「救命病棟24時」というドラマが、
4年ぶりに再開するというので、
初回を見てみた。
江口洋介演じる天才的な医者と、
松嶋奈々子演ずる女医の、
先輩後輩コンビが、
様々な困難を乗り超えるということになるのだろうが、
HPのサブタイトルに、
「医療を、救命せよ。」
とあるように、
今の日本の医療が置かれた危機的状況で、
どう主人公たちが奮闘するのかが見せどころのようだ。
初回を見た限り、
過労死寸前の救急医師たちや、
それに付随する患者のたらい回し、
医療過誤訴訟など、
すでによく知られている事柄が、
その通り描かれているだけで、
役者の顔ぶれや演技も含め、
「コード・ブルー」の時のような興奮は感じなかった。
唯一面白かったのが、
医局長をユースケサンタマリアが演じていること。
計算高いだけの口先男のようでいて、
実は腕も滅法たつという役回りで、
そのキャスティングだけには笑った。
その医局長が、
「最近、患者さんに『ありがとう』って言われたことありますか」
と医師や看護士に問いかけ、
みな押し黙ってしまうシーンがあった。
「モンスターペイシェント」なんていう言葉も出てきたし。
命懸けで命を救って、
お礼のひとつも言ってもらえないようなら、
確かにやりがいがないよな。
そういえば、
大きな病院で会計の時「○○様」と呼ばれて、
ひどく違和感を覚えたことがあるけど、
どこの病院も、
今や患者は「お客様」の時代なのかもしれない。
ところで、
かかりつけの病院から「残暑見舞い」が届いた。
「いつもありがとうございます」と、
手書きの一文まで添えて。
いえいえ、
お礼を言うのはこちらの方です。
いつも本当にありがとう。
●ちなみに主題歌はドリカム「その先へ」。そうそう、「ぐるりのこと」に主演していた木村多江が看護師や九で出ていた●本当に久しぶりに、天満「じゃず家」でSATOKO(Vo)押領司由紀(P)宗竹正浩(B)引田裕路(Dr)らのライブ。選曲が渋くて、自分の世界を持ったボーカルだった。
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