2013年12月6日金曜日

王座

先日のボクシングトリプル世界戦。

亀田大毅は負けたのに王座を失わなかった。

そんなの変だ、
やっぱり亀田一家はおかしい。

マスコミは怒ったし、
ぼくもそう思った。

でも、
どうやらそれは、
ぼくが無知なだけだったようだ。

詳しくない人のために、
ちょっと説明すると、
亀田はIBFという団体の王者。
対戦相手はWBAという団体の王者。

二つの団体の王者が試合することを、
統一世界戦といい、
勝者は統一王座につく。

ところが、
WBAの王者はあろうことか、
試合前計量で失格してしまった。

減量に失敗したのだ。

この時点でWBA王者は失格、
WBA王者ではなくなった。

そこで、
この試合の扱いが問題になった。

事前の説明は、
亀田が勝てば統一王者。
亀田が負ければWBAもIBFも王座は空席になる。

そういうことだった。

で、
試合は亀田の判定負け。

事前説明通りなら、
王座は空席になるはず。

だがならなかった。

そこで冒頭に戻る。

果たしてこれはどういうことなのか。

結論を言えば、
WBAの王者が計量で失格した時点で、
亀田は負けても王座を失わないことが決まっていた。

それは世界のボクシング界の常識だそうだ。

まぁ冷静に考えてみればそうだ。

相手は減量に失敗したのだ。

同じ体重で戦ってこそフェア。

重い相手と戦うのは、
階級の違う相手と戦うようなもので、
亀田の方が不利だからだ。

不利な条件で戦って、
負けたら王座を失うのは理に合わない。

負けても王者。

そんな一見おかしなことも、
実はもっともなのである。

問題なのは、
亀田が負ければ王座を失うという説明を、
鵜呑みにしたマスコミの無知であり、
謝った報道を黙認した日本ボクシング協会の方だ。

まぁ亀田側もこの大嘘に加担はしていたのだけど、、、

ベルトがかかっていなければ、
視聴率もとれないし、、、

嘘をついた方が悪いけれど、
コロリとダマされたぼくも、
うぶすぎた。

反省。

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