二大政党制の実現を念頭において、
小選挙区制が導入されたのは1996年。
民主党が結党されたのは、
それから2年後のことだ。
11年かけて、
ついに衆議院第一党となった。
しかし、
感慨がさほど湧かないのは、
これで日本が2大政党時代を迎えるとは、
とても思えないからだろう。
「小沢チルドレン」ともいうべき若い候補が、
民主党の候補であるという、
ただそれだけの理由で易々と当選していく様は、
4年前の小泉チルドレンの時と同じである。
「小沢」にしても「小泉」にしても、
チルドレンは所詮子ども。
議員としての能力、
見識は全く未知数である。
これほど多くの政治の素人が、
いきなり代議士になるのは、
一種異様に映る。
民主党は霞が関改革を掲げているが、
こうした「政治素人」を大量に抱えた政党に、
果たしてそんな力があるのだろうか。
何せ相手は鉄壁の官僚組織。
急ごしらえの大部隊で歯が立つ相手とは、
とても思えない。
あっさり返り討ちに遭い、
次の総選挙で、
今回の自民のような憂き目にあう可能性は、
十二分に予想される。
本物の2大政党時代が来るとしても、
あと数回の総選挙、
つまりあと10年はかかるだろう。
●にしても小沢一郎という人は、どうしても総理になれぬ男よ。
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