2012年8月15日水曜日

重圧

体操の内村選手についてなのだけれど、
彼のロンドン五輪についての感想が、
なかなか面白い。

先日NHKに出てた時のことだ。

彼は今回思ったほど好結果が出せなかったことについて、
「余りにオリンピックを意識しすぎた」みたいに答えた。

もっと普段通りやれば団体でも金を取れたはずだ。

あくまで記憶に基づいているので、
かなり不正確だけれども、
主旨としてはそういうことを言った。

ところが続いて、
団体で金メダルだった中国と日本の差は何かと問われると、
「中国には金を取るという強い執念があった」、
というニュアンスで答えた。

明らかに先と矛盾した答えで、
NHKのキャスターも聞き逃さなかったけれど、
そこを追及することはしなかった。

明石家さんまなら、
徹底的にそこを突いただろう。

そして昨日のさんまの番組での受け答え。

内村はプレッシャーなど感じていないと、
一貫して「否認」していたが、
やっぱりプレッシャーがあったのだと思う。

では内村は嘘をついているのかというと、
そうでもないと思う。

たぶん、
彼はプレッシャーを感じたことが、
これまでの人生でなかったから、
プレッシャーがどういうものか分からなかったんだと思う。

たとえば初恋の時って、
それが恋だと気づくのに、
少し時間がかかると思うんだけど、
それに似ているような気がする。

初めて経験する、
曰く言いがたい感覚。

彼はそれがプレッシャーというものなのだと、
だんたん気づき始めているんだけれど、
他人に言われるとムキになって否定するというか、
認めたくないんだろうね。

自分がプレッシャーに負けたということを。

あの団体戦、
最後彼のミスであのままメダルを逃していたら、
個人総合での金があったかどうか、、、

内村は金じゃなきゃ銀でも4位でも同じだ、
みたいな発言をしたようだけれど、
あのコーチの抗議があったからこそ、
個人総合での金もあったのだと、
そういう風に思えるようになったら、
彼はもっと無敵になれるように思った。

●甲子園口「キャラバン」セッションに参加。プレッシャーなど微塵も感じず、普段通りに歌ったが、上手く行かない。とほほ、、、






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