2009年8月31日月曜日

民意

二大政党制の実現を念頭において、
小選挙区制が導入されたのは1996年。
民主党が結党されたのは、
それから2年後のことだ。
11年かけて、
ついに衆議院第一党となった。

しかし、
感慨がさほど湧かないのは、
これで日本が2大政党時代を迎えるとは、
とても思えないからだろう。


「小沢チルドレン」ともいうべき若い候補が、
民主党の候補であるという、
ただそれだけの理由で易々と当選していく様は、
4年前の小泉チルドレンの時と同じである。

「小沢」にしても「小泉」にしても、
チルドレンは所詮子ども。
議員としての能力、
見識は全く未知数である。


これほど多くの政治の素人が、
いきなり代議士になるのは、
一種異様に映る。
民主党は霞が関改革を掲げているが、
こうした「政治素人」を大量に抱えた政党に、
果たしてそんな力があるのだろうか。

何せ相手は鉄壁の官僚組織。
急ごしらえの大部隊で歯が立つ相手とは、
とても思えない。

あっさり返り討ちに遭い、
次の総選挙で、
今回の自民のような憂き目にあう可能性は、
十二分に予想される。


本物の2大政党時代が来るとしても、
あと数回の総選挙、
つまりあと10年はかかるだろう。

●にしても小沢一郎という人は、どうしても総理になれぬ男よ。

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