先日のボクシングトリプル世界戦。
亀田大毅は負けたのに王座を失わなかった。
そんなの変だ、
やっぱり亀田一家はおかしい。
マスコミは怒ったし、
ぼくもそう思った。
でも、
どうやらそれは、
ぼくが無知なだけだったようだ。
詳しくない人のために、
ちょっと説明すると、
亀田はIBFという団体の王者。
対戦相手はWBAという団体の王者。
二つの団体の王者が試合することを、
統一世界戦といい、
勝者は統一王座につく。
ところが、
WBAの王者はあろうことか、
試合前計量で失格してしまった。
減量に失敗したのだ。
この時点でWBA王者は失格、
WBA王者ではなくなった。
そこで、
この試合の扱いが問題になった。
事前の説明は、
亀田が勝てば統一王者。
亀田が負ければWBAもIBFも王座は空席になる。
そういうことだった。
で、
試合は亀田の判定負け。
事前説明通りなら、
王座は空席になるはず。
だがならなかった。
そこで冒頭に戻る。
果たしてこれはどういうことなのか。
結論を言えば、
WBAの王者が計量で失格した時点で、
亀田は負けても王座を失わないことが決まっていた。
それは世界のボクシング界の常識だそうだ。
まぁ冷静に考えてみればそうだ。
相手は減量に失敗したのだ。
同じ体重で戦ってこそフェア。
重い相手と戦うのは、
階級の違う相手と戦うようなもので、
亀田の方が不利だからだ。
不利な条件で戦って、
負けたら王座を失うのは理に合わない。
負けても王者。
そんな一見おかしなことも、
実はもっともなのである。
問題なのは、
亀田が負ければ王座を失うという説明を、
鵜呑みにしたマスコミの無知であり、
謝った報道を黙認した日本ボクシング協会の方だ。
まぁ亀田側もこの大嘘に加担はしていたのだけど、、、
ベルトがかかっていなければ、
視聴率もとれないし、、、
嘘をついた方が悪いけれど、
コロリとダマされたぼくも、
うぶすぎた。
反省。