2013年9月12日木曜日

慰労

勤務ダイヤを考える上司が、
また催促にきた。

「慰労休とってな。十何日か残ってるで」

夏休み。

それも半分とっただけなのに。

複雑な気分だ。

じゃ、
思い切ってドーンと休んでやろうかと思う矢先。

上司がさらに言葉を続ける。

「でも、いっぺんには取らんとってな」

なんで会社の都合通りに休まなあかんねん!

根性が曲がっているぼくは、
つい、
そう思ってしまう。

まぁ、
ぼくの場合、
長期休暇なんかとったら、
帰ってきたら机がなくなっていた、、、

なんてこともあり得るからな。

マジで。

そういえば。

先日、
社報を何気に読んでいたら、
別の部署の先輩が、
退職したことを知った。

全然親しくはないのだけれど、
今の部署にきた当初、
なにかと面倒をみてもらった人なので、
ちょっとビックリ。

だって、
まだ55歳なんだもの。

人づてに聞くと、
転職ではないらしい。

家業を継ぐとかでもないらしい。

要するに理由がよくわからないのだ。

こういう時、
想像するのは二つ。

深刻な病気か、
宝くじに当たったか。

なんちゅう貧困な想像力。

でも、
それぐらいしか、
妻子ある55歳の男性社会人が、
退職する理由が思いつかないのだ。

というか、
実は少々うらやましいのだが、、、




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