最終日は見事な秋晴れのお台場に、
等身大ガンダムを見に行った。
新橋からゆりかもめに揺られ。
いや、
マジでデカかった。
これが見たかったんだよね。
というのはウソ。
本当は、
同じお台場にある日本科学未来館が目的地。
このでっかい地球儀が見たかったんだよね。
というのもウソ。
本当は、
ここで働くもといちクリーンアップN君に会うためだ。
前日の夜には、
東京本社に出向中の後輩と飯を食べたし、
今回のツアーは、
もっぱら人と会うのが目的になった。
結果論としてだけど。
みなさん、
突然の訪問にもかかわらず、
時間を割いてくれてありがとう。
無計画片道切符の旅にもかかわらず、
非常に有意義に過ごせたと思う。
特に三日目は、
本当に素晴らしい天気で、
お台場を歩いているだけで気持ちよかった。
そしてお台場といえば。
わかりにくいけど、
フジテレビ。
ここ、
7年ほど前に一度来たことある。
忘れようにも忘れられない記憶の場所。
まさか、
またここに来るとは思わなかったよ。
生きていれば、
いろんな出会いがあり、
別れがあり。
そして7年たてば、
東京五輪が開かれる。
ここでひとつ言っておきたいのは、
東京での盛り上がってなさだ。
テレビを見ていると、
さも沸き立っているように思いそうだけど、
全然だ。
N君も「7年後やしな」と、
とても冷めていた。
少なくともぼくが移動した範囲で、
五輪決定!みたいな横断幕や、
お祝いムードはまったくなかった。
70%もの人が支持してるという数字もそうだし、
2020五輪招致は、
どうも出来レースな感じが否めない。
もちろん、
日本人のことだから、
着実に計画は進めるだろうし、
近づくにつれて盛り上がるのも間違いない。
でも、
東京都民が心から願って勝ち取った五輪というイメージは、
ぼくには全く感じられなかったということだけは、
今日の記録として書き留めておきたい。
そういう意味で、
2020東京五輪が決まった日に、
東京にいれたことは意義があった。
世の中の多くのことが、
現場に行かないとわからない。
テレビが伝える情報は、
巧妙に、
というか露骨に操作されていてるという事。
それはこれからも、
ますます強化されていくだろうこと。
洗脳装置としてのテレビ。
高画質画面になればなるほど、
そこに映し出されることが真実だと錯覚する怖さ。
面倒くさいからと、
そこに目をつぶって、
自分で考えなくなったらおしまいだ。
などと考えた。
なにはともあれ、
7時きっかりに帰宅し、
母と夕食をいつも通り食べ、
明日からまたいつも通りの日常が再開する。