2009年8月29日土曜日

近代

「1Q84」の書評(感想?)が面白かったので、
佐々木敦の「ニッポンの思想」(講談社現代新書)を読んでみた。

80年代以降の本当に主だった思想家の流れを、
著者なりに読み解いた本だ。

○浅田彰
◎中沢新一
○蓮見重彦
○柄谷公人
△福田和也
△大塚英志
◎宮台真司
△東浩紀

以上7人なのだけど、
◎以外の5人の本は読んだことがない。
○は名前だけはよく存じ上げている方で、
△は失礼ながらほとんど知らなかった。

浅田彰の有名な「構造と力」は、
1983年発刊だそうだ。
ぼくが大学に入った年だ。

確かにこの種の本としては異常に売れて、
「ニューアカ(ニューアカデミズム)」ブームの、
火付け役になった本なのに、
ぼくはついに読まなかった。
たぶん立ち読みして、
とても手に負えないと思ったのだと思う。

「ポストモダン」なんて言葉も、
聞いたことはあるけど、
それが具体的に何なのかは、
最近まで知らなかった。

大学生以後の日本で、
このような思想の流れがあったなんて、
ほとんど知らないでここまで来た。

ポストモダン=近代以後ということは、
つまり現代ということではないらしい。

ぼくは現代人ではなく、
依然、
近代人ということだ。

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