2009年8月10日月曜日

婚活

皇太子夫婦の長女が、
初めて映画鑑賞したらしい。


「HACHI 約束の犬」(ラッセ・ハルストレム監督)


いまどき日本でもあまり語られない、
忠犬ハチ公の話を、
なんでハリウッドが映画化することになったのか、
よくわからないけど、
主演のリチャード・ギアが日本びいきだというのは、
どこかで聞いたことがある。

そういえば彼、
Shall We ダンス?のリメイクにも出ていたなぁ。



皇太子は独身の時、
結婚相手に求めるものは?と記者に尋ねられ、
確か「価値感が同じ人」と答えていた。

「ティファニーで沢山買い物をされるようではちょっと」と、
いうようなことを言っていたと思う。

苦労に苦労を重ね結婚した雅子妃と、
価値観が同じだったかどうか、
今となってはよくわからないけど。



シューカツ(就活)という言葉にようやく慣れてきたら、
今度は「婚活」である。

結婚したいのに出来ない若い男女が、
世間には溢れているという。
価値観が一致する人の見つけがたさは、
皇太子並み(以上?)になっているのだ。

そんな若者に「婚活のススメ」を説いているのが、
自称ジャーナリスト白河桃子という人だと、
今晩の情熱大陸で初めて知った。

妥協じゃなく許容

出会ったら恋愛に走れ


セミナーやお見合いパーティーに呼ばれた、
「先生」が語る言葉は熱い。



「自己責任」という言葉は、
最近世間の風あたりが強いけど、
ぼくは昔からこの言葉をよく使ってきたし、
今でも基本的な考え方は変わらない。

自分が下した決断(と思える)なら、
結果が悲惨であっても納得できる。

何より、
自分で決断できるということ自体が、
とてつもなく幸せなことではないか。
その幸せに比べれば、
結果など問題ではない。

逆に今の状況が、
自分で決断したものでなかったら、
それがたとえ世間的に「幸せ」と呼ばれるものであっても、
ぼくはそう感じないだろう。

そういう考えで生きてきたから、
今のような自分なのだし、
そのような自分を引き受けることもできる。



とはいえ、
他人の忠告は大切だ。
特に親身になってくれる人のものであれば尚更である。

でも鵜呑みはいけない。
前にも書いたけど、
どんな有益な忠告に思えても、
ちゃんと咀嚼してからでないと、
消化できない。



さて、
白河桃子さんは、
悩める若者を親身になって心配しているのか、
単に飯の種にしているだけなのか。

以下、
彼女の著書一覧(ウィキペディアより)。

噂の「おみー君」劇場―平成お見合い新事情(岡林みかん共著、マガジンハウス、2000年)
結婚したくてもできない男 結婚できてもしない女(サンマーク出版、2002年)
こんな男じゃ結婚できない!―噂の「おみー君」劇場(岡林みかん共著、光文社、2003年)
幸せをつかむ国際結婚のススメ 「運命のヒト」は海の向こうにいた(小澤裕子共著、日経BP社、2004年)
「婚活」時代(山田昌弘共著、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008年)
「キャリモテ」の時代(日本経済新聞出版社、2008年)
跡取り娘の経営学(日経BP社、2008年)
結婚氷河期をのりきる本!(メディアファクトリー、2008年)

2009年

うまくいく!男の「婚活」戦略(PHP研究所)山田昌弘氏と共同監修
幸せになる!女の「婚活」バイブル(PHP研究所)山田昌弘氏と共同監修
あなたの娘や息子が結婚できない10の理由(PHP研究所)


●そのうち「一杯のかけそば」もハリウッド映画になるかも。

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