「ROOKIES」の佐藤隆太を見ていると、
「教師びんびん物語」の俊ちゃんを思い出す。
夢にときめけ 明日にきらめけ
こんな台詞を思いっきり言える。
それがサマになる。
そんな日本人は佐藤隆太と(かつての)俊ちゃん、
そして松岡修造ぐらいではないか。
もはや絶滅危惧種といってもいい、
そんな熱血人間に、
なぜか心打たれ、
涙する自分がいる。
自分が自分であることに、
何の疑いもためらいもなく、
心と体が見事すこしのブレもない。
そういうことが若さなのだとしたら、
ぼくはとっくに若くはないなぁ。
たとえば、
磯﨑憲一郎と平野啓一郎。
ぼくとも年代の近い二人の作家について考察した、
「内なる他者の言葉」(永岡杜人、群像2月号)の末尾、
他者から到来し、他者性を隠してしまった内なる他者の言葉でしか世界も「私」も象(かたど)ることはできない人間の在りよう
などという一文にもまた、
ぼくは深く心動かされる。
話は飛ぶけど、
反捕鯨団体の活動って、
どうしてあんなに過激なのだろう。
先日のシー・シェパードの体当たりなんて、
ほとんど命懸けではないか。
捕鯨船に体当たりするこのSFちっくな船の、
上に見えるのは人だろ?
動物保護運動は様々あるけど、
どうして鯨だけこんなに過激になれるのだろう。
単なる文化や宗教の問題とはとても思えないし、
「反捕鯨は金になる」という論理も納得できない。
第一金になるからって命までかけないでしょ。
ひょっとして、
本当に鯨はSOSを出していて、
それを感じ取れる人がいるのではと、
思ってみたりする。
●「ROOKIES卒業」を借りて見たもので●俊ちゃんのドラマ名、間違ってたので直しました。
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