいようなねたましいような、、、

そういえば、
最初は大掛かりだったセットも、
今やこじんまりしたもんだ。

朝ドラってこんなもんですか?

ずっと見るの「おしん」以来なんで、、、

古すぎ〜

●水曜日に元町へ行くとさっき決まりました〜



2012年8月21日火曜日

三振

五輪観戦で忙しくって、
高校野球はほぼノーマーク。

気づいたらもう準々決勝なんだね。

桐光学園の松井って投手が、
一回戦で三振22個の記録を作ったことぐらいしか、
記憶にない。

しっかし三振22個って、、、

9回で終わる試合だと、
3アウト×9回=27アウトだから、
ほとんど三振だったといっていい。

相手がどこのチームか忘れたけれど、
曲がりなりにも地方大会を勝ち抜いてきたわけで、
そんなチームがろくにバットにさえ当てられなかった、
というのはかなり衝撃的だった。

とはいえ、
この松井というピッチャーが、
そんなにぼくの記憶に強い印象を与えたかというと、
案外そうでもない。

彼の場合、
スライダーっていう変化球が必殺の武器なんだよね。

しかもかなり個性的なフォーム。

体全体で無理矢理ねじ曲げているように感じて、
まだ2年生なのに肩とか肘とか壊さなきゃいいけど、、、

高校野球のこれまでのピッチャーで印象的なのは、
ぼくの中では桑田と松坂かな。

もう少し年配の人だと、
ダントツで江川だろうけど。

さらに上だと尾崎かな?

若い人では斎藤であり田中であり、
ダルビッシュもそうかな。

やっぱり高校の一流はプロでも一流になるもんだ。

って決めつけるのはよくないけれど。

松井君は記録を作ったけれど、
さて、
プロまでたどり着けるかどうか、、、

しかし何ですな、
今回の三振記録で一番見直されたのが、
板東英二さんでしょう。

一大会で83個だっけ?

近代高校野球では、
まず破られないだろうと思う。

プロ野球でいう金田の400勝みたいなもんだね。

ちなみに打者ではダントツ清原。

彼は正真正銘の怪物打者だった。

んで2と3がなくて4が松井って感じ。

●五輪メダリストの銀座パレードすごかった。日本人って本当に五輪好きなんだな。でも、ある人が言ってた。やるならパラリンピック終わってからにしろって。こういう配慮がないところがまた日本人。



2012年8月20日月曜日

脈絡

東日本大震災で家族全員を亡くした、

南相馬市の郵便局員のドキュメントを、

少しだけテレビで見た。

 

妻と二人の子供に母親を一度に亡くし、

仮設住宅で一人暮らすその男性は、

この春郵便局を定年退職した。

 

スーパーで知り合いの、

といってもそれほど親しくないはずの、

女性から話しかけられる。

 

女性は男性の家族が全員亡くなったと知り、

まぁ、という表情のまま固まってしまう。

 

女性に悪気はないのだけれど、

この一分ほどのやり取りで、

男性は封印してた悪夢を思い出さされ、

苦しみに悶える。

 

先日2ちゃんねるを見ていて、

面白いなぁと思った書き込みがあった。

 

ビートルズを喧嘩別れしてしまったジョンレノンに、

世界平和を語る資格があるのか、

そんな内容だったと思う。

 

たった四人のバンドすら平和に続けられなかったのに、

世界平和はおこがましい。

 

面白い見方だなぁ。

 

以上二つの話に脈絡はない。

 

無理やりこじつけて落ちをつけるつもりもない。

 

ただ、

今キーボードに向かい、

思いついた順番に書いてみた。

 

 

2012年8月19日日曜日

雷鳴

たまたま寄った本屋で、
つい「体幹を鍛える」的な本を買ってしまった。

おそらくこれが五輪病。

って勝手に名付けたのだけど、
アスリートの熱戦い感動直後、
つい我が身も少しどないかならんか、
と思うのはきっと万国共通(なはず)。

でも結局積ん読になるんだけれど(泣)

唯一参考にしたいと思ったのは、
ドローイング。

これ簡単に言えば、
お腹を凹ましてその状態をキープすること。

テレビCMで、
健康診断の腹囲測定の時に、
お腹をギュッと凹ませる涙ぐましい努力、
あの努力を日常的にすれば、
それなりの引き締め効果があるというもの。

これなら電車の中でも、
歩いていてもできるし、
何より金と時間がかからない。

「ながら」でいいんだもん。

これだけはちょっと続けてみようと思った。

こんなのん気なのも、
今日は休みだったから。

一日中家に引きこもり、
っていうか、
雷すごすぎて、、、

とにかく最近の天気は尋常じゃない。

突然ものすごい雷鳴とともに、
すんごい雨が降り出して、
それにまずビックリなんだけど、
そこからの母の慌てようにまたビックリ。

家中をかけずり回って、
窓を締めまくっていた。

その足音が「ドタドタドタドタ〜」って感じで、
元気だなぁ〜と。

母曰く、
「布団干しっぱなしの家があったで」

お気の毒様。

2012年8月18日土曜日

終戦

「終戦」というNスペが面白かった。

先の戦争末期、
海外にいた陸軍武官らが日本に送った電文から、
ソ連の参戦は従来考えられていたより、
ずっと早くに分かっていたというスクープだ。

しかし、
歴史が証明しているように、
この情報は陸軍によってもみ消され、
天皇はもちろん、
海軍や外務省にも伝えられることはなかった。

陸軍はなぜこの情報を隠したのか。

番組によると、
日本も戦局悪化が決定的となった、
昭和20年春ごろから首脳は戦争終結の道を模索していた。

だが陸軍は沖縄に上陸した米軍と、
本土決戦で「最後の一太刀」を浴びせたいと考えていた。

それによって、
無条件降伏ではなく、
なんとか日本に有利な状況で戦争を終わらせたかった。

そのためには、
ソ連の参戦という日本にとって決定的な情報は、
明らかにしたくなかった、、、

分析官みたいな人が言ってた。

「自分たちのシナリオに都合が悪い情報は、そりゃなかったことにするでしょう」

310万人といわれる日本人死者のうち、
実に30万人が最後の3ヶ月に死んだそうだ。

陸軍の考えがもう少しまともだったら、
これら30万人は無駄死にすることはなかった。

番組の中では、
「終戦という言葉を考えたのはおれだ」という、
当時の軍関係者の証言テープも流れた。

「ごまかしといえばそうだが、敗戦よりはましだろう」
みたいな内容だった。

67年たっても日本人の浅知恵も、
それに騙される国民性も、
何一つ変わっていないのではないだろうか?

陸軍馬鹿だなぁ、

じゃなくて、

おれたち馬鹿だなぁ、

なのである。


2012年8月17日金曜日

読破

ワンピースを大人買いしたのが2月の始め。

ようやく64巻読破した。

だいたい3日に1冊ペースということになるけれど、
物語が進むにつれて内容が複雑に、
絵も緻密になってきたため、
実際にはどんどんスローダウンしてた。

そしてここまできて、
この漫画がなぜかくも人気があるのか、
正直、
よくわかりません。

確かに作者の想像力のたくましさは、
ちょっとアンビリーバブルで、
時におふざけが過ぎるほどで、
それはつまりパワーがあるということだ。

これほどのパワーを、
週一の連載で十年以上続けている、
その作者のパワーの源は、
結局、
作品そのものなんだろうなと思う。

作者はルフィーを描きながら、
そのルフィーらにエネルギーをもらっている、
そんな感じ。

海賊なのだから海が主な舞台だけれど、
空とか海底なども巧みに、
というか思いつきだろうけど取り込み、
その思いつきに説得力を与えようと、
相当な力技で乗り切っていく様は、
なかなかに痛快になってくる。

前にも書いたけれど、
世界政府に処刑される兄を救いに行くというあたりから、
この漫画は一気にブレークする。

いや少なくともぼくの中ではそうだった。

このあたりから、
作者の破天荒な思いつきと、
それに説得力を与えるためにこらされる、
様々な工夫に感心しながら引き込まれた。

画力も素人目にもグングン向上して、
今や単行本のサイズで読むにはもったいないほど、
精緻かつ迫力に満ちている。

ルフィー一味の成長物語だけれど、
いじめとか人種差別や貧富なんかも取り込んでいく。

最初はちっちゃかった物語が、
作者の思いつくままどんどんスケールを広げ、
そんな方に突っ走って大丈夫なの?
と思わせながら何とか解決させ、
そういう綱渡りを重ねながら、
気がついたら結構な叙事詩になっている。

いずれにせよ、
これだけの物語が十年以上の歳月をかけ、
作者が机上で生み出してきたことに、
驚嘆せざるをえない。

面白さがわからないと言いながら、
随分語ってしまった。

そのことが答えかもしれない。

ということで、
早速65〜最新67巻までを追加注文して、
それが今日届いた。

ようやく現在進行形に手が届く。

ちなみに本棚は大変なことになっている。




2012年8月16日木曜日

上陸

完全インドアなぼくではあるが、
子どものころに西穂高に登頂したという、
輝かしい登山歴がある。

親父にくっついていただけだが。。。

日本では登山が再びブームらしい。

ぼくの二人の姪の一人は昨年、
富士山に登った。

山ガールでも何でもないけれど。

しかし韓国や中国では、
上陸がブームなんだろうか?

竹島や尖閣に上陸して、
自国の領土だと盛んにPRしておられる。

ぼくは個人的にはそんなことどーでもいい。

もしこれらの島がかの国々のものだと、
ぼくらが納得しないと戦争になるというのなら、
どうぞ差し上げて戦争しないで欲しいと思う。

それが非国民的態度だと言われるなら、
喜んで非国民になる。

どうしてこんな極端な例を持ち出すかと言えば、
何事も究極を想定して、
そこから逆算して対応を考えておかないと、
どうしても時流に流されるというか、
自分はノーマルな考えをしているつもりが、
いつのまにか信じられないようなところに流されてしまっている、
そういう体験を日本人はしてきたし、
原発問題ではぼく自身がそういう苦い目にあったからだ。

次の国政選挙では、
維新が候補を立てるだろう。

リオ五輪のころには、
橋下が首相になっていても、
ちっともおかしくはない。

日本が戦争するなんて絶対にあり得ないと、
あなたは笑うかもしれないけれど、
福島原発事故が起きたあとのぼくには、
およそすべての「絶対」こそあり得ないと思える。

心の準備はしておくことだ。

少なくともこういう文章を書く事で、
ぼくは自分の心に一つくさびを打つ。

2012年8月15日水曜日

重圧

体操の内村選手についてなのだけれど、
彼のロンドン五輪についての感想が、
なかなか面白い。

先日NHKに出てた時のことだ。

彼は今回思ったほど好結果が出せなかったことについて、
「余りにオリンピックを意識しすぎた」みたいに答えた。

もっと普段通りやれば団体でも金を取れたはずだ。

あくまで記憶に基づいているので、
かなり不正確だけれども、
主旨としてはそういうことを言った。

ところが続いて、
団体で金メダルだった中国と日本の差は何かと問われると、
「中国には金を取るという強い執念があった」、
というニュアンスで答えた。

明らかに先と矛盾した答えで、
NHKのキャスターも聞き逃さなかったけれど、
そこを追及することはしなかった。

明石家さんまなら、
徹底的にそこを突いただろう。

そして昨日のさんまの番組での受け答え。

内村はプレッシャーなど感じていないと、
一貫して「否認」していたが、
やっぱりプレッシャーがあったのだと思う。

では内村は嘘をついているのかというと、
そうでもないと思う。

たぶん、
彼はプレッシャーを感じたことが、
これまでの人生でなかったから、
プレッシャーがどういうものか分からなかったんだと思う。

たとえば初恋の時って、
それが恋だと気づくのに、
少し時間がかかると思うんだけど、
それに似ているような気がする。

初めて経験する、
曰く言いがたい感覚。

彼はそれがプレッシャーというものなのだと、
だんたん気づき始めているんだけれど、
他人に言われるとムキになって否定するというか、
認めたくないんだろうね。

自分がプレッシャーに負けたということを。

あの団体戦、
最後彼のミスであのままメダルを逃していたら、
個人総合での金があったかどうか、、、

内村は金じゃなきゃ銀でも4位でも同じだ、
みたいな発言をしたようだけれど、
あのコーチの抗議があったからこそ、
個人総合での金もあったのだと、
そういう風に思えるようになったら、
彼はもっと無敵になれるように思った。

●甲子園口「キャラバン」セッションに参加。プレッシャーなど微塵も感じず、普段通りに歌ったが、上手く行かない。とほほ、、、






2012年8月14日火曜日

選挙

17日間にわたるロンドン五輪が終わり、
気がつけば8月になっていて、
すでに13日ではないか!

お盆である。

泊り勤務を終え帰宅する道すがら、
んなことを思いながら自転車をこいでいて、

あすは休みだから姉一家などと夕飯なんてことになるのだろうか、
などと自宅を見ると見慣れた車が駐車している。

考えることは同じ、
というより、
ぼくが気づくのが遅かったのだろう、
姉夫婦が仏壇に手を合わせにやってきていた。

普段ならば帰宅してとりあえずベッドに直行なのだけれど、
今日は姉夫婦としばらくおしゃべり。

話題はやっぱり五輪のことに自然となり、
姉も卓球女子の銅メダルが一番感動したと言っていた。

面白いことに、
バレーボール女子の銅に対しての感想もほぼ同じ。

きょうだいだから?

いやいやたぶん、
多くの人が同じように感じているのだろう。

姉夫婦は早々に帰って行き、
母と夕飯を食べ、
久々に明石家さんまが司会のバラエティを見た。

といっても五輪メダリスト大集合的なやつだけど。

母はメダリストをちゃかすさんまが嫌いらしいが、
ぼくはなかなか楽しかった。

いや、
なかなかというより、
相当に面白かった。

それはたとえば、
体操の内村が「プレッシャーは感じてなかった」と言い張るのに、
「やっぱりそれはプレッシャーでしょ」と再三突っ込むあたりであり、
同じく体操の団体の最後あん馬で失敗した時、
内村自身は最後のおり技は点にならないと思っていたことであり、
その後コーチが抗議して一部技が認められたのだが、
その抗議にはその場で2万3000円を払わなければならないという裏話であり、
ロンドン市内でスリに遭いそうになった柔道の海老沼を、
同じく柔道の穴井が救ったというエピソードであったり。

でも一番のハプニングは、
卓球の平野が選手村で室伏と話したという話題だった。

五輪慣れしているベテランの室伏は、
選手団の長男みたいだというのが平野の主旨だったのだけど、
何の会話をしてたのかと嵐の櫻井に突っ込まれ、
「選挙、、、あ、いや何でもないです、投票の、、、はい」って平野が口走ってしまった。

まさに今、
室伏は選手村で選挙活動したとして、
IOC委員当選を無効にされるという大問題になっているのである。

室伏は完全否定しているだけに、
この平野発言にはヒヤリとした。

2020年東京五輪招致の正否に関わるのだ。

別に東京五輪はどうでもいいけれど。

生放送ってこれだから恐いね。

というか、
ぼくにとっては8月ももう半ばという事実が恐い。

もう秋じゃんか!

今年も3分の2が終わろうとしている。

こんなことしていていいのか。

すぐにリオ五輪がやってくる!

●体操抗議の2万3000円は、その抗議が認められれば返金されるそうです。


2012年8月13日月曜日

相応

ロンドン五輪もうすぐ終るけど、

とっても感動させてもらったわぁ。

 

今回の日本選手団の活躍では、

48年ぶりとか、

28年ぶりとか、

本当に久しぶりのメダルが多かった。

 

マイナー競技が頑張ったよね。

 

アーチェリーにフェンシングに、

バドミントンやボクシング。

 

そういうこれまでメダルと縁の薄かった種目で、

次々にメダルをとってくれた。

 

柔道の体たらくはあったものの、

メダル総数は38個でアテネ越え。

 

そういうことで成功かいなかったを決めるのは、

本当に馬鹿らしいけど。

 

ぼくとしては卓球女子団体の銅メダルが1番嬉しかったね。

 

そして昨日の朝のボクシング村田。

彼のコメントがいいね。

 

「金メダルを取ったことがゴールではない。金メダルを傷つけない、金メダルに負けない人生を送るのが自分の役目」

 

こういうことが言える人にこそ、

金メダルは相応しい。

 

さて忘れないうちに書いておくけど、


今日の朝日新聞朝刊に「だまされる罪 向き合う」

っていう見出しの連載が載ってる。

 

そこで紹介されている、

映画監督伊丹万作の「戦争責任者の問題」という文章に、

ひどく感銘を受けた。

 

さて、多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。

日本人全体が夢中になって互いにだましたりだまされたりしていたのだとおもう。

だまされるということもまた一つの罪であり、昔から決していばっていいこととは、されていないのである。

「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである。

 

敗戦翌年の1946年夏に、

すでにこういう言葉が残されている。

 

それでもやっぱりぼくらはだまされた。

 

阿呆であるが、

ここまでくると日本人の業なのかとも思えてくる。

 

昔からいうではないか、

馬鹿は死ななきゃ治らない。

 

 

2012年8月12日日曜日

素直

日本女子バレーが韓国を下して銅メダル。

本当におめでたいことで、
テレビ中継も見てたんだけど、
卓球の愛ちゃんらや、
なでしことはちょっと違う感覚にとらわれた。

それはきっと普段、
テレビ局のお手盛りで日本でばかり開かれる、
なんちゃら大会に慣れすぎているせいではないかと思う。

今回は五輪なんだから、
完全ガチなはずなんだけど、
観客席のどっかにジャニーズがいるんじゃねぇか、
みたいな、、、

素直に感動できないのは、
ひとつにはぼくのひねくれた心に原因があるのだけれど、
あの日本でばっか開かれる大会にも、
少しは責任があると思う。

こういうのを責任転嫁というのだろうが、
そう思ってしまうものは仕方がない。

五輪ももう終わるということで、
この間スルーしてきた話題にも少し触れておきたい。

「近いうちに解散します」って、
平然と言ってのけるどじょうもどじょうだが、
そんな当てのない口約束で、
増税法案に賛成する谷垣もいかがなものか?

しかも、
その口約束の直後、
民主党のあのどう考えても悪代官にしか見えない、
輿石幹事長が「あれは二人の約束だから、党首が代われば関係ない」
なんていけしゃあしゃあと言うものだから、
もう話しにならない。

自民も民主も公明も社民も共産も、
あと国民の生活なんちゃらとかふざけた名前の政党も、
つまり既成政党にはすでに十二分にあきれているのだが、
他の選択肢がないのも事実で、
その事実が一番不幸なのだとあらためて思う。

かといって他のどの国がいいのかと考えてみても、
政治家というものは本質的にあきれた存在なのであって、
仮にどこかの国を挙げてみても、
日本より少しはマシという程度でしかないのだろう。

こういう風に書いていて、
あらためてぼくはひねくれていると思うのだけど、
今日はとある人に「素直だ」と言われた。

素直とは一体何だろう?

ちょっとその時考えて、
今でも考えているけれど、
素直と従順は違うと思うし、
盲目的というのはもっと違う。

仮にぼくが素直なのだとしたら、
それはたぶん自分に対してではなかろうか?

自分に嘘をつかないとか、
そんなきれいごとは言いませんけれど、
ここまでの人生は結構やりたいように生きてきた。

でも自分に素直ということと、
我がままとはやはり違うだろう。

素直って奥が深いねぇ(笑)




2012年8月11日土曜日

結果

ロンドン五輪を生中継で見て、
あとでニュースなどを見ると、
違和感を覚えることがある。

確かに試合のダイジェストや結果は、
紛れもなく事実なんだけれど、
生中継の時に感じたハラハラドキドキは、
そこにはない。

試合の本質は、
そのハラハラドキドキにこそ存在するわけで、
そういう視点からすれば、
金か銀か銅か、
はたまた予選落ちかなどという「結果」は、
さして重要ではないように思える。

人々を感動させるのは、
金メダルではなくて、
そこに至る努力や試合での頑張り、
そういったものの全てだ。

結果に至る過程こそが大事。

確かにそれは正しい。

しかし、
である。

とても常識的な世の中、
端的に世渡り的価値観からいけば、
やっぱり結果が大事になってくるから厄介だ。

相手の凡ミスで勝った試合でも勝ちは勝ち。
無茶苦茶善戦しても負けは負け。

何年かたてば、
勝ったか負けたか、
つまり金メダルか否かだけが大事になってくる。

五輪に限らない。

日常生活の中でも、
試験に合格したかどうか、
企画が採用されたのかどうか、
結局、
結果がものをいう場面は非常に多い。

過程が評価されるのは、
せいぜい学生時代までだ。

理想的には過程こそが、
いや過程だけが大事なのだけれど、
現実的にはしばしば結果の方が大事だ。

なでしこ銀について、
「素晴らしい銀。ありがとう」という声が圧倒的だ。

ぼくもそう思う。

でも、
何年か後、
思い出の名場面って番組があったら、
なでしこで紹介される映像は、
W杯優勝であって、
決して五輪銀ではないだろう。

でも、
あらためて強調するけど、
メダルなんて標本箱の蝶みたいなものだ。

それはきれいかもしれないけれど、
蝶であったものであって蝶ではない。

蝶の本質とは、
野山を飛んでいる姿そのものなのだ。

●土曜日の昼頃に元町に参上いたします。あくまで参考までに(笑)


2012年8月10日金曜日

熱狂

これから行われるなでしこ対アメリカ戦は、
東京五輪の女子バレーボール決勝、
東洋の魔女対ソ連に匹敵するイベントだ。

いや、
世界中が注目しているという意味では、
あれ以上かもしれない。

すでに今日は女子レスリングで吉田が3連覇を果たした。

大和撫子の強さを存分に世界に印象づけている。

それでは、
なでしこと女子バレーの実況ブログスタート。

観戦はテレビがなでしこ、
まいぱっどで女子バレー。

さぁピッチに入ってまいりました両チーム。

こんなにガチで両国が対決するのは、
さきの戦争以来でしょう。

バレーは第一セットから大接戦。

なでしこ円陣くんで笑ってる。

キックオーフ!!!!!!!!!!!

岩清水!!!!!!!!

おーーーーーーモーガンシュート止めた。

モーガン危険すぎる!!!!

我慢の時間だーーーーーーーーー

岩清水ーーーーーーーーーーーーナイス

ぎゃーーーーーーーーーーーーー

8分アメリカ先制。

つ、強いーーーーーーーーー

ロイド、
W杯でPKはずした人だーーーーーーーーーー

でも絶対にチャンスはくる。

アメリカだって必ずバテるはず。

もっと積極的にシュート打てーーーーーーー

かわすみーーーーーー惜しいーーー

沢はやっぱ神。

あのパスセンス。

あーーーーーーーーーーーーーーーー

大犠見ヘッドおしーーーーーーーーーーーーーーー

やれる、
なでしこやれるぞーーーーーーーーーーーーー

アメリカは積極的に2点目を取りにきていない。

よしフリーキック、
宮間ーーーーーーーー

ハンドだろ今の。

岩清水ーーーーーーあわやオウンゴール、
あぶないあぶない。

30分経過。

宮間ーーーーーーーーーーーー
シュート惜しいーーーーーーー

おーーーーーーーーのーーーーーーーーー
惜しいーーーーーーーーー

もう43分か。

前半はこのまま終わるしかないか。

前半終了。

アメリカはとにかくスタートダッシュで、
先制するまで猛攻をしかけてきた。

でもその後はギアダウン。

たぶん相当疲労がたまっているんだ。

そうなればなでしこも得点チャンスが作れることはわかった。

後半、
もう一度アメリカはダッシュしてくるだろう。

絶対に2点目を許してはならない。

ハーフタイム、
居間で観戦している母と会話。

2点目を先に入れられたらあかんと思うで。

そやな、
バレーも2対0や。

ちょっと意味違うんですけど?

今、
大野のシュートシーンをリプレイしているけど、
あれ惜しかったな。

W杯の時と同じだな。

前半の出だし、
アメリカが猛攻しかけてきて、
こりゃあかんと思ったもん。

そこから奇跡は始まったのだから、
彼女たちならやってくれると信じている。

さぁ後半キックオフーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フリーキック。

熊谷ーーーーーーーーーーーーーーー
何でファールちゃうねんーーーーーーーー

行ける、
行ける。

宮間ーーーーーーーーーーーーーーーーー

もうちょい

後半、
沢が目立ち始めた。

何で?

大野なんで?

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

またロイドーーーーーーーーー

2点目入れられたーーーーーー

そう、
行くしかない。

モーガン来たーーーーーーーーーーーー

でも行かねば、
行かねば。

まだ35分ある。

阪口と田中交代。

INACパワーだ。

ワンバックも疲れてるぞーーーーーーー

とにかく1点、
しかも早く。

沢が上がってきている

よっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やっぱり沢は神ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よっしゃ行ける。

これでアメリカは悪夢を思い出してきただろう。

まだ30分ある。

耐えろ耐えろ。

宮間ーーーーーーーーーミドル外した

福元ーーーーナイスセーブ

69分。

よっしいいフリーキック。

コーナー。

惜しい、
惜しい、
届く、
届く、

残り15分。

鮫島と岩渕交代。

勝負に出ました。

3バックです。

岩渕にはちょっと荷が重すぎるような、、、、、、、

残り10分

1点なんだから十分。

岩渕ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前言撤回、
惜しいーーーーーーーーーーーー

惜しすぎーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ソローーーーーーーーーーーーー

完全に行ける、
あと6分。

大野と丸山交代。

残り5分。

アメリカ逃げ切らせないぞ。

3分きった。

ワンバックヘディングミス。

ロスタイム。

2分。

諦めるな。

諦めるな。

岩清水ーーーーーーー

丸山ーーーーーーーーー

万事休す。

アメリカおめでとう。

確かに強かった。

岩渕のシュート、
あの時サッカーの神様がソロに微笑んだ。

宮間が泣いた。

ぼくも少し泣いた。

●元町には土曜日に行きますね。



2012年8月9日木曜日

偉業

「相手によって闘い方を変えたのが悔しい」

女子レスリング63キロ級で、
五輪3連覇を成し遂げた伊調馨。

その直後のインタビューは、
偉業を成し遂げた選手とは思えぬほど、
反省の言葉に満ちていた。

まるで国内大会で優勝したかのよう。

その、
笑顔なんだけど淡々とした受け答えに、
本当に驚いた。

あのヤワラちゃんだって、
今大会でいえば、
北島もイシンバエワも3連覇はできなかった。

ボルトだってまだ2連覇だ。

女子レスリングといえば、
メディアの露出が多い吉田沙保里が有名だけれど、
伊調こそ真の女王だった。

不戦敗を挟んで153連勝だそうだ。

ヒュー。

28歳。

もしかして4連覇も狙える?

たぶんあらゆる種目を通して、
五輪4連覇はないんじゃないかな。

そうなれば偉業中の偉業だよ。

インタビュー見ていたら、
本人もまんざらでもないような感じ。

そうそう、
48キロ級の決勝を逆転勝ちした小原もよかったな。

さあさあ、
明日のこのブログは、
なでしこの決勝の実況になる。

日本女性頑張れ。

日本男性もうちょっと頑張れ。



2012年8月8日水曜日

再戦

仕事中、
フロアがうわっとなった。

卓球はまだ早いし、
サッカーもこれから。

何があったの?

ノーマークでした女子バレー。

中国に勝ったんだ。

フルセットで、
しかもどのセットも大接戦じゃん。

へぇ〜

ジャニーズいなくても頑張れるんだ。

準決勝は見ようっと。

話しは戻って卓球。

やっぱしというか、
よかったねというか、
中国にストレート負け。

メダル確定して安心しちゃった愛ちゃんらに、
「絶対金」と意気込む格上に勝てるわけない。

平野なんて、
負けてもすぐに笑ってるんだもの。

男子サッカーもそう。

一度緩んだ弦を張り直すのは、
相当難しい。

その点、
なでしこは目標が最初から金だから、
まったくゆるみはないだろう。

しかも決勝の相手はアメリカ。

W杯の再現である。

しかもアメリカ、
準決勝ですんごい試合したんだな。

こりゃ正真正銘のリターンマッチ。

日本人としては、
このオリンピック最大の見所だ。

というか、
ぼくのスポーツ観戦史上でも、
最大級のイベントになる。

深夜だけれど、
たぶん日本中大変なことになりそう。

絶対に金をとって欲しい。

バレーも頑張ってね。


2012年8月7日火曜日

決戦

さぁ世紀の決戦であります。

ロンドン五輪女子サッカー準決勝、
なでしこジャパン対フランス。

4位に泣いた前回北京から4年、
まずはこの一戦に全力を尽くし、
メダルを確定させたい。

W杯決勝の時と同じく、
我が家で一人観戦。

以下、
リアルタイムで感想など。

キックオーフ!

前半膠着してる。

ボールはキープしてるけど、
シュートまでいけない。

宮間の動きがなぁ、
あんまりよくないような、、、

ゴーーーーーーーーール!!!!!!!!!!!!!!

前半32分。

宮間のフリーキックから、
ゴール前でもつれて、
大儀見が気持ちで押し込んだ!!!!!!!

さぁ試合が動くぞ。

あとフランスの背の高い2番のルナール、
もう一枚イエローで退場させよう。

それにしても岩清水はいいねぇ

とにかくこのまま前半を終わらせてくれ。

なでしこは完全に守備重視、
勝負に徹している。

いわしみずーーーーーーーーナイスクリア、
で前半終了。

さて、
そういう意味で危なげない、
したたかななでしこ。

そういう意味で、
Wは意の時より確実に強くなっていると思う。

フランスはキーパーと2番がウィークポイントと見た。

後半、
フランスが点を取りにきたら、
きっと穴が空くと思う。

後半キックオフ、

ゴーーーーーーーーーーーーーーール

坂口ーーーーーーーーーーーーーーーヘッド。

またも宮間のフリーキックから。

やっぱフランスはキーパーとディフェンダーが甘い。

よっし。

もう1点で息の根を止めよう。

守りに入ると、
まだ時間が早い。

2対0の時は迷わず3点目を狙え。

岩清水ーーーーーーーーーーーー。

身を捨てて守備する姿、
格好よすぎーーーーーーーーーー。

岩清水ーーーーーーーーーーーーー。

なでしこ危ないシーンは多いんだけど、
決定的に崩されてはいない。

福元ーーーーーーーーーーーーーーー。

最大のピンチ、
左手一本止めたーーーーーーーーーーー。

大野と安藤が交代。

やられたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

1点返されました。

やっぱり甘くない。

残り15分、

ここから勝負だーーーーーーーーーーー。

おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーPK

はずしたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

運はなでしこにありーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ぎゃーーーーーーーーーーー

何とかセーブ、
フランス猛攻、

反撃ーーーーーーーー

安藤やっぱり安藤だ、
きめれないーーーーー

一進一退。

後半37分。

あと10分はあるぞ。

ここで田中明日菜が坂口に代わって投入。

ハラハラの連続。

そう、
攻撃は最大の防御。

攻めろーーーーーーーー

でも防戦一方。

残り5分。

楽には勝たしてくれんわ。

フランスシュート23本だって。

雨あられ状態。

あと3分。

大儀見ーーーーーーーーーーーーーポストーーーーーーーー

鮫島ーーーーーーーーー

90分、
ロスタイム4分

守りきれーーーーー

安藤ーーーーーーーーーーーー仕事しろーーーーーーーー

あと1分ーーーーーーーーーーーーーー

キープしろーーーーーー

あと30秒ーーーーーー

あと10秒ーーーーーーーーーー

福元ーーーーーーーーーーー

やったーーーーーーーーーーーーーーー

銀メダル以上ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

苦しかった。

本当に苦しかった。

全体の印象だけど、
フランスは強かった、
でも、
なでしこはもっと強くなった。

それは、
沢が目立たなくなっていることでよくわかる。

あと、
ありがとうPK外してくれて。

さぁ、
あと一試合。

夢へ。

●疲れた(笑)






2012年8月6日月曜日

確定

五輪観戦が大変なことになっている。

いや、
日本人が大変なことになっている。

何と言ってもまずはフェンシング太田。

フェンシングなんて、
4年に一度しか見ないし、
フルーレのルールもよく知らないし、
ましてや団体のシステムはチンプンカンプン。

それでも感動した。

残り2秒。

太田渾身の一撃で同点になって、
サドンデスの延長でも決めて、
銀メダル以上確定。

今、
決勝で負けたけど。

でも、
4年に一度のあの2秒。

あの2秒で太田はあと4年食べていけるだろう。

そして、
卓球。

愛ちゃんシングル銅メダリストを撃破。

これで勢いに乗った。

石川とダブルス立て続けにとって、
こちらも銀メダル以上確定。

言うまでもなく、
ここから金への距離は、
確定までの距離よりはるかに遠い。

男子体操団体が、
フェンシング団体が、
水泳の男子メドレーが、
女子バドミントンダブルスが、
相次いで決勝で破れた。

ましてや、
相手は中国(のはず)。

それでも何とか、
平野と福原と石川の3人なら、
奇跡を起こせるんじゃないか、
そんな気がするのである。

そして、
室伏の決勝がさっき始まった。

寝ているヒマがない〜



2012年8月5日日曜日

競泳

男子400メートルメドレーリレー。

第一泳者の入江から、
第二泳者の北島に移った時、
実況のアナウンサーが一瞬言葉に詰まった。

わかる。

ぼくも、
フライングじゃないのかと思った。

でも杞憂だった。

それほど見事なバトンタッチだった。

銅の女子といい、
リレーは日本のお家芸ですな。

四人の中で、
ちょっと心配なメンバー(女子バタ、男子自由形)がいて、
そいつの分までと頑張る3人と、
頑張ってくれた3人のために頑張る1人。

それに、
松田「康介さんを手ぶらで帰らせる訳にいかない」って、、、(涙)

頑張り×4というより、
頑張りの4乗みたいなる感じ、
ちょっとウルッときてしまったわい。

それでも、
金には届かないところが、
誠に奥ゆかしい、、、

とはいえ日本競泳陣のメダルは史上最多だとか。

不甲斐ない柔道を補って余りある、
とまでは数の上ではいかないのかもしれないけれど、
感動っていう面では十二分だった。

特に寺川綾には感銘を受けた。






2012年8月4日土曜日

個数

柔道男子、
金メダルゼロに終わったね。

東京五輪で正式採用されてから、
ほぼ半世紀。

ついにこの日が来たなって感じ。

でも、
これって柔道がJUDOとして、
グローバルスポーツになった、
ひとつの証じゃないかと前向きにとらえたい。

日本人じゃない人同士が柔道して、
勝って金メダルを決めて無茶苦茶喜んでる姿、
なんかいいなって思わない?

もちろん「本家」として、
巻き返しには期待するけれど。

ということもあって、
日本はメダルラッシュにもかかわらず、
金は二個にとどまっている。

なんて話しを母としていたら、

「なでしこが金ならいっぺんに増えるのにな」

だって!

冗談ではありませんよ〜

本気ですよ〜

こういう人と一つ屋根の下で生活するのも、
なかなか楽しいもんです。

そのなでしこ、
バドミントンの「わざと負け」余波で、
イギリスでたたかれているらしい。

サッカーの国で何で?って思う。

予選リーグで勝ち点制を導入した時点で、
「引き分けで勝ち点1」は戦術として許容範囲なはず。

第一、
引き分け狙いったって、
それは「無理して勝ちに行かない」ってだけで、
負けるリスクは抱えているわけだ。

なんで引き分けがないバドと一緒くたにされるのか、
皆目見当がつかない。

ただ、
今回のなでしこみたいなケースで、
最終戦に負けた方が有利って場合も、
可能性としてないわけではないだろう。

そうした時、
わざと負けまで許容されるのだろうか?

●準々決勝ブラジル戦は、攻められる時間が長かったけれど、危なくは感じなかった。あと2勝。ごちゃごちゃ言わせないためにも、勝って金で締めて欲しい●忘れてたけど、昨日で当ブログは1500回記念でした〜


2012年8月3日金曜日

風化

内村の金メダルは、
具志堅以来28年ぶりの快挙ということだが、
具志堅が金をとったロス五輪は、
ソ連や 東ドイツなど西側諸国がボイコットした大会だったということを、
すっかり忘れていた。

同じ体操個人総合優勝といっても、
これは比較するのがおかしいほど、
内村の方がすごい。

マスコミがその点に全く触れないのは、
具志堅に配慮してのことだろうが、
そういうのはちゃんと説明した方がいいと思う。

もちろん触れているマスコミもあるだろうが。

ソ連がボイコットしたのは具志堅の責任ではないし、
金メダルは金メダルだという見方もあるだろうけど、
具志堅を引き合いに出すなら、
そこんとこをスルーしちゃまずい。

ただ、
28年もたつと、
ボイコットという事実は忘れられ、
金という結果だけが残るというのは、
ある種の教訓でもある。

発端とか、
経緯とか、
そういった諸々は、
時間の流れとともに風化し、
結果だけが残る。

だから結果が大事なのだ、
という見方もできるし、
本当は過程が大事なんだから、
結果などどうでもいい、
というか、
あまり結果に重きを置かない方がいい、
という見方もできるだろう。

内村にしても、
予選での失敗とか、
昨日の細々したミスなんかはいずれ忘れ去られ、
テレビでもビタッと決まった場面ばかりが、
繰り返し延々と流され、
いつしか、
美しい日本の体操を体現した内村が、
28年ぶりに個人総合金メダルをとった、
という風に、
簡略化して歴史になっていく。

歴史に刻まれるのは、
まさにそういう簡略化された記号であって、
だから、
大事であり、
大事じゃない。

何事につけ曖昧なまま物事を変化させるのが、
大のお得意な日本では、
特に気をつけたい。

●今女子個人総合をやっているのだけれど、いまだもってコマネチの演技は凄かったと思う。




2012年8月2日木曜日

終焉

北島のあのぎらつく目は、
100の決勝の時とは違う。

でも、
北京の時ほどの、
寄るものすべて斬る、
みたいな凄みはない。

さぁ、
200平決勝はどうなるのか?



ここからは、
レースを見終えて。

やっぱしメダルに届かなかった。

でも150メートルまでは世界記録を上回る、
素晴らしい泳ぎを見せた。

そして、
その北島を追いかけてきた立石が、
北島からバトンを引き継ぐように、
銅メダルに輝いた。

北島時代の終焉。

8年間ありがとう。

さて。

内村である。

体操個人総合金。

日本人では具志堅以来28年ぶりだって!

体操王国は中国かもしれないけれど、
体操王者は内村だ。

いや、
体操王者を生んだ国こそ体操王国だ。

最近は中国は種目別のスペシャリスト養成に特化して、
個人総合は目指していないんだそうだ。

ウルトラF時代では、
それが現実的なのかもしれない。

そんな中で内村はあくまでオールラウンダーを目指し、
北京の銀から4年、
ついに頂点に立った。

下馬評ではボルトの100金より確実視されていたとはいえ、
予選から苦戦続きで、
今日の6種目も決して安泰ではなかった。

どれか一種目で致命的なミスをしていれば、
金はなかっただろう。

メダルを首に下げてなお、
「夢みたい」と言ってた姿が印象的だ。

こうしてみると、
オールラウンダーって言葉は軽いな。

中国でさえ撤退した分野なのだ。

内村も現代の超人だ。

●話題は全く違うが、五輪の熱狂のさなか、どじょうが脱原発派に歩み寄るフリを見せている。毎週金曜日、官邸や国会周辺でデモを続けている人たちを無視できなくなってきたのだ。地道な活動を続けている人たちに敬意を表したい●佳純ちゃん、4年後頑張れ。最後に、立石君、北島へのリスペクトが足りないぞ。


2012年8月1日水曜日

再訪

北京五輪のころ、
ぼくは一体何を考え、
どう書き残したのか。

4年前の自分に会うみたいな感じで、
過去ログをのぞいてみた。

恥ずかしくてめったに見ないんだけど。

すると、、、

北島に感心し、
ボルトに驚愕し、
なでしこに感動してた。

あんまし進歩ないね(笑)

でも、
あの頃のぼくは東日本大震災も福島原発事故も、
まだ知らない。

その一点だけでも、
ぼくは決定的に変わった。

今日は石川佳純に感動させてもらったわ。

準々決勝と準決勝。

職場でテレビ観戦しながら、
思わず「カッコいい」って叫んだ。

どこからどう見ても、
優等生に違いない佳純ちゃんが、
八百屋のおばさんみたいな選手や、
コボちゃんみたいな変な髪型の選手相手に、
涙をこらえながら必死に闘う姿に、
おじさん感動。。。

明日は是非「銅」をとってもらいたい。

あらためて思うのは、
銀や銅メダルは常人でも届くけど、
金はいい意味で「いっちゃってない」と駄目だってこと。

佳純ちゃんも、
リオ五輪の時には、
松本薫とまではいいませんが、
もうすこしワイルドになる必要があるかも、、、

でも佳純ちゃんが歯をむきだして、
目を見開いてにらむに様は、
あんまし見たくはないけれど、、、

●まだ5日目だというのに、観戦だけで疲れてきた。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...